今、すごく気になる人がいる。
中高生だとこれは恋の始まり。
だが、中高年の私にとっては妬みの始まり。
だって、今気になるのは一組の夫婦だもん。
絶対に妬みが絡んでいる。
SNSのチェックがやめられない。
早く更新しないかなとチェックしている。
それなのに、奥山村の狭い世間だからフォローも出来ない。バレそうで!
昔のブログだったら、足跡を見られちゃうくらいの回数を覗きにいっているし。
良かった、今どきのインスタで。
えっ、最近のインスタもインプレッションした人を探れる機能ついてるの?
そこらへん、疎い、年寄りだから。
バレたら恥ずかしい。
って、
背徳感を抱えながらのインスタチェックが楽しすぎてやめられない。
インスタのストーリーだからもう見られなくて残念なんだけど。
ある衝撃的な映像。
夫さんが猟師なので
罠の免許しか持っていない農家さんに頼まれて猟銃でトドメを刺しにいったシーンが載っていた。
ドキドキするよね。
文章では美味しくいただくために急所を狙い静かに昇天させたって感じで書かれていた。
でも友人から
「あの娘(妻さんのこと)は嘘ばっかり書いているから信じちゃだめだよ」
と昨日諭された。
そこで、ようやくあのストーリーの不自然さに気づく。
夫さん、罠から離れた場所から猟銃を撃ちながらイノシシに近づいていってたよなあ。
昔、私が有害鳥獣の仕事で同行した時は猟師さんは近くに行って一発で仕留めていたよな。
夫くん、あんなに獲物に撃ったら火薬臭くて調理しても不味くなるぞ(だいたい鉛を数発打ち込んで大丈夫なのか、ジビエ肉は)
夫くん、猟師初心者なのかな?
いやあ、昔の奥山村猟友会には猛者がいたからかなあ。
高齢なのであまり射撃大会に出なかったらしいけれど、出れば断トツで優勝。
場数が違う。
彼の君は第二次世界大戦で大活躍した陸軍兵士だったとか。
生死が掛かった経験をしているから、止まっている的など狙わなくても当たるとまことしやかに語られていた。
その方を始め、少し野性味を帯びた猟師さんたちと比べるとひ弱そうなんだよね、夫くん。
猟銃を持つ姿もへっぴり腰に見えたし。
とにかく妻さんが書いている内容と実際の絵が違う!
っていう事実に気づく。
疑わないと人間は書かれたことを事実だと思いがち。
そんな愚か者は私だけか。
でも、この夫妻。他にもボロボロと疑わしい点が浮かび上がってきて間違い探しが本気で楽しい。
改めて考えると
いかがなものか、この私の卑劣で悪趣味な行為。
人間の片隅にも置いときたくないなあ。