睦美の短歌日記 -42ページ目

ひさびさー

ひさびさに日記更新しようかなー、と思って。
短歌をはじめて、はや?年(酔っぱらってて計算不能です)。
いくつかのスランプ?を乗り越え、ここ最近は、短歌に対する冒涜がはじまりました。
一首作るのに、一分もかけない、という。
や、一分は言い過ぎかも。
でも、お題見て、作ろうと決めてから、10分もかけずに作ってるのは事実です。

昔なら考えられない。

推敲に推敲を重ねて作ってた時期もあり、当時の私の信念からすると、冒涜だ。
でも、短歌に対するスタンスなんて、この数年ずーっとずーっとかわり続けてるわけだし、たぶん「今」はこれでいいんだ。
と、思っています。

2008年2月の投稿歌②

離れる
■手離してよかった 固執したけれどただの寂しさだった さよなら

ねがはくは
■願わくば再会したくなかったよ まだ幸せになれずいるから

二月十五日
■こんなにもふざけたバレンタインならどんなホワイトデーもこないさ

天文
■ふくろうの瞳はいまだ夜を知らず銀河を映し湖を向く

喘ぐ
■水底で浮上させてと喘いでもまだ苦しめと君の舌先

植物
■散り際でさえ美しくありたいか 桜もきっと、きっと臆病

料理を一品
■君という存在少し哲学に思えてピザをただ噛んでいる

缶コーヒー
■オザキより年上になる ぬくもりが百円玉では買えない時代

誕生日
■バースデーケーキに並ぶ蝋燭の二本ぶんしかまだ知らないね

まつ毛
■思い出すたびに心がちくちくちく 逆さまつ毛のような後悔

歌人の本棚
■ボロボロになった歌集は本棚の手の届かない特等席へ

敗北
■振り上げた右手を白いその頬に下ろせば俺の敗北である


■全身で受けとめている 罪人に杭を打ち込む悲しい君を

ファミコン
■かーちゃんはWiiもドリキャスもプレステもテレビゲームはすべてファミコン

秘密の場所
■酔っている君がこの場所忘れても私は忘れないよ キスして

2008年2月の投稿歌①

恐怖
■道化師がふっと真顔になったその瞬間を見た ただ怖かった

やけくそ
■別れない!いい思い出にしたくない!とことん君に嫌われてやる!

チョコレート
■校門でチョコを抱える君の前、無駄なドキドキしながら通る

悪口
■本人は言ったことすら忘れてる 巡り巡って届く悪口


■まるで砂 掬って一度は握ってもこの掌から落ちてゆく、愛

発見
■自分でも見えない場所にあるほくろ、母親の次に見つけたあなた

ストーカー
■三度目の無言電話で「お前か?」とあなたは言った ごめんね、ごめん


■振り向けばもう道は無い 前にしか進めぬ怖さに迷うな、行こう

お風呂
■胸元にぽたり一筋シャンプーの真白さまるで君の体液

ふんがい
■喧嘩する時は私と同じだけ熱くなってよ言い返してよ


■「決めるのは私じゃないよ、あなただよ」カリカリ梅をのんびりかじる

カクテル
■ため息と迷いに濁ったレッドアイ、言えない言葉とともに飲み干す

憎しみ
■持っててもどうにもならない憎しみを捨てるため来た有明の海

早春腑
■白骨化してく私も冬枯れの木々も等しく雪解けを待つ

エッチな歌
■目を閉じて沈めた自分の中指にあなたの指を重ね合わせて

占い
■マフラーは白にしていく 占いは信じないけど損はしないし

恐竜
■人類も永遠じゃない 恐竜の化石は驕りを諫めてくれる

いざよい
■一枚の絵画のようだ 十六夜の月を見上げる静物二人

失恋
■価値観の違いだなんてありふれた言葉で総括されている恋


■私だけ熱いみたいだ 降りだした雪にあなたは首をすくめる

風呂
■じわじわと爪の先から再生する 湯船の中で膝を抱えて

とける
■輪郭が溶ける 二人の境界がなくなってゆく 時を止めたい

人魚
■船底で夜ごと寝汗に濡れながら人魚と同じ夢を見ていた

人形
■二十年ともに過ごした人形が向ける非難の視線が痛い

オトマノペ
■どくどくと脈打つ君の心音が触れた唇ごしに伝わる

あて字
■たくさんの言い訳(言葉)は重ねなくていい 欲しいのはただ一言なんよ

モテねぇな~
■モテないよモテないよってうるせーよ 私にモテてりゃそれでいいじゃん

アルバム
■もう増えない写真 二人のアルバムは半分以上真っ白なまま


■神様へ 私をタバコにして下さい あいつのキスと依存が欲しい

恋の告白
■愛してる 言葉にすれば単純で、単純すぎて泣きそうになる