悲しいお知らせ | 死ぬまで生きる。それだけ!

死ぬまで生きる。それだけ!

乳がんサバイバー決定しました。

怪我をしてERから戻った日、

たった2ブロックをタクシーに乗ったため

メーターを倒し、現金で15ドルを請求されました。

 

私は普段から5ドル札を携帯ケースのポケットに入れていますが、

これ以上の現金は持ち合わせておらず、

夜中のシフトのドアマンが支払ってくれました。

 

昨日、その彼がステージ4の大腸癌になり、

それも末期でもう仕事に戻ることはないと聞きました。

独身、50歳、余命2ヶ月。

 

私は骨折のせいで外に出るのが大義で現金を下ろすまで時間がかかりました。

これにカードをつけて明日にも渡そうと枕元に準備していましたが

夜中のシフトの彼が遅くなってからでないと

フロントデスクにいないため、準備はしたものの渡さないまま。

 

それがこんなことに。

個人的にはつながっていないため、彼がビルに戻らない限りは

他の人から状況を聞くことはあっても

もう彼にお金を返すことはないでしょう。

 

きっと彼はこのことは忘れています。。。。

15ドルどころではないでしょう。

「覚えてるからね、と彼に伝えて」と日中のドアマンに2回伝えていましたが

"don't worry about it"と言っていました。

 

お金を借りた夜、こんな状態で現金ないからしばらくしたら返すね、ありがとう、というと

その時も"don't worry about it"と言っていました。

何だか随分、痩せたよねーといったら

ダイエットをしたんだ、と言っていました。

 

他のドアマンに聞くと、彼はダイエットなんてできるタイプではないと。

確かに、10年以上は働いていたけれど、

その間痩せていたのはみたことがありませんでした。

今回の前にあったのは、3ヶ月前くらいでしょうか。

 

つまりは、体の調子が悪いのにだまだましで、その間、

体は癌に蝕まれ、あっという間に体重が減ったのでしょう。

 

彼の残された日々が痛みのない穏やかで、

家族友人など愛する人に囲まれたものであることを

願ってやみません。

 

なんて悲しいことでしょう。。。。。