キャンセル・カルチャーへの逆襲 | DANの阪神などのブログ

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ブログを始めてもすぐ飽きてしまうので奥さんに譲渡したものの、奥さんも飽きてしまい数年放置していましたが、もっかい始めてみようと思います。阪神の話題が中心になる予定。

先日、恐ろしい夢を見ました。

詳細は不明ながら、どうやら私が近日中に死ぬらしいという状況になっているんですが、それを受けて何故か周りの人たちが私が生きていた痕跡を消去していくんですね。

当ブログは言うに及ばず、私が歌っている動画や録音とか、好きだった本やグッズとか、果ては家族との思い出の写真データに至るまで徹底的に消去され、私がこの世に存在したこと自体なかったことにされていく、という夢でした。

深夜2時頃にこの夢で目が醒めて、恐ろしいやら悲しいやらでしばらく眠れなくなりました。

そりゃ人が死ねばいずれはその人の生前のものも失われていくだろうし、人の記憶からも徐々に消えていくのは仕方ないことではありますが、他者から寧ろ積極的に消しにかかられるとなると意味合いは全く異なります。生前どんな悪業を重ねればこんなただ死ぬより遥かに恐ろしい刑罰を食らうのかと思ってしまいますね。

まぁ、恥ずかしいので死ぬ前に処分しておかなきゃと思うようなエロいやつとかもあったりはしますが。


さて、昨年この日本で、本人は既に死んでいながらも、私が見た夢とリアルで全く同じ目に遭った人物がいました。ジャニー喜多川氏です。


米BBCの番組に端を発し、被害者と称する当事者の会なるものがいきなり立ち上がり、ジャニー氏の存命中は何も言っていなかったマスコミが急に総出でバッシングを始め、結果国内有数の芸能事務所がほんの数ヶ月で消滅させられるという、まさに異常としか言いようがない騒動でした

尚、ジャニーズ事務所の100%株主でジャニー氏の姪にあたる藤島ジュリー恵子氏はこうコメントしています。

「ジャニー喜多川の痕跡を、この世から一切、無くしたいと思います。」(←何?その「サウザー、貴様の髪の毛一本もこの世には残さぬ!」みたいなセリフ、、)


自分の死後、自分の身内からこんなことを言われるって、これ以上の地獄はないなと思いますね。


先に言っておきますが、私は兎に角芸能ネタに疎く、喜多川氏にもジャニーズの所属タレントたちにも特段何の思い入れもないですが、本件に関しては行われたことがあまりにも非道過ぎて、憤りの感情しか湧いてこないです。ましてやファンの方だったら余計にそうなのではないかな?


ちなみにジャニー喜多川氏は、「最も多くのコンサートをプロデュースした人物」「最も第一位のシングル曲をプロデュースした人物」として、2010年にギネス世界記録に認定されていました。たとえその背景でどんなことが行われていたにせよ、日本の芸能という文化の発展に大貢献した人物であることは紛れもない事実です。

ところが、本人の死去から4年が経過した昨年、突如発生した一連の騒動によりギネス記録からは抹消、ジャニーズ事務所も消滅し、ジャニー氏が生前一代で築き上げてきた文化は極めて短期間で完全になかったことにされてしまいました


このように、特定の文化に対し、作った人物の過去の言動などを問題視し、まるで予定や予約を取り消すかのように丸ごとなかったことにしてしまう運動のことをキャンセル・カルチャーと言うそうです。


前回まで私は、日本の文化を末長く世界中で愛されるものにする為に、日本版ディズニーランドというべき大規模テーマパークを作ろうという記事を5回に渡って書いてきた訳ですが、キャンセルカルチャーはそれとは完全に真逆の文化破壊運動と言ってよく、いついかなる文化がターゲットにされて消滅させられるか分かったものじゃないという極めて危険な動きだと思っています。


ジャニーズに話を戻しますが、兎に角この騒動は何から何まで異様でした。

第一に、被害者を名乗る者達の胡散臭さが異様。


そもそもいい年をしたおっさんが、10年以上前に実は性的イタズラをされてましたなどとよくもまあ今更恥ずかしげもなく人前で語れるものだなと呆れてしまうのですが、仮に彼らの言う事を100%信用したとしても、もっと気の毒で救済すべき人なんかこの世の中に幾らでもいるよな、としか思いません。

実際のところ、彼らに心底同情しジャニーズに本気で怒っている人などほぼいないどころか0人説まで有り得ると私は踏んでいて、彼らに同調してジャニーズを叩いている人間の大半は、元々ジャニーズに良くない印象を持っていて、ここぞとばかりに他者を攻撃して引き摺り下ろす欲求を満たしたいとか、正義漢ぶって悦に入りたいみたいな、そういった醜悪な心理が働いているように感じます。


勿論、そんな連中に大好きなものを潰されてはたまったものではないとファンの方などから当事者の会の不審点はSNS上でいくつも指摘されています。

例えば同会代表の平本淳也は、この騒動の発端となったBBCの番組でインタビューされた際、「僕はそこまでやられてない」「被害も何もあっていない」と発言していた他、ジャニー氏の葬儀にも参列し遺影と記念撮影して「ジャニーさん、ありがとう!」というツイートもしていました。

それが、舌の根も乾かぬうちに、35年間ジャニー氏の性加害と戦い続けた被害者代表ということになっており、平気で嘘をつく人間だなという印象しか受けません。


また、同会があからさまに金目当てなのも疑いようがなく、副代表の石丸志門が「お金目当てです!」ときっぱりと言い放ち、旧ジャニーズの面々が能登半島沖地震の被災者に義援金を出して炊き出しを行った際も「その金は我々に渡すべきだ」とのドン引き発言をするなど、清々しい程の銭ゲバっぷりをもはや隠さなくなっています。

こういう連中を可哀想な被害者として扱うこと自体無理があると思いますが。。


第二に、マスコミの吊し上げ方が異様。

昨年の9月と10月に2度に渡ってジャニーズ事務所の記者会見が行われましたが、その場におけるマスコミ側の暴走っぷりは正視に堪えないものでした。

史上最大の性加害事件と断じる者がいたかと思えば、ヒトラーやスターリンに匹敵する犯罪者呼ばわりする者もいて、死人に口無しなのをいいことに正義側に居るという立場に自己陶酔して言いたい放題言っているだけにしか見えませんでした。こんな価値判断が出鱈目な人間しか今のマスコミには居ないということに日本人はもっと危機感を持つべきでしょう

中でも酷かったのは言うまでもなく東京新聞の望月衣塑子ですね。元々とびきり悪い意味で非常に有名な記者でしたが、件の会見での暴走っぷりで一般的な知名度も相当上がったことでしょう。

質問回数や質問時間など会見のマナーやルールも一切無視してジャニーズ側に性加害への自白を執拗に迫るその有様は、普通の感性を持った人なら間違いなくドン引き。NGリストに入れられていたと騒いでましたが、寧ろ出禁にしても本人以外から文句は出ないと思いますが。

まぁ望月衣塑子が記者という肩書を持った単なる極左活動家なのは周知の事実ですが、他のマスコミも似たり寄ったりで、その多くが記者会見をマスコミが悪と認定した人や組織を私刑(リンチ)してよい場と勘違いしており、そこに真実を追求するジャーナリズムの役割は全く期待できません。


そして第三に、ジャニーズ側の無抵抗ぶりが異様。


そもそも、仮にジャニー喜多川氏が生前どれほどの非道を行っていたとしても、本人の死後に事務所の所属タレントが責任を取らされるというのは全く筋違いな話で、寧ろそちらも被害者と認定されるべき立場である筈でしょう。

にもかかわらず、自称被害者やマスコミの吊し上げに一切反論せず、寧ろ彼らと一緒になって故人となったジャニー氏への批判を繰り広げました。

会社の不祥事として平身低頭謝って世間の許しを請おうと考えたのでしょうが、結果どうなったかと言えば、ジャニーズ事務所は解体自称被害者たちへは証言のみで法を超えた無制限の補償を約束させられ所属タレントたちはテレビを始めとするメディアへの露出が不可能になりました

採った対応があまりにも悪手過ぎて全てを失ったとしか言いようがないですね。


大体において、東山紀之にしても井ノ原快彦にしても、マスコミや自称被害者と一緒にジャニー氏を叩くというのが自らのアイデンティティの否定だということが分かっていないです。

だってそれって、自分らはただジャニー氏に寵愛され性加害を受けた見返りに露出させてもらってただけで、タレントとしての実力や魅力があった訳ではありませんって言っているようなもんでしょ?

もし本当にそうなら全てジャニー氏のお陰で今の地位にいる訳だから恩知らずもいいところだし、違うと言うならあの人は性加害関係なくちゃんと才能を見出してプロデュースしてくれていたと擁護すべき話で、どっちにしろマスコミや自称被害者たちと一緒になって叩いているのはおかしいですね。

これはジャニー氏に対しての忘恩行為であるのと同時に、応援してくれているファンに対しても失礼極まりない行為だと思います。

しかも自分らのようなアイドルを目指していた後輩たちもジャニーズ事務所には多数いた筈ですが、その行動の結果として、少なくとも彼らがジャニーズ事務所からトップアイドルになる道は完全に奪われてしまいました。どう見ても、本当の被害者はこっちでしょうが。

ここで事務所の先輩のヒット曲にちなんでひと言。

この愚か者が


このように、異様過ぎる三者の競演により、ジャニーズに関してはまんまとキャンセル・カルチャーが達成されてしまいました。

もう、日本にジャニーズという文化が復活することは未来永劫ありません。


キャンセル・カルチャーというのはこのように、人権を絶対的真理とし、法的根拠も全く必要とせず、時効や法の不遡及、推定無罪などの原則も適用されず、被害者を名乗る者の証言を一切検証せずに事実として扱い、ターゲットとされた文化を根こそぎなかったものにしてしまうものです。恐ろしい。


何でこんなことが行われるかというと、キャンセル・カルチャーが左翼による政治活動だからです。

左翼というのは要は共産主義者の成れの果てですから、平等をカルト的に追及し、富や権力が突出した者は引き摺り下ろそうします(但し自分が持つ権力については都合よく例外視します)。

人こそ殺さないものの、やっていることは完全に文化大革命で、望月衣塑子とかは共産主義に異を唱える者を殺害し文化物を破壊しまくった紅衛兵みたいなもんでしょう。


マスコミを牛耳る左翼は、ジャニーズを潰し、更に返す刀で次のターゲットも狙いました。それが宝塚歌劇団であり、松本人志であり、伊東純也だった訳です。

但し、それらがジャニーズと決定的に違ったのは、仕掛けられた側が徹底抗戦の構えを取ったことです。


ジャニーズがあのようにベタ降りし、なすがままキャンセル・カルチャーの餌食となったのは、どうやら会見に同席していた弁護士の入れ知恵だったらしいです。そもそも弁護士が「法を超えた補償」とか言っちゃってる時点で存在意義が甚だ疑問ですが、招かれた結果からして敵側の回し者だったのかなと。弁護士にも左翼多いですからね。


一方、団員の自殺をパワハラによるものとマスコミに決めつけられ、次の標的として危うくキャンセルされそうになった宝塚歌劇団ですが、こちらは弁護士がちゃんと法に則った手続きを粛々と進めたらしく、今では一切話題に上がらなくなったので、どうやらキャンセルされずに無事逃げ切った模様です(逃げ切ったというのも語弊があるけど)。


そうしたら次は週刊文春松本人志を、週刊新潮伊東純也を標的にキャンセルを仕掛け、結果松本人志はテレビに出られなくなり、伊東純也は大事な代表戦を欠場させられその後日本代表に招集されなくなるなど、両名とも甚大な被害を被りました。

どちらも、被害者を名乗る女性の証言のみを事実として扱った週刊誌記事にスポンサー企業や主催団体が過剰反応した結果であり、何の法を犯した訳でもないのに週刊誌に処罰されたようなもんです


尚、松本人志の件に関し、文藝春秋社の総局長新谷学がインタビューに応えているのですが、

本件を刑事事件として立件するのは不可能」だけど、「被害者が泣き寝入りしないように我々がやる」とし、「捜査機関ではないから根拠が揃わなくても記事にできる」とした上で、「強者に一太刀浴びせることが大事なこと

なんだそうです。


これは本当にとんでもない発言で、法的に罪に問えずどんな根拠の薄く信憑性のない証言であっても、自分らが記事にして強者にダメージを与えることはいいんだと完全に開き直っています。

要は、これからも私刑していきますよ宣言ですね。


文春砲だなんだと持て囃され増長し尽くした、弱者の味方面した厚顔無恥の権力者の姿がまさにこれで、報道被害を与えることに対する責任感もなければ、誤報をしてはいけないという最低限の自制心すら持ち合わせていないことがよく分かります。

こんなののせいで芸能人生命が断たれようとしている松ちゃんが気の毒でなりません。


ただ、松ちゃんにせよ伊東選手にせよ、事実無根として徹底抗戦の構えを見せており、その後の各紙の報道を見る限り冤罪である可能性が高いように思います。また世論の雰囲気も、ジャニーズの時は一緒になって叩く意見が大半だったように思いますが、松ちゃんの文春記事に関しては懐疑的な意見も散見され、伊東選手の件に至っては日本敗退の要因として寧ろ新潮側が総スカンを食らっている状況に見え、ひっくり返せそうな感じにはなってきていますね。


キャンセル・カルチャーにより文化破壊を仕掛ける左翼マスコミは日本文化発展の敵なので、文春や新潮にはこの際億単位の損害賠償取られて廃刊されるくらいのペナルティを食らえばいいと思います

第二のジャニーズを生まない為にもね。