髙田クロエですスター

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今日は、本のレビューをします。


FACT  FULLNES





10個の本能を抑えることが、
事実に基づいて正しく世界を見ることができる、
未来を予告すること、
危機に対応することができるそう。

(思い込みを排除するのではなく、コントロールしていく、ということを教えてくれています)


私たちが学生の頃に教科書に載っていた記憶にある、
水道も電気もない、
ライフラインの設備がない貧しい国は、
生活水準のレベルは当時より上がり、平和になっているのを知っていますか?

(わたしは、え、あ、そうなんだ!とこの本を読んで知りました。)


事実という、
生活水準のレベルの変化を知らないでいる。

それは、思い込みのせい、からきている。

それは、10個の思い込みが、
私たちの中に、本能として、知らず知らずにあってしまうから。


この思い込みのせいで、
世界が良くなっていると思えなかったり、
固定概念で、判断したり、
その情報を元に、
人生の選択をしようとしたりしてしまうのだそう。


こんなことありませんか?


小さいころ、テレビで見た世界のニュースの中で、

貧困、貧しい暮らしの風景をみた記憶が、

何十年経った今でも、

当時と変わらず、遠いあの国の人たちは貧しいんだろうなぁ…という思い。


何も疑わずにこんな思いでいませんか?


無意識に思い込んでしまっている、

世界のこと、

社会のこと、

情報からの刷り込みからできた思い込みに気づかせてくれます。



帯タイトルには、

あなたの常識は、20年前で止まっている?!

とかかれていて、ドキッ。


私は出生率について、とても興味深かったです。

それは、
子供を持つか、
子供を何人持つか、
と考えたことがあったから。

子供は今後増えていくのか?

減っていくのか?


世界的にも少子化って本当なの?
それは良いことなの?良くないことなの?
どうして起きるの?

と言った事実を元にどうなのか、を知ることができます。


もう少し早くこの本と出会っていたら、
子供を持つことを、多くの視点から考えることができただろう、と思います。


世界の出生率が下がったのは良くないこと、
という一辺倒ではなく、
共働き世帯が増えたから、
女性の社会進出が増えたから、
というニュースや政治の政策の視点だけではなく、
生存率を伸ばせる環境、(予防接種など)が整ってきたから、
子供をたくさん産まないと、そのうちの何割かは幼くして亡くなってしまう時代ではなくなった、
という、過去からの変化した姿を見落とすことにもなってしまうようです。





世界はだんだんよくなっている。


これは本当だろうか?


という、漠然としたイメージから、

なぜ、そうなのか、

だから、どうなっていくのか。


と考えられるようになる。



それを、知ったところで何になるの?

どうでもいいわ。

と思いそうだけど、


これから世界はどうなるのか?

今豊かな国は今後どうなっていくのか?

維持か、衰退か、繁栄か…、

と、考える視点をくれます。



世界に貧困はまだあるのは確かで、

助けを必要としていることも確かで、

貧困は減っているから助けなくていい、

という話ではなく、

今、私たちの住む世界が変わってきたことも、

遠いどこかの、過去に見た貧しい国も変化していること。

という事実に目を向けることは、

とても大切なことだと、わかります。


豊かになる過程には、
過去からの変化があり、
どこか遠くの貧しい国も、
私たちの記憶にある過去からの変化がある。


変化を見ることなく、
過去の止まったままの記憶をもとに判断材料にしてしまうことでおきる問題たちは、
この思い込みからくるのだと教えてくれます。


ニュースも、
世界には悪いニュースだけでなく、
同じくらい良いニュースもある。

だけど、
人間にはそもそも恐怖本能に反応しやすいから、
悪いニュースの方が、受け入れられやすい。

だから、
悪いニュースの方が多く取り沙汰されるのも仕方ない。

だから、情報の選別は大切で、
ニュースも受け身でいると知ることはできない、
『良いニュースもあるはず』、
と探してみて、はじめて、
事実に基づく世界を知ることができる。

定期的な知識のアップデートは、
情報を疑う力自分の頭で考えるという自分の成長にも、
無知を認めるキッカケにも、
世界の変化にも気づかせてくれる。

事実に基づく世界の見方を教えてくれる一冊です。



思い込みのせいで、見えなくなっている、

あなたがこれから選ぼうとする人生の選択を、

望むほうに進んでいける、

大きなヒントをくれるかもしれません。




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