ノスタルジック… | The Sam's Room

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新しいモン

 

それはエエわなぁ~

 

 

なんでも新しいモン、ちゅうんはエエもんです

 

 

昔から…

 

畳と女房は新しい方が良い

 

…なぁんて

昨今ではプ~なコトワザもあるくらい?

 

畳は

新しいのが良いですね。

 

あの色

あの香り

 

とても気持良くて

新しいのって…

あぁ、イイなぁ~

…って素直に喜べます

 

 

女房も新しいのが?

ははは…

 

昨今はジェンダーやコンプライアンスとか

なんやかんやでそんなこと言うと『プ~』

…だけでは無く、社会から抹殺!?

 

 

でも、ホンマの意味は…

女房が新しい、というんは

新婚当初の新鮮な気持ちを

いつまでも持ち続けることが大事

…という意味なんやろな、きっと

知らんけど…

 

 

 

ま、そんな言葉はありますが

逆の表現も随分多いですよね

 

 

女房と味噌は古い方が良い

 

とか

 

女房と鍋釜は古い方が良い

 

とか

 

医者と味噌は古い方が良い

 

 

…なぁんていうんがある

 

 

 長年経験を積んだ古女房や

熟成された味噌はというのは

深みが増して良質なものになる…

 

とか

 

長年連れ添った古女房や

使い慣れた道具は味わい深く

愛着がわいてくる…

 

とか

 

 

 経験豊富なお医者さんや

長く熟成された味噌は

信頼できて良い味になる

 

…ちゅうことやな

 

 

 

なんでも

新しいモンがエエちゅうこともない

 

 

昨今は

『レトロ』とか『ノスタルジック』なぁんて言うて

若者の間でも古いモノがもてはやされたり

懐古主義的な風潮もある

 

 

そもそも

機械や設備やクルマも含め

新しいモン = 最新テクノロジー

…が詰まっているので

進化して良くなっていることは間違いない

 

 

でも、人間ちゅうんは不思議なモンで

 

古くて不便で使いにくいモノなのに

それが好き、それがエエ

なぁんていうヘンタイも多い

 

 

クラシックカーもそうやな

安全安心使いやすい新車がエエに決まってるのに

ワザワザ古くて使いにくくて不便な古い車が好き

絶体に『ヘンタイ』やな!

💦

 

それはワタシのことです

ははは…

 

古着もそうかも?

 

新しい服はデザインも良く

気持良いもんやけど

 

あえて古着!?

 

ま、ヘンタイの部類になる?

…かな

知らんけど

 

 

 

そんなこんなの古いモノ達

 

 

ワタシの

例の山里の

例の古民家宿

 

 

これも古い

 

明治アタマの建築だから

約150年経った古民家で文化財になってる

 

 

ここには古いものがたっぷり

 

…ちゅうか古いモンだらけ

 

 

建物も建具もみんな150年前のモン

 

だから今の時代に合っていないのかもしれんけど

昔のマンマでレトロというコトバや

ノスタルジックなぁんて

そんなコトバがピッタリ

 

 

 

今の時代は窓や扉はアルミサッシュなどで

ピシッとピッタリと機密性は高いけど

古民家は紙と木で出来ていて

すきま風は入るし

破れたたりもする

 

 

ま、ソコがエエトコと言えばエエトコなんやけど

 

 

で、イチバン面倒などは定期的に

メンテナンスをせんとアカンと言うこと

 

 

障子などは特に!

 

 

小さなコなどは障子紙を破ってしまうし

扱い方で破ってしまうことも多い

またある程度年数が経つと黄ばんできたりもする

 

そんなこんなで

障子の張り替えをしました

 

 

 

 

まずは古い障子紙を剥がす

 

今は便利になって『障子はがし剤』というんが売ってる

 

これを障子の桟に塗って紙を剥がします

 

これが案外面倒で難しい

 

障子紙が桟に強烈にくっついているところがあって

古い障子の建具なので木も古くなっているので

紙にくっついて桟の木が剥がれていくこともある

 

わかるかなぁ~?

 

 

そんなこんなで

障子紙をキレイに剥がします

 

 

 

 

そうは簡単にキレイに剥がれないのです

 

けど…

 

キレイに剥がさないと

キレイに張れない

もんね

 

 

 

そんなこんなで

障子糊をつけて紙を貼っていくのですが

今回はひとりでの作業

 

これがタイヘン

 

二人いると上下左右引っ張り合わせながら

ピシッと張れるのですが、一人ではなかなかきっちり張れません

 

何度かの経験で良い方法を発見しました

 

 

写真では写せていないのですが…

 

 

障子の一番下のトコロで障子紙をテープなどで固定して

下から上に張り上げていうという方法

 

これだと割合ピッシリ張ることが出来ます

 

 

ワカルカナァ~

ワカンナイダロウナァ~

 

 

ま、置いといて

 

 

そんな方法をあみ出しました

エエカンジ

 

 

 

…ちゅうことで

 

 

 

 

この日は8枚を張り替え

 

 

モチノロンロン

最終仕上げは霧吹きで水をかけ

乾くと障子紙がビシッとなります

 

 

で…

 

 

ここで小技

 

 

障子は桟がある方は手をかけて

開くことが容易に出来ますが

障子紙を貼った方は手をかけるところが無い

 

 

だから

こんな技を使います

 

 

 

手をかけるところ一枚を裏の桟から張って

表の障子紙に切り込みを入れる

 

こんな生活の知恵的小技

 

 

誰に教わったのでも無く

見よう見まねでやってますが💦

 

 

 

 

こんな感じ

 

 

そんなこんなで

障子紙が新しくなりました

 

 

気持ちいいな

 

 

 

古い家には古い建具

 

 

紙と木と藁で出来た古民家

 

 

夏は涼しく…

 

 

日本の風土に合ってます

 

 

 

今、こんな建物を建てると

一体いくらかかるんやろな

 

とんでもない価格になるかもしれン

 

そして茅葺きは今の法律では絶体に建たれヘン

 

そういう意味では貴重なモン

 

 

 

この古民家を守り引き継いでいく

 

そんな使命もあるみたいです

 

 

 

 

…ちゅうことで

 

ほな

また

 

チョキ