さようなら、スプライト…。20年の思い出をありがとう…。 | The Sam's Room

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♪ あるはれたぁ~ ひるさがりぃ~ ♪
♪ いちばへぇ つづくみちぃ~ ♪

中略

♪ ドナドナドナぁ~ どぉなぁ~ ♪
♪ ドナドナドナぁドぉ~ ♪



ドナドナ…

ドンナンだぁ~!?

ドナドナ…



  ある晴れた 昼さがり 市場へ つづく道
  荷馬車が ゴトゴト 子牛を 乗せてゆく
  何も知らない 子牛さえ
  売られてゆくのが わかるのだろうか
  ドナ ドナ ドナ ドナ 悲しみをたたえ
  ドナ ドナ ドナ ドナ はかない命


仔牛が売られていくんですなぁ…
悲しみが深まるのです。

ホントの意味はムッチャ深いのですが、それはさておき…。



売られていくのです。
今まで一緒にいたのに…
売られていくのです。

悲しみをたたえつつ…。




そう…。

ワタシにもこんな『ドナドナ事件(!?)』がつい先日ありました。

20年もの長くに渡りワタシのウチにいた『英国娘(?)』が遂にウチを去って行ったのでした。




思い起こせば、もう20年も前になるのですね。


ワタシのトコロに来た英国娘は当時もう既に『37歳』でしたが
キュートなその容姿はムネときめく魅力がありました。


1959年生まれの英国娘はブリティッシュグリーンに身を包み我が家にやってきたのです。

彼女の名前は…

オースチン・ヒーリー・スプライト

20年前の写真がこれ…、ですね。

イメージ 1


オースチン・ヒーレー・スプライト


イギリス製スポーツカー

わずか1000ccの排気量ですが、軽い車体ゆえ走りはそんなに遜色なく、
しかもハンドリングが抜群で思った方向にスパッと曲がる走行性能は感動モノ。

しかしながら…

老体ゆえ、手入れを要する箇所も多く、
足回りをやり直したり、ミッションのギアを交換したり、
電気系統や、ラジエター修理など手がかかったことも事実。


でも、乗った時の楽しさは抜群でした。



そんなスプライトでしたが、実用車では無く、
クーラーやヒーターも無かったので乗る機会はそんなに無かったなぁ。

ほとんど車庫で寝ていることばかりだったのでしたが、タマにはコイツとお出かけ…。

イメージ 2



















イメージ 3


















ヒーレー・スプライトは『カニ目』と呼ばれています。

ほら…

イメージ 4


 目ンタマがひょこっと飛び出して、まるでカニの目みたいだから。

でも、本国イギリスでは『フロッグアイ』、カエルの目と呼ばれてます。

個性的というか、特徴的というか、まぁ、普通じゃない顔つきです。


で、そんなスプライトですが、ウチにいてもジャマでも無ければ、離す気も全く無かったのですが、
数年前から知人からのラブコールがあったのです。

是非譲って欲しいと…。

このクルマにはほとんど乗っていなくて、車庫で眠っていることが多く、もったいない。


クルマは乗ってナンボです。
飾っておくだけ、置いておくだけではダメ。

本来走ってナンボのモノですから、乗らないのはクルマにも気の毒かという思いもあったのです。

で、遂にその知人からのラブコールに負けて…

ドナドナ…

20年間、我が家にいたスプライトは、彼女に恋い焦がれていた知人宅にお嫁入りと相成った次第。

ドナドナの日…

イメージ 5


みんなに見送られつつ…

新しいオーナーが自らハンドルを握り…

イメージ 6


新所有者の元へと行ってしまいました。

売買…

ちゃう…

バイバイ、


バイバイ、
バイチャ、
さよなら…

新しいオウチでかわいがってもらいなさいね。

20年間の思い出が走馬燈のように… ナンチテ。


ではでは。

バァ~イ…。


パー


チョット悲しいかも…。