ワタシは焦っていた。
早くランチにしなきゃ…、と。

時計を見るとも13時…、午後1時ヤンか!
アカン、アカンでぇ~!
早くランチにせんと、アカンでぇ!
早く…
早く…
早く…
でも、
オナカが空き空き、めっちゃお腹ぺこぺこ状態では無く、
早く食いたいどぉ~、という超空腹的切実感は全く無いのだ!
にもかかわらず…
では…
なぜ…
なぜ…
そんなにランチを焦っているのか…、って?
実は…
何を隠そう、
なんにも隠せヘンけど…
『備え』なのです。
『準備』なのです。
夜ご飯への準備!
そうです、北海道 にやってきているのです、ワタシ。
北海道…

そこは食の宝庫じゃないですか!
北海道…
そこには美味しいモンがイッパイ待ってるどぉ~。
北海道…
美味しい酒と美味しい料理が待ってるンやで。
美味しい酒と美味しい料理が待ってるンやで。
故に…
ランチが遅くなればなるほど、
今夜に食べるであろうステキで美味しい料理が、美味しくなくなっちゃう。
今夜に食べるであろうステキで美味しい料理が、美味しくなくなっちゃう。
ランチが遅くなればなるほど、
夜になってもお腹が空かず、今夜味しいモノが食べられなくなっちゃう…のではないかという切実な不安!?
夜になってもお腹が空かず、今夜味しいモノが食べられなくなっちゃう…のではないかという切実な不安!?
あはは…
アホやな。
実に退廃的な悩みやな。
ま、とにかく…
夜のお酒と料理が楽しみなので、早めにランチを済ませて、
オナカを夜の食事に合わせようという魂胆!?
だから…
早くランチにしないと、夜に食べられヘンようになるがな!
えっ!?
だったら昼を抜いたらエエねん…って!?
ん~、その通り!
セ~カイですけどねぇ…
セ~カイですけどねぇ…
でも、
しかし、
but…
せっかく北海道に来ているのですぞ!
北海道に滞在する日数はたったの『3日間』だけなのです。
だから、こういう計算式が成り立つ訳ですよぉ。
(1日目(昼食+宴会夕食))+(2日目(朝食+昼食+宴会夕食))+(3日目(ブランチ酒宴))=6食
どや!
6食やで。
6回ですぞ!
6回ですぞ!
たったの6回やデェ。
せっかく北海道まで来て、美味しいモンをたったの『6回』しか楽しめないのですぞ!
故に…
1回でもムダには出来ん!
チカラが入るのです。
ははは…
どうもレベルの低い話しですな。
低俗です…
低俗です…
食い意地が張ってるだけヤン…とお思いの方、実は…
その通り!
当たりです。
当たりです。
恥ずかしながら『食い意地』が張ってるのです。
… … … ■ ■ ■ … … …
そんなこんなで…
新千歳空港に降り立ったのは既に午後1時。
普通に言うランチタイムは終わったも同然の時間ですぞ。
夜に備えて…
はよ、ランチせんとアカン!!!!!
焦る…
焦る…
焦る…
焦る…
焦る…
夜に備えて、焦る…!?
ホンマ、アホやなぁと自分で思いますが…。



新千歳空港から札幌まではJRで40分ソコソコやな。
ちゅうことは…
いくら遅くても午後2時までにはランチできる…かも!?
いくら遅くても午後2時までにはランチできる…かも!?
急げ、急げ、JR。
急げ、急げ、快速エアポート号。



ガタゴトガタゴト、ビュ~ンビュン。
JR快速エアポートは札幌駅目指して快走します。
電車の中で思いが巡る…

なに食べよか…。
あはは…
やっぱりソコ!?
やっぱりソコ!?
北海道 = 美味しいモン = 早く食べられる = 手軽なモン = 寿司 or ラーメン
そんな『イコール・マーク』が頭の中で入り乱れます。
札幌に着いたら一番近いお店に行こ。
ということは…
札幌駅の中????
札幌駅の中????
で、しかも北海道らしい食べ物で手軽???
やっぱり、ここは…
ラーメンか!?
北海道 = 名物 = 直ぐ食べられる= 美味しい = ラーメン



おぉ!
キレ~に図式が並んだ!!!!
もうイッチョ!
札幌駅 = 駅直結 = エスタ10F = 札幌ら~めん共和国
オォ、見事に図式が並んだ!
そうです、札幌駅直轄のエスタ10Fにある『ら~めんテーマパーク』のようなところ。
ここが電車に揺られながら、ワタシの頭の中にパッと出てきました。
ここやな…
ココに行こ…
ココに行こ…

そう思い立つと、頭の中はもう『ラーメンだらけ』になっちゃいます。
そう、まるで『ラ~メン大好き・小池さん』状態なのでございます。
覚えてますか、小池さん…。
藤子不二雄の漫画『オバケのQ太郎』に出てた
ラーメン大好きキャラクター。
ウンチクを語れば、
『小池さん』は元々小池さんではなくて、『小池家に下宿している鈴木さん』だったそうな。で、彼の下宿先の表札をマンガの中で『小池』とていねいに描いたもんだから、そこから『小池さん』が定着したのだとか。
まぁ、ド~でもいい話ですけど。
【話しは元に…】
で、焦るワタシを乗せた電車は札幌駅に到着、
もちろん迷いなどございません。
いざ、エスタ10F。
いざ、札幌ら~めん共和国
いざ…
いざ…
いざ…
いざ…
いざ…
その行く手を遮るようなエレベーターの大混雑。
乗れない…
このままでは時間のロスだ…
じゃ、上に行くのがイッパイなら、ひとまず下行きに乗って、上に行けば…
という手段に打って出て10階までGO!
といかく、早く目指せ、10階!
そう、その目的地は直ぐ目の前なのです。
いざ…
いざ…
いざ…
いざ…
いざ…
着いたどぉ~!
ここが『札幌ラ~メン共和国』

およよ…
どやさ…
こらさ…
どやさ…
こらさ…
この人の多さは何?
どぼじたの?
みんな他に行くトコないんかいな?
そんで…
ほとんど全てのお店は…

ドエライ行列ヤンか!
メッチャ長い行列ヤンけ!
メッチャ長い行列ヤンけ!
たかがラーメンごとき(失敬!)にこの大行列は、どぼじたのぉ?
昼時も過ぎて2時ちょっと前だというのに大行列なのです。
こりゃヤバいでぇ。
このままやったら並んで待つだけで30~40分ぐらいかかりそうやでぇ。
アカン…
開いてる店、探そ!
探す…
探す…
探す…
一番短い列を!
全く列が無い店が1軒ありましたが、
これは流石に人気が無いのは美味くない証拠だとパス。
で…
ここやぁ!!!!!
列が10人ほど。
これやったら直ぐヤな…、とソコに並んだのです。

■札幌ら~めん空
【空】、ソラじゃない、クウ…。ソラ知らなンだ!?
クウは、食うに引っかけてるンかな…
結構ヘッタクソなダジャレやな…
などと自分のヘタッピィなダジャレを棚に上げる悪癖がココでも出たのでありました。
で、ここもチョコッと行列。
でも、ラーメンだから回転がメッチャ速いだろうと、並ぶ事にいたしました。
でも、ラーメンだから回転がメッチャ速いだろうと、並ぶ事にいたしました。

なんということでしょう…
あのSAMが並ぶとは!?
匠の卓越した技がソコに隠れているのを確かめるかのように…
(大改造ビフォーアフターのナレーション風に!?)
とにかく、並びます。…
行列嫌いのワタシが並ぶ!?
行列嫌いのワタシが並ぶ!?
なんということでしょう…
でも、並ばないとダメなので仕方なく。
で…
5分ほどでお店に入れました。
5分ほどでお店に入れました。
時は既に2時ちょっと前…
夜に照準を合わせるにはギリギリタイムやな。
なににしよ?
ココのイチバンの売れ筋は…
味噌ラーメンですと!
じゃ、それ…
…の前に。

北海道に来たんだもん、サッポロクラシック生!
ますはコレでしょう。
グビグビグビ、ぷはぁ~!
これですよぉ、コレで一気に調子出て来たどぉ!
で、味噌ラーメン。

北海道と言えばやっぱり味噌ラーメンですな。
何で味噌ラーメン?
そもそも…、【味の三平】というラーメン屋が云々かんぬん…
というようなシチメンドクサイ話しはやめにしときましょ。
で、味噌ラーメンです。
スープは道産の『もち豚』から取る清湯スープに焼き味噌…だそうです。
通じゃないのでよくわかりませんが、
こてこてラード系でも無く、スープはマイルド。
ワタシはこの味に『まいるど…』、
うん、美味しい…
麺は…

ツルっとして、モチッとした軽いちぢれ系。
それにしても…
ラーメン屋でラーメンを食べるって久しぶりやなぁ…
世の中には『ラーメン通』って方が多いけど、みんなすごいな。
そんな方々のラーメン批評を見たり聞いたりすると
『流石に好きなだけのことはある、鋭い!』って感心します。
ワタシなんぞは、ちょっと食べただけではスープに使われている
素材を確実に言い当てることも出来ないし、麺のチョットした違いなどもそんなに詳しくわかれヘン…。
以前に『ラーメン王』なる特番のテレビ番組があったけど(タイトルは不確かですが)、その中では、チョットスープを飲んだだけで、どこどこのあのお店…って言い当てていたのにはビックリシャックリしたモンな。
どんだけ色々食ってんねん…
どんだけ違いがわかる男やねん…
どんだけ違いがわかる男やねん…
とただただアングリと口を開けて感心シマクラチヨコでした。
それにしてもラーメンは勝負が早いな。
ワタシ何度が居酒屋に行くと、
ワタシ何度が居酒屋に行くと、
結構毛だらけ猫灰だらけにグダグダ居座ってしまうけれど、ラーメン屋はそうと違う。
サッと食べてサッと帰る…
客の回転がエエな。
客の回転がエエな。
しかも…
お値段結構高いヤンか。
お値段結構高いヤンか。
一攫千金、金儲けの為にはエエ商売やな。
でも、繁盛してないとアカンし、
繁盛する為には、美味しいラーメン造りに気合いを入れてせんとアカン。
繁盛する為には、美味しいラーメン造りに気合いを入れてせんとアカン。
それがたいへんなことやな…
でも、当たってしまえばシメタもの。
お客さんが行列作ってウハウハ景気になるんやもんな。
お客さんが行列作ってウハウハ景気になるんやもんな。
とんでもない田舎でとんでもない行列の店もあるし…
わからんもんやな。
それだけ日本には『ラーメン好き』が多いということなんでしょうなぁ。
…ちゅうことで、久々にラーメンを頂きスッカリお腹がポンポン。
ヤバいかも…
こりゃ、夕方までにお腹がすけへんどぉ…。
やっぱり『小サイズ』にしておけば良かったかなぁ…!?
… … … ■ ■ ■ … … …
そんなこんなの『札幌らーめん共和国』。
なんでレトロな街にしてるんやろ、ココは?
ソコがよくわからんな…
そういえば、新千歳空港のレストランフロアにも昭和レトロな通りを作ってたな。
北海道はレトロ好きなん?


おや?
このオッサン…

誰かと思たら『杉村太蔵』クンじゃないの?
元衆議院で小泉チルドレンだったあの『杉村太蔵』くん!
なんとなんと…
国王???
札幌ラ~メン共和国は10周年記念だって?
で、杉村くん、ココの国王に就任したんだって!?
やりますなぁ…
『ら~めんが熱いと、北海道も熱い!』
これがキャッチフレーズだそうでございます。
そして国王の5つの願いというのがあるそうです。
♪ 四つのお願い聞きてぇ~ きいてくれたらぁ~ ♪
♪ わたしはアナタに夢中~ 恋をしちゃうわぁ~ ♪
♪ わたしはアナタに夢中~ 恋をしちゃうわぁ~ ♪

…という『ちあきなおみ』さんの『4つのお願い』という歌があったけどな。
ちあきさんやったら聞くけど、太蔵くんかぁ…。
オッサンやしなぁ…
騒々しいしなぁ… ナンチテ
騒々しいしなぁ… ナンチテ
でも、しゃ~ないな。
聞いたろか?
聞いたろか?
言うてみぃ…
、という訳で、『札幌ら~めん共和国・国王』の5つのお願いは以下の通りだそうです。
北海道のラーメン文化の活性化
おいしいラーメンへの飽くなき挑戦
世界を驚かせるラーメンの開発
女性に優しいラーメン店の確立
We Love ら~めんの普及拡大
おいしいラーメンへの飽くなき挑戦
世界を驚かせるラーメンの開発
女性に優しいラーメン店の確立
We Love ら~めんの普及拡大
なんや、それ…
結構マジじゃん!?
そんなこんなで北海道旭川出身の太蔵くん、国王として頑張ったはりますな。
… … …
お腹も膨れたし、外へ出よか。
札幌駅の入り口…

なになに?
ジンギスカンフェア????
あ~!
こっちの方がよかった!
こっちに来たかった!
こっちに来たかった!
で…

なんや…
ココも行列かいな!
うぅ~、日本人は並ぶの好きやな…
忍耐強いのか?
集団が好きなのか?
集団が好きなのか?
どちらも苦手なワタシ…
ジンギスカンには未練があるけど、いまラーメン食べたばっかだし…
このラ~メンを早く消化しなきゃいけないし…
チョットだけジンギスカンに後ろ髪を引かれながら、
でも…
ラーメン消化のためにも、今宵の宿の『すすきの』まで歩いて行く事にいたしました。
モチロン地下道です。
遠くても…ちかどう!?


さすがに寒い北海道、みんな外を歩かず地下道は大賑わい。
大きなバッグを持ったワタシは汗が出るほどフ~フ~しながら歩いて行きます。

えっ!?
ツルハゲ!?
チョット疲れてきたのでしょうか…
ワタシの目には『ツルハゲ・ドラッグ』と見えてしまいました。
ハゲのオッチャン怒るで、コレ見たら!?
そんなこんなのしょうも無い事を考えつつ…

ススキノ到着。
さぁ、待ち合わせは5時過ぎです。
本日はススキノにて6人での宴席となる予定…
楽しみ… ですな。

そんなお話しはまた次回にでも…
じゃ!