星の砂… 竹富島を訪ねるの巻  石垣探訪記Vol.6 | The Sam's Room

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♪ 二度とできない恋を捨てあなたぁ~ とおくぅ~ ♪
♪ 離ればなれになっていくの つらいわぁ~ ♪
 
…略…
 
♪  ないてないてまぶしい 珊瑚の島がぁ~ ♪
♪ にじんでおちてぇ~ 星の砂ぁ~ ♪
 
 
 
『星の砂』…

小柳ルミ子のヒット曲ですね。
YouTubeでどうぞ! → http://www.youtube.com/watch?v=iF0Q6uwUWq8
 

何故だかこの歌を聴くとオジサンのくせに妙に切なくなるのです。
関口宏さんが作詞して、ヒデとロザンナのヒデさんが作曲したという名曲…
 

かの昔、琉球・八重山にはある地域を区切って強制移住させる法律があったそうな。
その掟で石垣に連れて行かれた島娘が離ればなれになった離島に住む恋人を想い、
泣き続けて岩になったという伝説に基づく悲恋哀歌…
 
かの昔、コレがヒットしたときはそんなに特別に想いももっていなかったけれど、
何故か心の奥底に残っている曲だったなぁ。
 

そんなこんなで、その舞台となったという『星砂の島』へ」やって参りました。
この島娘の故郷は、ホントは黒島らしいのですが、
なんで『竹富島の星の砂』と結びついたかは
作詞の関口サンに聞いてみないとわからない!?
 
 

星砂の浜は、『カイジ浜』と呼ばれるところ。
 
  
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ここに来ると…
やっぱり…
 
♪ にじんでおちてぇ~ 星の砂ぁ~ ♪
 
という歌のフレーズが頭の中をグルグルグルグルグルコサミン…
 

キレイな海だなぁ…
 
 
小柳ルミ子の甲高い声で始まる『星の砂』の歌がやっぱり頭の中を流れる…
 
♪ にどとできないこいをすてぇ~ あなたぁ~ とぉくぅ~ ♪
 
でも、周りを見ればそんなロマンチックなヤツラらは誰もいないのですが…!?
 

本当の『星の砂伝説』はこういうのらしい…

昔、星の夫婦がいました。母星は子どもどこに生めば良いのかと天の神に聞きました。
神様は美しい竹富島の海が良いとお答えになったので、白い浜の海に星の子を生んだのです。
しかし、海の神七龍宮神は「ワシの許しもなく勝手にココで子どもを産むのは許せなねぇ。」と、ご立腹。手下の大蛇に星の子どもを食べるようにと命じました。その星の子どもの死骸が星の砂になった…というのが星の砂の伝説だそうな。
 
 
まぁ、どっちでもよろし…
どぅでもいいですよぉ~
 
 
で、ここに来たみんなは…
 
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必死になって星の砂を探すのです。
 
中々見つかんない…
 
で、これ…
これが『星の砂』…
 
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実は海草に付着して有孔虫(ゆうこうちゅう)の骨格が、波などで砂浜にうちあげられたもの…。
これが星の形に似ているので『星砂』と呼ばれるようになった… 
なぁんて言うとロマンチックでもクソでもない!?
 
まぁ、伝説を今回は信じることにいたしましょう!?
 
 
ここで、オネ~サンがこの星の砂を手作りでキーホルダーにしたのを売っておりました。
ん~、ケッコウきゃわゆいな…。
コレお土産にしようかな。
幸せになれるンだって。
 
誰にあげようかな!?
ナンチテ
 

そんなこんなで、みんな血眼になって探してるけど、ワタシはもうエエ…
 
キレ~な海を見てる方が良いかも!?
 
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木陰に入ってしまうととっても気持ちいいな…。
海を吹き渡る風がすごく心地良い。
 
なんかこんなところでゆっくり昼寝でもしたいかも!?
 
昼寝!?
 
ん~、これまたロマンチックじゃないよな。
 
 
まぁ、エエかぁ~。
ど~でもいいですよぉ~!
 

では、お話しの舞台を竹富島観光に戻しましょう…
 

やっぱり、ここ竹富島の観光の目玉と言えば、これ!
 
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牛車に乗って、赤い瓦屋根の集落を見物するというモノ。
牛さんがゆっくりゆっくり引いてくれます。
 
じゃ、乗ることにしましょうか…
 
 
この牛さん、歩き始めたと想ったらすぐに停まった…。
 
オジサン曰く…
 
『水牛は暑いのが苦手。このルートで3カ所、
水をかけるポイントがあるんですよ。
水牛はそれを知ってるので、身体に水をかけてくれと停まるんです』だって。
 
 
ちゅうことで、牛さんに放水、水浴び…。
 
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で、牛さんはもう一つの理由で停まるそうな…
 
それはウンコとオシッコをするとき!
ワタシたちもその瞬間に遭遇することができました!?
 
ラッキーかな?
いや、糞尿のシーンだからアンラッキーでしょ!
 
でも、オジサン慣れてるね、牛が停まったらすぐにバケツを取り出して糞尿を受け止めた!
 
さすがだ!
プロだ!
よっ、名人!?
 

そうこうしているうちに一軒のお宅の前で牛車は停まります。
 
そうです、ココが『絶世の美女・クヤマ』の家。
 
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クヤマ?
 
知らんがな…、と仰せの貴兄へ。
 
クヤマとは、かの有名な『安里屋ユンタ』に歌われた美女のこと。
 
 
 
絶対にお聴きになったことがあると思うよ。
 
YouTubeでお聴き下さい。→  http://www.youtube.com/watch?v=39XPzEUwfGE
 
 
 『安里屋ユンタ(あさとやゆんた)』
 
朝、早くに様子を尋ねる…
 
『あさ、どうや? ユンタさん…』
 
てなてな歌ではございません。
 
 
 
『安里屋ユンタ』
 
安里屋は姓、ユンタは名前かな!?
 
 
で…
 
 
チョット解説しましょか?
カメへん、って?
そ、そ、そんなんいわんといて…。
 
まぁ、チョットダケ聞いてぇなぁ…。
 
 
時は琉球王朝のころ、竹富島には絶世の美女・安里屋クヤマが住んでおりました。
王府より竹富島に派遣された役人がこの美女・クヤマに一目惚れ。
当時は庶民が役人にたてつくことが許されず、どんな理不尽なことでも聞くしかなかった時代。モチロン、役人に惚れらればもうその役人の女になるしか仕方がなかった時代だったのです。
と言うことで、その特権を活かしてこの役人は自分の女にしようともくろんだが、そこがこの美女・クヤマの凄いとこ。
『アンタなんかの女になれヘンでぇ。ウチは島の男と結婚するもぉ~ン』と気丈にもはねつけたそうな。
そんなクヤマの心意気が八重山の島人の反骨精神の象徴として語り継がれて歌になったのが、この『安里屋ユンタ』…。
コレには後日談があって、フラれてしまった役人は、苦し紛れに…
『それやったらかめヘンもぉ~ン。ユンタなんかよりもっとベッピンさんを見つけるも~ん、ふん!』
と言って、『イスケマさん』という島娘と一緒になったという話があるそうな…
 
 
ド~でもイイですけど…

役人さん、よっぽど悔しかったんでしょうなぁ、ははは…
 
 
♪  サー 君は野中の茨の花か  サーユイユイ ♪
♪ 暮れて帰れば ヤレホンニ 引き止める  ♪
♪  マタハーリヌ チンダラ カヌシャマヨ  ♪
 
これですよ、これ。
知ってますでしょ。
 
このかけ声というか、面白いな。
 
♪ または~りぬ ちんだら かぬしゃまよぉ~ ♪
 
股 腫れたどぉ~、チンが かゆいよぉ~
 
なぁんてお下品な歌詞ではございませぬぞ!
 
 
この意味は…

『また逢いましょう、美しき人よ』という意味らしい。
 
 
ちゅうことで、牛車のオジ~からそんな伝説をお聞きして、
オジ~が三線をもって歌うのはモチロン『安里屋ユンタ』
 
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股 腫れる チンじゃよぉ かゆいのよぉ~ … ちゃいます!
 
♪ または~りぬ ちんじゃら かぬしゃまよぉ~ ♪
 
 
 
それにしても、このお宅、子孫が今でも住んでいるそうな…。
 
観光客にのぞかれるし…
家を建て替えできヘンし…
たいへんですナァ。
 

おや!?
 
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バナナがなってる!
 
でっかぁ~!
 
ははは…
 
オジ~に『珍しいことない、当たり前のクダモンや!』と笑われてしまいました。
でも、バナナがこんなになっているのを見るンは感激やな!
 

そうこうしているうちに牛車観光は終わり、集落をチョットダケウロチョロ…。
 
 
 
 

これは?
この建物はなに?
 
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誰も住まなくなった民家を島唯一の竹富小学校のPTAの皆さんが図書館にしているトコロみたいですね。
 
ホンが沢山揃っています。
 
 
 
なんか良いなぁ…
 
島の人の子どもに対する想いがビシビシ伝わってくるなぁ…。
 
 
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赤瓦だけじゃなくて、茅葺きもあるんですね。
これもなかなか歴史を感じるモンですナァ。

てなてなことで、竹富島観光も終わり。
石垣島に戻ればちょうど5時…
 
さぁ、いよいよ石垣のおいしいモンとオリオンビール&泡盛タイムやンかぁ。

ちゅうことで、酒飲み4人組が行ったトコロのお話は…

次回のココロだぁ~!
 
べーっだ!
 
ビール
 
お酒