オーストラリア紀行 vol.3  赤い大地をひた走る…の巻 | The Sam's Room

The Sam's Room

おもしろいこと、楽しいこと、気になること、美味しいこと、何でもかんでも『やってみる』ことが心情のSAMのブログでございます。

赤い大地のオーストラリア…
 
忘れていたわけじゃないですが、湯田温泉であったり、酷暑の山口市であったり、バニ~ちゃんにヘンシンしたりでスッカリこんとオーストラリアのお話しに戻れませんでした。
お許しを…
 
と、言うことで、かみんばっく… 
戻って参りました、オーストラリアの話しに!
 
では、そろそろはじめさせていただきましょうか…
 
 
■8月某日(日)
関空からシンガポールを経て、午前4時オーストラリア国ノーザンテリトリー準州ダーウィンに降り立ちました。
 
朝4時だもん…
余りに早い、あ~り~いん・ざ・もぉ~にんぐぅにもかかわらず、お出迎えに来て頂いた方々… とってもサンキュです。
 
 How are you?
  元気やったでぇ。
 
で、一年ぶりにダーウィンに降り立ち皆様にお迎え頂き感慨もひとしお。もうこれでココには15回来ただろうか…。改めて思えば15年はあっと言う間だったなぁ。

迎えの車で、ホテルまで。同行の氏とワタシは事情があって別のホテルをとっております。
だから、先ずは同行氏の予約しているホテルに…
とは言っても早朝ですよぉ、朝6時過ぎですよぉ…
案の定、チェックインは無理とのこと。
そこを何とかと頼み込んでも、本日は満室なのでお客さんがチェックアウトし部屋をクリーニングした後じゃ無きゃ無理だと。そりゃそうやね…
クリーニング係は9時30頃じゃないと来ないと言うことなので、それまでラウンジで待ってもらうようにしました。でもなぁ…、ここはダーウィンだもの、きっと9:30きっちりに来ることはないぞぉと思ってましたが、ワタシはワタシで用事があるので、それまで待ってられヘン。同行の氏と今回現地で彼のお手伝いをしてくれるK嬢をそのホテルに残してこれからヒトマズ用事に行くことにしました。
 
仕事!?
半分そうで、半分違うかも!?
だって、今日は日曜日じゃないの。仕事の相手先も居ないもん、仕事のしようもないよね。
 
 
ということで…
知人宅を訪れ、そしてチョットした用事を済ませ、そして仕事に役立つであろう調査も兼ねて郊外に出かけることにしました。
 
イメージ 1
 
ダーウィン市内からスチュワート・ハイウエイを20分も走ればもうこんな郊外。
制限時速も130km/hにup。
ハイウエイとは言っても日本のような有料道路ではなくて、フリーウエイ。
4車線とは言っても中央分離帯は3車線くらい取れる程ひろ~いのです。
 
土地、腐るほどあるモン…
ここはスチュワートハイウエイ、国道1号線です。
 
イメージ 2
 
もう少し走ると4車線から対向2車線に変わりますが、制限速度は130km/h。
 
以前は郊外は無制限だったのですが、フェラーリだったかな、そんなスーパーカーがテストか何かで無茶苦茶なスピードで走って大事故を起こしたのが原因でスピード制限を設けたとか…(嘘かホントかは責任もちません、そんなに聞いただけですから!?)
 
左右はユーカリの木、所々に『アリ塚』も見えます。
 
このような風景が延々と続きます。家も何も人造物が全くない自然の景色が左右に広がり走っていてもそんなに変化が感じられない中を130km/hで淡々と走ること230km余…

230kmの距離というのは東名高速道で言うと、東京ICから浜松ICまでの距離がそれにあたります。
ダーウィンを出て230kmの距離をノンストップで走ること2時間チョット。
到着したのが『Pine Creek(パインクリーク)』という小さな村。
 
イメージ 8
 

ここで朝食兼昼食、ブランチをとることにしましょう。
 
パイン・クリークとは1870年代に金鉱が発見されて、ゴールド・ラッシュとして栄えた村。当時はかなり多くの人々がこの地に夢を求めてやってきたそうな…
 
以前に書いた『Pine Creek』の紹介はココです。(以前のワタシのブログ)
        http://blogs.yahoo.co.jp/mm33paramita/44428395.html
 
なんかね…
回帰本能というのでしょうか、なぜだか同じ店に戻ってくる…
それとも…
この小さな村には他に店が無い…
 
 
両方正解です!
ブランチに入ったお店は…
 
『MAYSE'S』
お店の前には『ゴールドラッシュ』の時代を思い起こさせるような削岩機のモニュメント。
 
イメージ 9
 
イメージ 10イメージ 11
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 12店内に入ると、どことなくアメリカァ~ンな雰囲気。
 
なぜ?
 
店主の趣味でしょうか…
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
さて、お腹も空いたなぁ… 何食べよ… 
 
イメージ 13
 
 
メニューは豊富に有りそう… と思いきや、よぉ~くみるとトーストのバリエーションのようですな。
 
で、オーダーは…
イメージ 14
 

ベーコン&トマト W トースト  15ドルなり!
 
こう見えて結構な分量です。
 
このお店は多分3回目かな…
なんだか懐かしいような錯覚さえ思えます。でも、チョット改装して広くなったみたいです。
 
 
さて、ではそろそろ出発。
 
今日は前述の通り、仕事100%ではありません。
仕事の調査も兼ねてのプライベートタイム…とでも申しましょうか。まだ行っていない土地に仕事の材料があるのかを確認しに…とでも申しましょうか、そんな感じ。
ワケワカメダッテ、ソウデショウネェ、マァ、エエヤンカ!?

パイン・クリークから少し南下するとその入り口があります。
小さな、ほんの小さな豆粒ほどの看板が掛かっているところを右折すると対抗一車線の舗装路。
『意外に道路が整備されてるやンかぁ』と、思ったとたん…
 
イメージ 3
 
ダートです。
未舗装道路でした。
 
オーストラリア独特の赤茶けた土地、そこに延々と伸びるダート。

日本では見られない風景ですよね。
 
 
イメージ 4
 

今回お伴してくれているレンタカーは『トヨタ・カムリ』、日本のカムリとはチョット違う感じ。
こういう道は4輪駆動車の方が良いのでしょうが、街乗りには不便だし、イチバンの使い勝手を考えてカムリにしました。
 
でも、こういうトロロに来るといくら乾期とは言え、低地には水が道路にたまっていたり、砂溜まりになっているところが所々にあって気をつけないとならないのです。
 
ヒトツ間違えば、そこで動けなくなっちゃう…
 
こぉんなトコロですよぉ…
車なんか通らない…
もしスタックしたらどうしようもありません。
歩いて帰るわけにも行かないし、助けを呼ぼうにも電話も通じない、周り数十キロは家もなぁんにも無い、クルマは一日一台も通らないような荒野…
 
どないすんねん…
ある意味、冒険ですな。

見渡す限り大自然…
 
夜は星がムッチャキレーなんです。
灯りひとつ無いので、星が降ってくる…まさにそういう星空の世界が広がる。
 
でも、
しかし、
but…
 
クルマが壊れるか、もしくはクリークに埋没するか、それとも砂溜まりの中に入って動けなくなれば、『あぁ、なんて素敵な星空なんだろう…』なぁんていうロマンチックな気持ちにはならないだろうな、きっと。
 
どないやねん…
どないすんねん…
ヤバイやん…
 
そういうことばかりが頭の中を包むんだと思う。
というような不安を抱えながらも、UMBRAWARRANT GORGE というトコロまでやって参りました。
 
イメージ 5

一応、NATURE PARK…
一応、こんな看板があがっています。
 
自然公園…って!?
周り全部、大自然やんか。

ココまで来る間、数百kmの全部がNATURE PARKみたいなもんですけど!?

こんなところまで日本人は何人、今まで来てるんだろう…

NATURE PARKとはいうものの、全く観光地でも無いし、観光施設などなぁんにも無い。
ただただ大自然オンリー。
 
でも、ココにはオアシスがあるのですぞ。
この看板からまたまた数十キロ走ると、
 
イメージ 6
 
 
こういうところがあり、泳ぐことも出来る…
ただ、この日はあまりにも水が少なすぎて、単なるきったない水たまり状態ではありましたが…
 
 
 
そして、そこからさらに奥に進むと…
 
 
イメージ 7
 
緩やかに赤い大地は起伏しながら熱帯雨林へと続いています。
 
もうここから先には…
何もありません…
 
ここに来たのもチョットした調査のためでしたが、日本人的に言う観光資源になるモノは全くなし。
そして、また別の調査も該当なしの成果無し… でした。
 
 
ダーウィンから約300km…
これを2時間30分ほどで走ってきて、そしてダートを進んで、成果無し…
 
 
笑っちゃうな…

でもね、
日本人が多分…

あまり訪れないような土地に立つと言うことは自分にとればある意味、意義のあることで、
しかも、この赤い大地を肌で感じることが出来るショートトリップは大きな意味があるのです。
 
何も無くても…
それはそれで、ここに来た収穫…

さて、じゃ、ダーウィンに帰りましょうか…
 
約300kmの道のりをまた戻ります。
 
 
本日の17時頃からはパーティーです。
それにまユックリ間に合うな。
 
往復600kmはここノーザンテリトリーではそんなに大層な大げさなことじゃない…
 
日本とは… 
やっぱりスケールが違いますね。
 
ではでは…
 
次回はオーストラリアの美味しい話しでも…
 
じゃ!