心に残る…
なぜか頭の中にこびりついている…
なぜか頭の中にこびりついている…
そんなCMってありますよね。
かつて…
おぉ~、も~れっつ… と一世を風靡した小川ローザのCM…
あさひすたいにぃ~… 小型瓶ビールのCM
あさひすたいにぃ~… 小型瓶ビールのCM
もう、イッパイイッパイ思い出すなぁ…
そんなこんなの『ワタシの心に残るCM達』を新シリーズで。
その輝く第一弾は…
『海超えて ほめられに行け ぶどう饅頭』
ワタシがご幼少のみぎり…
そうです、ハナ垂れ小僧(!?)だった頃、テレビに映る強烈に印象深いCMがこれ。
ご存じの方は少ないと思います。
だって…
四国放送という四国・徳島のローカル放送でしか流れていなかったのですから。
ワタシは四国在住ではありませんが、当時は海を越えて、四国放送が関西圏まで写ったのです。
どう探してもその画像が無いのが残念ですなぁ。
このCM…
テレビCMなのに、静止画なのです。
飛行機から顔を出しているオッサン(社長)が、手を振っています。
で、こういう音声が聞こえるのです。
で、こういう音声が聞こえるのです。
『躍進、躍進、また躍進。海越えてほめられに行けぶどう饅頭』
あぁ、このフレーズを書くだけで涙モンの懐かしさ!
ワタシがコレを見聞きしたのは、確か昭和30年後半から40年初めの頃。
わかるかなぁ…
わかんないだろうなぁ…
わかんないだろうなぁ…
で、この『ぶどう饅頭』は徳島県内でしか買うことが出来ず、このCMを観ていたワタシも初めて口にしたのは、もうかなり大人になってからだったのです。
四国徳島に行ったときに、昔から頭にこびりついていた『ぶどう饅頭』を初めて目にしたときには思わず勝ってしまいました。
CM、恐るべし…
また、最近お土産でもらう機会があったので紹介します。

こんなパッケージ。
開けてみましょう、果たして『ぶどう饅頭』とは…

ほぉらぁ…
まさしく、これはブドウ!!!!
美味しそうなデラウエアのような小粒のぶどうが並んでいますよぉ。
いざ、食さん!

お団子のように串に刺さっています。
だんご、だんご… 団子三兄弟… って唄がありましたなぁ。
もう忘れたけど…
もう忘れたけど…
そんなこんなの『ぶどう』みたいなお団子。
一口…
アンコをほのかな葡萄の香りを添えた皮で包んだお菓子。
これはお上品なお味でございます。
これはお上品なお味でございます。
結構行けまっせ。
では、ぶどう饅頭を『日の出本舗(作ってる会社)』のお言葉を借りて紹介いたしましょう。
ぶどう饅頭は阿波の剣山に由来します。
剣山は古くから武道信仰の山として知られる四国の名峰です。
大正3年、日乃出本店初代西川芳太郎が武道の上達祈願のため剣山を訪れる 多くの人々の土産として、武道に因み『ぶどう』を模したお菓子を創製いたしました。
以来九十有余年、『ぶどう饅頭』は阿波の名物として皆様に愛されて参りました。
穴吹町の豊かな自然に恵まれた日乃出本店菓子工場にて、吉野川の清らかな水と 特製の餡を使い丁寧に蒸しあげられました。
昔変わらぬ故郷の風味、どうぞご賞味くださいませ。
剣山は古くから武道信仰の山として知られる四国の名峰です。
大正3年、日乃出本店初代西川芳太郎が武道の上達祈願のため剣山を訪れる 多くの人々の土産として、武道に因み『ぶどう』を模したお菓子を創製いたしました。
以来九十有余年、『ぶどう饅頭』は阿波の名物として皆様に愛されて参りました。
穴吹町の豊かな自然に恵まれた日乃出本店菓子工場にて、吉野川の清らかな水と 特製の餡を使い丁寧に蒸しあげられました。
昔変わらぬ故郷の風味、どうぞご賞味くださいませ。
まっ、そんな感じのモンでございますな。
で、気になるテレビCMの
『海越えてほめられに行けぶどう饅頭』ですが、ワタシはシャチョウが飛行機に乗ってるのでてっきり海外へ…ということだと思っておりました。
でも、
しかし、
but…
しかし、
but…
この「海」は紀伊水道を指すのだそうです。
徳島から海、つまり紀伊水道を超えて徳島の土産物として全国の人々に味わってもらいたい…、との思いが込められているのだそうな。
徳島から海、つまり紀伊水道を超えて徳島の土産物として全国の人々に味わってもらいたい…、との思いが込められているのだそうな。
なぁんだ…
違ったんだ…
違ったんだ…
で、当初は、ぶどう饅頭はネット販売もせず、県内でしか入手できなかったンだけれど、最近はネット販売をやっているそうな。
これは貫いて欲しかったな。
『海超えて』じゃないと手に入らない… こんな便利な社会になったので、ヒトツくらいはそういう名物を残して欲しかったような気もします。
勝手ですが…
で、箱を開けるとこんなモンが入っておりますぞ!

1億円.
いちおくえ~ん
…のお札に見立てた「日乃出幸運券」。
この裏には、
この裏には、

1億円が手元に転がり込めば何に使いますか?と、書かれております。
このぶどう饅頭を勝った人に夢を抱いてもらう幸運のお守りとして初代社長、芳太郎氏が発案したそうです。
これは、1955年前後に始められ、最初は「100万円札」から。そして時代と共に「1000万円札」を経て今の「1億円札」になったそうです。
ワタシも幸運にあやかろうかな…
で、ぶどう饅頭は毎日1500箱が作られているとか。
昔から変わらぬ人気を保っているぶどう饅頭、でも、微妙に味は改良され伝統を守りながら現在に至っているのだとか。
現在の若社長は『あんこが苦手な子供が増えているという悲しい状況がある。和菓子を好きになるきっかけを、ぶどう饅頭で作りたい』と。
なかなか良い心がけですな。
なかなか良い心がけですな。
伝統を引き継ぎ進化させていく…難しいことですが、頑張ってやぁ、ぶどう饅頭。
好きやデェ!