続・京都の紅葉、よろしおす…  貴船神社の巻 | The Sam's Room

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思い立ったが吉日… 

そんな言葉がありますな。
今でないとアカン、今やらんとアカン… そういうことですな。

何やかんやと考えたり日が悪いとか、忙しいとかに翻弄されて結局は何もしないでいるよりは
『あっ、そうだ! よし、やってみよう!』
という勢いちゅうのンが必要なのかもしれません。



大袈裟な…
たかだか紅葉を見に行くだけやのに…
大袈裟な…


ははは…
書くとそういうことになりますが、とにかく『久しぶりに貴船に行ってみよう』と思いついたワタシ。
『思い立ったが吉日』… というワケで、京都の奥座敷『貴船』に行って参りました。



仕事…と言うほどではなかったのですが、本職とは違うお仕事で京都市北区の某所におりましたワタシ。
それが思ったより早く終わりまして、時間は午後4時前…

なんだかなぁ…
鬱陶しいことが多い毎日だもんな、イッチョ自分の景気づけに…いや、心落ち着かせるために『紅葉』でも愛でようかとクルマを北の方に走らせました。
貴船…
そこに行こう、そう思って。



鴨川に架かる橋を渡ると目の前に大きな鳥居…

そうだ、ココも寄ってみよう…

ははは…
計画性『ゼロ』を誇るワタシ!?


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ここは『上賀茂神社』…
なんちゅうても、あ~たぁ~、世界遺産やからな。

遺産やで…
イ・サ・ン!!!

えっ?
オナカ痛なったら飲むヤツ?

違う! 
それは『太田イサン』やがなっ!? マタ、ショウモナイオヤジギャグ…


上賀茂神社…正式には『「賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ』、舌かみそうやなぁ…

雷を神様と考えていた古来日本人の信仰を伝えているそうな。
で、やっぱり有名なのは『葵祭』、京都三大祭りのヒトツですな。

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ぽぽぽぉ~ん! と、お参りして、行きまひょ。
2礼2拍手1拝です。

ええことありますように…
へへへ…
ココは『縁結び』もあるんやったなぁ…
まっ、ワタシみたいなオッサンには関係ないことやけど!?

そやけど、お賽銭『45円』を入れてしまったのはどういうこと?  シジュウゴエン? 
ははは… 
まっ、それは置いといて…


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ココの紅葉もチョットはキレーですが…

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ココは本日の目的地ではないのです。
早く行こ…
日が暮れちゃう…


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…と言うコトで、愛車『ボルボ』ちゃんで貴船方向にハンドルを回します。
アクセル、ぜんかぁ~~~い!?


秋の日はつるべ落とし…
笑福亭つるべは落とし話し…



ホンマ、晩秋の陽はすぐに落ちますねぇ。
貴船神社に着く頃には陽は傾いておりました…



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京都、奥座敷『貴船(きぶね)』…

言わずと知れた『川床料理』で有名なところですよね。
夏には貴船川に床を出して清流を楽しみながらお食事を頂くのです。
これは最高ですね…
チョットタカイケド…!?

ああ、色んな思い出が貴船にあるなぁ…

20歳代の頃…
30歳代の頃…
○○歳代の頃…

ははは…
いわれへん、いわれへん!?

まっ、色んな思い出が詰まった貴船…
ははは…

今はもう昔やっっ!


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おいおい!
あ、あ、あぶないどぉ~。
道路で写真を撮ってるオネーチャン、危ないでぇ~!


それはさておき…
先ほど書いたとおり、ここ貴船には小さな料理旅館がイッパイありまして、裏を流れる渓流での『川床料理』を出してくれるんですな。これがまた粋なもんで…

京都の床料理といえば、あの有名な鴨川の『床』とは違い、ここでは、渓流の流れの上に直接縁台を置くのです。
縁台には畳ござが敷かれており毛せんがかかっております。
その上で頂く京料理はホンマよろしおす…

渓流の音を聞きながら…
ほのかな薄明かりに照らされ…
手を下に伸ばせばすぐ清き流れ…
そしてお膳にはキレイな京料理が並ぶ…
ぬる燗の京都伏見の銘酒を差しつ差されつ、イッコン傾ける…

ああ…
雰囲気最高、

ああ…
君の瞳は10000ボルト、

ああ…
ロマチックが止まらない、




まぁ、それは夏だけですけど…
雰囲気がとてもステキな所です。

そんな小さなお宿と川床料理…
ホンマにごっつよろしいおすえぇ~、

やっぱりカップルがよろしいな。
オッサン同士だと盛り上がれヘンかも!?

ははは…
そんな 妄想にはおさらば し…


では、貴船神社へ…

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美しい鳥居をくぐり、貴船神社へ…

全国約450社あると言われる『貴船神社』の総本社。
紅葉のこの時期はライトアップされていました。

場所は『貴船(きぶね)』なのですが、神社の名前『貴船神社』は『きふね』と呼び、『ぶ』と濁りません。
やっぱり、神社だけに『濁ったこと』はダメなのですかぁ!?

では…

イメージ 10 鳥居をくぐり、振り返ると…  見事な色づきを見せておりますなぁ。紅の鳥居と黄色く染まった葉。見事なコントラストです。


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本社に続く石段…
これ、結構長いですな。緩いけど…


ダイタイ、神社とかお寺とかは便利の悪いところにあって、石段や坂が多いのが常ですなぁ。
歳とったら来られヘンでぇ…
お寺とか神社って言うと『お年寄り』というイメージがあるけど、健脚のウチやないと来られヘントコが多いみたいですよ。

いつまでも旅や風景を楽しむためには健脚でい~ヘンとアカン…ちゅうことやな!


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で…
結構寒いのです。
京都でも山の方だし、陽がスッカリ落ちたので寒い…

おや…!?  これは、これは…  大変ありがたい  イメージ 13
ものがありましたよ!  かがり火… 木を燃しています。エエわぁ~、暖かいなぁ。燃える木の香りというのもエエモンです。神社の雰囲気にも合っているような。


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貴船にはいろんな物語があります。
邦楽の世界でも良く取り上げられておりますよね。

でもね、何だか怖いことでも有名ですよね、貴船神社…

それは…
『丑の刻参り(うしのこくまいり)』。

ほら…、草木も眠る丑三つ時… っちゅうヤツですなぁ…。正確に言うと『丑の刻』は午前1時から3時頃。一番みんなが眠りについてシ~ンとしてる時間ですね。

ははは…
ワタシはその頃に起き出す!?

で、そんな真夜中ミッドナイトに、憎い悔しい&恨みを持っている人を呪い殺すために、神社のご神木に相手と見立てたワラ人形を毎夜五寸釘で打ち込むのを『丑の刻参り』と言いますね。

ははは…
恐っっ!

白装束で、頭にはロウソクを鉢巻きで巻き、一本足の下駄で真夜中に藁人形に五寸釘をコ~ンコ~ンと打ち込み、
『おのれぇ~、この恨みはらさいでかぁ~!』
なぁんて…
恐っっ!

そんな『丑の刻参り』で有名な貴船神社ですが、


でも、
実は、
何を隠そう、
何にも隠せヘンけど…


本来は『縁結びの神様』なんですよ。

本殿から約300mの所にある『結社(ゆいのやしろ)』には、恋を祈る神様『磐長姫命』をお祭りしているのですぞ。

平安の昔…
かの有名な女流歌人・和泉式部が恋しい夫との仲がうまく行かなかったときに貴船をお参りし、貴船川に乱れ飛ぶホタルを見て祈願したといいます。

物思へば沢の螢も我が身よりあくがれ出ずる玉かとぞ見る
  あれこれと思い悩んで貴船まで来ると、蛍が川一面に飛んでいました。 
      はかない光はあたかもワタシの魂が体から抜け出て飛んでいるようでございます…

なぁんて、歌に託したのでございますなぁ…。

そうすると、あらあら不思議、あら不思議…

社殿の奧からこんな声が聞こえるじゃありませんか…

おく山にたぎりて落つる滝つ瀬の玉ちるばかりものな思ひそ
  しぶきをあげて散る滝の水のように、魂が抜け出て消えていく、
        つまり、死んでしまおうかと思うように深く考えたらアカンでぇ~。

…と慰めの歌が聞こえたそうな。

それから程なくして、夫婦の中が元に戻って円満になったということから恋の願いがかなえられ、『縁結びの神様』 と言われるようになったとか。

ホンマカドウカシリマセンガ…


そんなこんなの縁結びの貴船神社、訪れてみたら如何どす。
成就するやもしれまヘンなぁ。 セキニンモタンケド!?


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さて、そろそろ帰りましょ。
夜道に日は暮れヘンけどね。

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やっぱりこういう所に一人で来ると寂しいよね。
しかも、スーツ姿やし…
廻りはカップルや旅人だらけで、全く周囲と似合うてヘンもん…
寂し… 
アホくさい…

まっ、仕事帰りにチョイと思いついて来たんやからショウガナイけどな!?




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そんなこんなで、京の町を後にしたワタシでございました。

京都のシンボル『京都タワー』の光が目にしむなぁ…



の町  きょう はどなたとおとずれる…


一人やンけぇ~~~~

…ちゅことで、ロンリーSAMちゃんでございました。

チャンチャン!?