浅草ディープ・ポイントでホッピー… のち天丼!? の巻 | The Sam's Room

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大体やねぇ… 
酒呑みちゅうのンはアホみたいなモンで飲み出すとドンドン脳細胞が破壊されていくンですなぁ。

呑めば呑むほど酒呑み心に『火がつく』ということが屡々あるのです。
1軒だけで済まずに次々行きたくなる…。いわゆる『はしご酒』なのです。

ノンベェ以外はマッタク理解できない世にも不思議な現象なのですな。




で、前回の続き。
銀座のクラシカルな個室空間でユックリ飲んだ後、お店を出ると同行氏が、
『どこかもう一軒…』
と定番中の定番の『はしご酒』の誘いをかけて参ったのでした。


ワタシは…
今日は…
もう…


ちょっとお疲れモードなので『もうエエどぉ。もう呑まへん…』と言いたかったところだったのですが、

『浅草でどこか呑むトコないのぉ?』
とシツコイ同行氏。

あ、あ、ありまんがな…
お店は…
  星の数ほどありまんがな…


ホテルは浅草にとっていたので、ひとまず浅草まで戻ろうということになりまして、銀座線で浅草まで戻って参ったのでございました。

『どこかへ呑みに行きたいなぁ…』
と更におっしゃる同行氏でしたので、サービス精神旺盛(!?)なワタシとしては放っておく訳にもいかず意を決して(!?)ご案内することに致しました。


やって参りましたのは、浅草ディープポイント『ホッピー通り』ですよぉ。

そうなのです、健全なワタシでございますのでややこしいところへは参りませんぞ。
ヘンなところ(!?)や女性のいらっしゃるラウンジなんかも実はあまり好まないワタシなのです。

と言うコトで、そういうタグイの店には行かずに、
『浅草で呑みたぁ~~い』
とおっしゃる同行氏にはディープな浅草もエエでぇ~… ということでココ、ホッピー通りへお連れしたのです。


ホッピー通り…
いわゆる「ビニシー」のお店が建ち並ぶ、B級グルメ通り。

最近、ココも観光化されているようで、ケッコウ観光客も多いようです。


で、ワタシ達が入ったのは…
『鈴芳』さんというお店。

昭和49年開業だというお店。

これまた昭和34年代の開業の老舗大衆酒場『岡本』さんのお隣ですな。『岡本』さんの記事は
さて、では『鈴芳』さんへ。

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ほほぉ~、会社帰りであろうサラリーマンの方々が今宵もイッパイひっかけておりますぞ。

オヤジ族の憩いの場ですなぁ。
ワイワイガヤガヤとお店は大賑わい。

ワタシ達はカウンターに席を取りました。

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オーダーは、

やっぱり…
定番中の定番…

『牛すじ煮込み』ですなぁ。
美味しそうでしょ、これ。

これがホッピー通りの名物だもんなぁ、外す訳には行かへんでしょ!?


では、先ずは…
定番の生ビールで乾杯して、牛すじをつつきながら同行氏に、
『浅草はねぇ… ホッピー通りはねぇ… ウンヌンカンヌン…』
などとアクヘキのウンチク&解説etc…

ホンマ、自分でも思うけど、なんで『ここはど~で、あそこはど~で、云々カンヌン…』という解説話が好きなんだろう、ワタシ…

あ、あ、あかん… かも!?
しょうもないウンチクを垂れるなんぞは一番嫌われるパターンですなぁ。

ヤメトコ…



で、カウンターの上に乗っている大皿料理…
なぜかこういうのが美味そうに思えるから不思議ですな。


『おね~さん、この貝、頂戴…』
とオーダー。

すると『元・オネ~サン』のオバチャン店員さんがブスッとした顔で聞いているのかわからないような態度でスローモーにお皿に盛ってくれました。

あれっ?
なんでそんなに不平顔なの?
あれっ?
なんでそんなに無愛想なの?
あれっ?
誰かに叱られたの?
あれっ?
虫の居所が悪いの?
あれっ?
オバサンやのに『オネ~サン』って呼んだから?
あれっ?
それとも、元々『そんな顔?』…


どうやら、このオバサマ、みんなにこういう態度みたいで、ゴッツウ愛想が悪いのでございました。


ねぇねぇ、愛想振りまかなくても良いけどさぁ…
ねぇねぇ、お客商売なんだからさぁ…
ねぇねぇ、愛想笑いとかしてさぁ… 
ねぇねぇ、お客さんを不機嫌にさせちゃダメだよ!

もともとそんな顔つきかもしれないけれど、でもさぁ…
不機嫌そうな態度とるのは良くないと思うけどねぇ。
接客商売なんだからさぁ…

で、その不機嫌そうなオバサンにやっとの事で運んできてもらったのが、
イメージ 3
 

それがこの肴。
貝を煮たモノのようですね。

でもなぁ、無愛想でシカメっ面の人が出してくると美味しさ半減… かも!?


でも、
しかし、
but…

ワタシ、スッゴク切り替えが早いので、こういう店員さんは無視することにしました。

他にも5人ほど働いていたのですが、その方達は極々普通に接客しておりましたし、お客さんとの対応もとっても良かったのです。どういう訳かこのオバサンだけが顰めっ面…。
なんでやろぉ!?

鈴芳のしゃちょう~! このオバハン… 教育しなはれっっっ!

マサカコノオバハンシャチョウトチガウヤロナァ!?

まっ、それはそれで放っとこ。

エエがな…、楽しく呑みましょ!


で、やっぱり定番中の定番、

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ホッピー登場!

同行氏、ホッピーなるものは初めての様子…
ほほぉ~、ホッピーを知らぬのでござるカァ…

ははは…
トンデヒニイルナツノムシヤ。
シメシメ… 
ウンチク開始ぃ~~~~!



オッホン…
そもそも、ホッピーとはねぇ。
ビールの代替飲料として、終戦後の昭和23年(1948年)にでたモンなんやね。
この頃ってビールが高くて庶民は呑まれヘンかったんや。
だから、そんな庶民のために『コクカ飲料株式会社』というのンが創り上げたのが『ホッピー』という炭酸飲料で、これを焼酎で割るとビールテイストになるというシロモンなんやね。だからホッピーはこの会社(今はホッピービバレッジ株式会社という)の登録商標でココ以外では作ってヘン、いわゆる独占企業なんや。
お江戸の方では普通によく呑まれているけど、関西ではあまり馴染みがないからなぁ。
そりゃ、知らん人も多いみたいやでぇ…。

とウンチクタイム。


ほほぉ~と聞いていた同行氏、グラスに入ったホッピーをグッと飲み干し、
ホッピー原液をぜぇ~んぶ入れてしまって呑もうとしてる…


ちゃうって…
だから…

ホッピーを焼酎で割るンやって…

説明したのにわかっていなかった同行氏でした。


まぁ、ええけど…



そんなこんなでワイワイと浅草ディープポイントでホッピーを酌み交わしたワタシ達でした。

随分呑んでホテルに帰る道すがら…

同行氏の目に入ったモノは、



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最近出来た天丼のお持ち帰り店『天丼てんや』。

あれぇ~、のぞき込んでる…
(写真のオバハンとは違います… この人は関係ない他のお客さんのようです…)

おぉ~~~い!
この場に及んで、まだ食うかぁ!!!!

『天丼、美味そうやナァ…』
このオッサン、なに考えてルンや!?
もう夜中やでぇ…

夜中に天丼は…
ん~、

う、う、うまそうやないかいぃぃぃぃぃ!!!!

『おばさ~ん、天丼、二つぅ~!』

と思わず叫んだワタシなのでありました。

だから…
酒を飲むと『脳細胞が破壊』されるんですな。
酒を飲むと『満腹中枢が崩壊』するんですな。

ははは…
ダイエットはどこかに飛んでいっているワタシ…
ははは…
呑んじゃうとダイエットは記憶の片隅にも存在しなくなるのです!?


で、結局…

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これが『天丼てんや』さんの一番人気メニューの『オールスター天丼』。
650円で楽しめる元祖天丼弁当…


ははは…
夜中にひとりホテルで食べる天丼…


ああ、ぶたぶたぶ~たの日も近い…
(モウナッテルッテ!? ほ、ほ、ほっといておくれやすっっ!)



そんなこんなの浅草ディープ・ナイトでした。

チャオ!