世の中には残念なことが様々あります。
『別れ』… それはもっとも残念なことのヒトツかもしれませんよね。
今日はそんなお話しを…
今日はそんなお話しを…
別れ と言っても色々ありますねぇ。では、『別れに関する名セリフ』を映画の中から拾ってみましょうか…
■『シェーン、カムバックぅ~!』…
名画 シェーン のラストシーン。必死で呼び止めるジョーイを背に山に独り去るカウボーイ。
カッコよかったどぉ~!
名画 シェーン のラストシーン。必死で呼び止めるジョーイを背に山に独り去るカウボーイ。
カッコよかったどぉ~!
■『愛とは決して後悔しないこと』…
ある愛の詩 のラストシーン。最愛の女性を失ったときにライアン・オニールが言った名台詞。泣かせるなぁ、何度も観ました! 後悔しっぱなしですが…!?
ある愛の詩 のラストシーン。最愛の女性を失ったときにライアン・オニールが言った名台詞。泣かせるなぁ、何度も観ました! 後悔しっぱなしですが…!?
■『人生は必ずしも思い通りになるとは限らない』…
ローマの休日 で新聞記者のジョーが王女に言いましたねぇ。ヘップバーン、すごくキレイだったなぁ。ホンマ、若い頃のオードリー・ヘップバーンってムッチャ可愛すぎですよね! あんなキレーな女性がいるなんてあんびり~ばぼぉ~でした…。
ローマの休日 で新聞記者のジョーが王女に言いましたねぇ。ヘップバーン、すごくキレイだったなぁ。ホンマ、若い頃のオードリー・ヘップバーンってムッチャ可愛すぎですよね! あんなキレーな女性がいるなんてあんびり~ばぼぉ~でした…。
■『あなたなしでも私は孤独だとは思わない』…
むっちゃキレーだったヘップバーンの有名なこの台詞は、 マイ・フェア・レディ 。賭をした教授をみくびるように言った台詞でしたね。
むっちゃキレーだったヘップバーンの有名なこの台詞は、 マイ・フェア・レディ 。賭をした教授をみくびるように言った台詞でしたね。
■『明日という別の日があるわ』…
風と共に去りぬ 、スカーレット・オハラが最後に言う台詞ですねぇ。これも有名! 以前は、『明日は明日の風が吹く』と訳されていたようですが…
風と共に去りぬ 、スカーレット・オハラが最後に言う台詞ですねぇ。これも有名! 以前は、『明日は明日の風が吹く』と訳されていたようですが…
別れの名台詞…、いっぱいありますよねぇ。
でも、今回のお話しは…
『もう終わりだ、別れよう。縁がなかったんだ…』と言うような色事のお話しでもなく、
『アナタ! ワタシを捨てないでぇ~!』と言うようなメメシクすがるようなお話しでもなく、
『アンタなんか大ッキライ! ツ~ン!!!』と言うような絶望的別離なお話しでもなく、
でも、今回のお話しは…
『もう終わりだ、別れよう。縁がなかったんだ…』と言うような色事のお話しでもなく、
『アナタ! ワタシを捨てないでぇ~!』と言うようなメメシクすがるようなお話しでもなく、
『アンタなんか大ッキライ! ツ~ン!!!』と言うような絶望的別離なお話しでもなく、
というお題なのでございます。
京都の有名ホテル『ホテルフジタ京都』が遂に閉館されたのです。
閉館を迎えたのは去る1月29日のことでした。
閉館を迎えたのは去る1月29日のことでした。

実は…
全く…
ホント…
タマタマ…
全く…
ホント…
タマタマ…
ワタシ、1月26日から28日まで、ここ『ホテルフジタ京都』に宿泊しておりました。
…ちゅうことはねぇ、閉館する前日まで連泊したというコトでございます。
…ちゅうことはねぇ、閉館する前日まで連泊したというコトでございます。
とは言っても、別に『今生の別れをする為…』という訳ではございませんでして、連泊するとメッチャ安い部屋があったのでタマタマ、そうです! BY CHANCEの、タマタマの、偶然だった訳でございます。
ははは…
普段よりムッチャ安いからココに連泊したのでした。
ははは…
セコイお話しで恐縮!?
ははは…
貧乏人でございます… なにか文句でも!?
普段よりムッチャ安いからココに連泊したのでした。
ははは…
セコイお話しで恐縮!?
ははは…
貧乏人でございます… なにか文句でも!?
とは言っても、ホテルフジタ京都さんはもう何度となく宿泊しているホテルなのですぞ!
安い時を狙ってだろうって???
安い時を狙ってだろうって???
ははは… ほっといておくれやすっっっっ!
ですけれどねぇ、こんなワタシでも馴染みのホテルが閉館と思うと一抹の淋しさを感じずにはいられません。
ワタシ、関西圏に済んでいる為、京都には日帰りがほとんどなのですが、連日に渡って用があったり、夜に飲んだりするとホテルを利用することも多いので、この『ホテルフジタ京都』さんもよく利用していたのです。
ワタシ、関西圏に済んでいる為、京都には日帰りがほとんどなのですが、連日に渡って用があったり、夜に飲んだりするとホテルを利用することも多いので、この『ホテルフジタ京都』さんもよく利用していたのです。
理由は…
①クルマが停められるスペースが確保されていて駐車料が要らない。
②木屋町、先斗町に近くてすぐ飲みに出歩ける。
③すぐ横が鴨川なので散歩に持ってこい。
④クオリティの割に値段が安い。
etc、etcなのでございます。
①クルマが停められるスペースが確保されていて駐車料が要らない。
②木屋町、先斗町に近くてすぐ飲みに出歩ける。
③すぐ横が鴨川なので散歩に持ってこい。
④クオリティの割に値段が安い。
etc、etcなのでございます。
そうですよ、ホテルマンがシッカリしていて、バッグなどの荷物を部屋までボーイさんが持っていってくれるホテルも随分と少なくなりましたからねぇ。
そう言えば、このホテルは有名人も常宿にしていたことでも有名でしたねぇ。
最上階のスイートルーム701号室を何年にもわたり借り切っていたという 勝新太郎 さん…さすが大スター、豪快でございます。
その下の601号室のスイートルームは石原裕次郎さんが常宿としていたそうです。これは、先輩の銀幕スターである勝新太郎さんより上の階に泊まるのは遠慮されたのだと言います。さすがの裕ちゃんも勝新さんには遠慮していた様子ですね。
そして、高倉健さん、また小説家の山村美沙さんもよく利用したと言います。
あっ、そうそう! あの『ジョン・レノン』も伯したことがあるそうですよ。
支配人さんがそう言ってましたモン…
最上階のスイートルーム701号室を何年にもわたり借り切っていたという 勝新太郎 さん…さすが大スター、豪快でございます。
その下の601号室のスイートルームは石原裕次郎さんが常宿としていたそうです。これは、先輩の銀幕スターである勝新太郎さんより上の階に泊まるのは遠慮されたのだと言います。さすがの裕ちゃんも勝新さんには遠慮していた様子ですね。
そして、高倉健さん、また小説家の山村美沙さんもよく利用したと言います。
あっ、そうそう! あの『ジョン・レノン』も伯したことがあるそうですよ。
支配人さんがそう言ってましたモン…
では、持ち前の悪癖を発揮して少々『ホテルフジタ京都』に関するウンチクなどを…
■ホテルフジタ京都 部屋数は189室。 開業は1970年。これは大阪万国博覧会のお客を当て込み藤田観光が開業したそうです。 場所は鴨川添いで、木屋町や先斗町、そして祇園にも近く便利なこと、また比叡山や東山連邦を望める風光明媚なところからファンも多くいました。 ここは、元々は角倉了以(江戸時代の豪商)の屋敷跡だっそうです。(ああ、またウンチク癖が頭をもたげる…!?) その後、ホテル自体は経営は好調だったそうですが、親会社の藤田観光(本社:東京)の営業不振によりホテルはの土地・建物は積水ハウスに2006年に売却いたしました。以後は土地と建物を積水ハウスから借りて営業する形となっていました。 そして5年契約の期限が来たのですが、再交渉もまとまらず閉館することに。ホテルの経営自体は黒字だったそうな。何とかならなかったのでしょうかねぇ…。
会者定離…
仏教用語にありますねぇ、こういう言葉。
この世で出会ったモノはいつか別れる運命になる…との意味ですね。
愛別離苦… これも同じ、別れの苦しさを表す仏教用語です。
仏教用語にありますねぇ、こういう言葉。
この世で出会ったモノはいつか別れる運命になる…との意味ですね。
愛別離苦… これも同じ、別れの苦しさを表す仏教用語です。
もっと簡単に俗っぽく言うならば、
会うは別れの始め
もっと世俗的に言うならば、
カタチあるモノはいつか無くなる
カタチあるモノはいつか無くなる
美男&美人もいずれはシワクチャになる。ざまぁみろぉ~!? (…ちょっと違う?)
ということでしょうか。
まぁ、とにかく『無くなる』とか『別れ』というモノは寂しいモノなのですね。
でも、しかし、but…
なんで人間は『最後』という言葉を聞くと『ワッ!!!!』と押し寄せるのでしょうか…。
なんで人間は『最後』という言葉を聞くと『ワッ!!!!』と押し寄せるのでしょうか…。
ははは…
すっません~、ワタシはすぐにこんな 天の邪鬼的発想 をしてしまうのです。
悪癖なので許してチョウダイませ…ね。
すっません~、ワタシはすぐにこんな 天の邪鬼的発想 をしてしまうのです。
悪癖なので許してチョウダイませ…ね。
最後の29日の泊まりは189室が満室だったそうです。
まぁ、このケースは元より黒字経営のホテルであったと言うことでもあり、当たり前のことかもしれません。馴染み客も多かったし、よく利用していたのに残念と言う声がとても多かったのです。だって黒字だったんだもんなぁ。
でもねぇ…、
ここは別として、ガラガラで閑古鳥がガァガァ鳴いている施設が終焉を迎えるときの一時的フィーバーはいったこったいなんたるチア・サンタルチア… と思いませんか。
ここは別として、ガラガラで閑古鳥がガァガァ鳴いている施設が終焉を迎えるときの一時的フィーバーはいったこったいなんたるチア・サンタルチア… と思いませんか。
例えば、京都のすぐ近くの琵琶湖畔にあった遊園地『びわ湖タワー』なんかもそうでしたよね。
あれだけ閉園前には閑散としていて誰も来なかった遊園地が、
『もう閉園、明日にやめます』
と言う前日は 押すな&押すな の大人気になって、
『悲しいですぅ。もうココに来れないのかと思うと、ムチャクチャ寂しいですぅ!』
と言ってTVなんかの取材を受けているキミ、きみ、君、あなた、アナタ、貴方…
あれだけ閉園前には閑散としていて誰も来なかった遊園地が、
『もう閉園、明日にやめます』
と言う前日は 押すな&押すな の大人気になって、
『悲しいですぅ。もうココに来れないのかと思うと、ムチャクチャ寂しいですぅ!』
と言ってTVなんかの取材を受けているキミ、きみ、君、あなた、アナタ、貴方…
キミも、ずぅ~~~~~~と来てヘンかったやろぉ!?
もっとみんなこんなに普通に来てたら閉園することなかったんですモン…
もっとみんなこんなに普通に来てたら閉園することなかったんですモン…
倉敷にあった『倉敷チボリ公園』もそうでしたよねぇ。
開園直後は別として、すぐにガランとしてダァレも来ていなかったのが、閉園が決まるとその年は閉園間際の『駆け込み需要』で 開業初の黒字 となったそうです。
オイオイ…
開園直後は別として、すぐにガランとしてダァレも来ていなかったのが、閉園が決まるとその年は閉園間際の『駆け込み需要』で 開業初の黒字 となったそうです。
オイオイ…
まぁ、人間の心理なんてそんなモンですよねぇ…
終わる、無くなる、消えてしまう…となると、とっても惜しくなるというか、寂しくなると言うか、未練タラタラになるわけです。
何でなの????
よ~~くわかりませんが、ヒョットしたら『Opportunity Loss』、つまり、『機会損失の痛み』によるものかもしれませんねぇ。
何かを得るという喜びよりも、『失う』という痛みの方が敏感に感じるという心理からかもしれません。
『今のウチに行かねば…』とか『もう二度と…』という心理が働いてしまうことはよくあることです。
よ~~くわかりませんが、ヒョットしたら『Opportunity Loss』、つまり、『機会損失の痛み』によるものかもしれませんねぇ。
何かを得るという喜びよりも、『失う』という痛みの方が敏感に感じるという心理からかもしれません。
『今のウチに行かねば…』とか『もう二度と…』という心理が働いてしまうことはよくあることです。
まっ、とにかく…
ワタシが連泊した翌日の1月29日、ホテルフジタ京都は惜しまれつつ閉館いたしました。
池にあった錦鯉約80匹は天龍寺と三千院に引き取られて余生を過ごすそうです。
従業員達は同系列の『京都国際ホテル』で再雇用されるそうです。
これの点は良かったですね。
池にあった錦鯉約80匹は天龍寺と三千院に引き取られて余生を過ごすそうです。
従業員達は同系列の『京都国際ホテル』で再雇用されるそうです。
これの点は良かったですね。
けれど、
なじみ深かったホテルの終焉…
ちょっと寂しいような気がします。
なじみ深かったホテルの終焉…
ちょっと寂しいような気がします。
(追記)
土地建物を現在所有しているのは積水ハウスさんです。ここはどのように跡地利用されるのでしょうか。タイヘン気に掛かります。
積水ハウスさんだけに、高層マンションでも建つのでしょうか、それとも更地になったまま…。こういう経済状況ですから、このまま建物が放置されるかも…。未定だそうです。
なににせよ、有効活用できればいいのに…
『現場のワタシ達はまだまだ続けたい。この環境を是非維持して欲しい』というホテル支配人の言葉が気に掛かかる終焉でした。
土地建物を現在所有しているのは積水ハウスさんです。ここはどのように跡地利用されるのでしょうか。タイヘン気に掛かります。
積水ハウスさんだけに、高層マンションでも建つのでしょうか、それとも更地になったまま…。こういう経済状況ですから、このまま建物が放置されるかも…。未定だそうです。
なににせよ、有効活用できればいいのに…
『現場のワタシ達はまだまだ続けたい。この環境を是非維持して欲しい』というホテル支配人の言葉が気に掛かかる終焉でした。