テスラ社が、13.5kwhで61万7千円の蓄電池を売っている。
 従来の蓄電池に較べて4分の1の値段だ。
 この蓄電池の寿命はだいたい10年と言われる。
 これでも家庭用電源の補助には十分だと思えるが、5年後ますます安価になり、ますます高性能になっているだろう。
 なにせ世界中の自動車メーカーがよりすぐれてより安い蓄電池を開発しようとしのぎを削っているのだ。
 すでに開発中の蓄電池の噂がいろいろ聞こえてくる。
 アルミニウム空気電池とかね。
 太陽電池の時代の次は蓄電池の時代なのだろう。
 再エネ派に対する反論を読んで思うことのひとつが、呆れかえってものも言えなくなるような無知をさらけ出している者が少なくないということだ。
 読んでいて唖然呆然とするような無知である。
 そのひとつが、「太陽光発電では世界の電力需要を賄えない」という発言である。
 これは複数の人間が言っていた。
 びっくり。
 彼らは太陽エネルギーというものをどんな貧相なものと思っているのか。
 私は以前、地球に降り注ぐ太陽エネルギーについて書いたことがあるが、世界の総発電量の数万倍のエネルギーが地球に注いでいるのである。
 つまり地球に降り注ぐ太陽光の数万分の1を電力化するだけで、自然エネルギー100%の世界がやって来るわけである。理論上。
 実際、地球の陸地面積の数百分の1を太陽電池で覆うだけで、今の何倍ものエネルギーを使える時代が来るわけである。
 ちなみにこれは世界の砂漠の面積の100分の1程度の面積である。
 しかもせいぜい数百年しか持たない原子力と異なり、実に50億年未来まで大丈夫なのだ。
 次元が違うのである。
 韓国が「真の謝罪」なんぞを要求しているんだとか。
 馬鹿げている。
 つまり今までの謝罪は真の謝罪では無かったと言っているわけだ。
 ふざけている。
 仮にも一国が正式に謝罪したものを、真の謝罪では無いなどと、貴様ら何様のつもりだ?
 で、また謝罪したとしても、後になって、あれは真の謝罪では無かったと言えば、えんえんと同じことを繰り返せるわけだ。
 こんなタワゴトに乗せられるほど安倍政権は阿呆では無いはずだが、一応気をつけるべきだろうな。
 太陽光発電についての「論争」を見て思うことの一つが、未だにドイツドイツ言うものが多いということだ。
 いったいいつの話だ?
 残念ながらドイツはすでに自然エネルギーの最前線では無い。
 だからドイツの例というのはあまり参考にならない。
 最前線なのは、中国でありアメリカでありインドである。
 ドイツの過去の役割の大きさを軽んじる気は無いが、すでに過去の国であることも確かだ。
 ドイツの太陽光発電の電気代が高いのも当たり前。
 ドイツは太陽光が高価だった時代の契約でこれからも市場価格の何倍もの額で電気を買わざるを得ないのだから。
 それは日本も同様であるが。
 ドイツほど極端では無いが。
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中国の太陽光発電量、初めて1000億kWhを突破―中国メディア
レコードチャイナ 2018年1月4日 16時00分 (2018年1月7日 00時00分 更新)
中国国家能源(エネルギー)局が2日に発表した情報によると、中国の昨年1-11月の太陽光発電量は前年同期比72%増の1069億kWhに達し、すべての発電量に占める割合は前年同期比0.7ポイント上昇した。また、太陽光年間発電量は初めて1000億kWhを上回った。中国新聞社が伝えた。
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 ここで注目すべきは72%増という凄まじい増加率だろう。
 このペースで行けば4~5年で10倍を超し、日本の総発電量を太陽光発電だけで超えてしまう。
 大量生産による価格の低下効果でますます中国製の太陽電池は安くなる。
 もう日本には太刀打ちするすべは無くなるんじゃあ無いだろうか。
 再エネ派に対する反論を読んで思うのは、未だに太陽光発電は高いと思っている「情報弱者」が多いということだ。
 本当にまあ何というか。
 もう原発に較べて5分の1にもなっており、しかもさらに安くなりつつあるというのに。
 同じものがかたや一個百円、方や一個五百円だとしたらどちらを買うかという話だ。
 原発推進派というのは五百円の方を買うというきとくな人間なのだろう。
 常識で考えてあり得ない。
 「原発をやめて再生可能エネルギー導入しろよ」というスレが5chで作られたようですが、原発推進派によりフルボッコにされていました。
 5chというのは元2chなのだけれど、原発推進派の巣であるようです。
 残念ながらこのスレ主は、あまり再エネに詳しくないようで、効果的な反論が出来ないようです。
 さらに残念ですが多勢に無勢では議論にならないことは私も経験済みです。
 なにせこちらがひとつ書く間に何十もの反対論をあげられるのですから。
 今は引くべきでしょうね。
 三つ下の書き込みに
>太陽光の発電コストは1kwh13円
 とあるが、これは日本の話であって、既にアメリカでは1kwh3~5円であり、もう原発はコスト的に比較にもならなくなっている。
 これでは、蓄電池を大量に作ってもコスト的に大丈夫だと思える。
 思うのだが、原発推進派ほど、反原発派を「馬鹿」だの「現実が見えない」などと言ってこき下ろすのは何なんだろうか。
 「馬鹿」で「現実が見えない」のはどっちだと思う。
 論争を見ても、反原発派はきちんと数字をあげ、論理的に話しているのに、原発推進派は汚い言葉を使って反原発派をこき下ろそうとするだけなのだ。
 私も最近「馬鹿」などと言う汚い言葉遣いをするようになってしまっている。
 原発推進派の悪影響を受けているわけだ。
 気をつけなければと自戒せねばならない。
 それにしても、なんで未だに原発推進にしがみつく現実の見えない者がこんなにも多いのだろうか。
 それが不思議だ。
 これがネットをやらず新聞TVだけから情報を得ているならともかく、ネットをやっている層でこれなのだ。
 やはりネットをやっていると言っても海外情報までまめに集めている者は少ないということなのだろうな。
 ネット民などと言ってもこの程度の人が多いということなのだろう。
 悲しいがこれが現実なのだろう。