再エネで1kwhあたり1.77セントという驚異的な価格が2017年11月に示されたとのこと。
 1kwhあたり二円を切る価格だ。
 凄いとしか言葉が無い。
 マジンガーZの映画が何であんなに良かったかというと、平たく言うと「元がひどすぎた」ということが大きいと思いますね。
 良くなった第一は作画だけど、これがガッチャマン等のタツノコアニメだと、TV放映時に既にほとんど完成しているため(放映時期はかえって古いんですが)新たに良くすると言ってもほとんど改良すべきところが無い、下手に手を加えると改悪になってしまうのですね。
 マジンガーZはTV放映時の作画がボロボロだったから、良く感じるということですね。
 ストーリーも永井豪が目を光らせていたのかそこまでひどくは無かったけれど、まあ良いとは言えなかったですね。
 演出がどうとか言えるレベルじゃあ無かったし。
 まあ演出に関しては今回の映画も結構雑なところが目にはつきましたが。
 なんでそんなにひどいと思いながら見ていたのかというと、もちろん自分が子供だったからというのが大きいですが、ゴールデンタイムで食事時に放映されていたのが大きいんじゃあ無いかなあ。
 ビデオもない時代ですから。
 70年代というのははっきり言って東映動画は最悪の時代ですから。
 高畑勲や宮崎駿が東映を離れて滓ばかりになった時代だった。
 当時、優れた原作でも東映動画がやると聞いただけでがっかりしていたことを覚えてますね。
 それは「パタリロ」で、へえと思うまで続くことになりました。
 日経エネルギーNextによると「離陸寸前、米国の住宅向け蓄電池」とのことである。
 離陸寸前ということはまだ離陸していないということだが、蓄電池関係のニュースが増えているような気はする。
 あと数年かな?と思う。
 本格的なテイクオフまで。
 今日、映画「マジンガーZ・infinity」を見た。
 結論から言うと、非常に面白かった。
 妻も凄く面白かったと言っていたし、満足でした。
 日経エネルギーNextによると2017年の夏場、火力発電所がフル稼働しなかったとのこと。
 再エネのおかげである。
 それで「ついに大手電力が「再エネは怖い」と知った」とのことである。
 今頃か!?と思うが。
 再エネ派に対する反論でよくあるのが「太陽光発電はベース電源になり得ない。だから太陽光発電は使えない」というものだ。
 しかしこの論旨はおかしい。
 何故ベース電源が必要なのかという説明は一切抜きで、ただ必要だから必要なのだとわめいているだけなのだ。
 こんな「論旨」を信じられるのはよほどおめでたい人たちだけだろう。
 以前書いた、元東京大学総長の小宮山宏氏が「政府は「今後もベース電源は原発で」と言っているようですが、今、「ベース電源」という考え方をしている国は、日本くらいじゃないでしょうか。」と書いている。
 ベース電源とは一定の出力以外で運転することが難しい原発の欠点を、長所だと言いくるめるためにでっち上げたものでは無いかと疑ってしまうのである。
 原発を一斉に廃炉にしたら国が傾くのであれば、少しづつ廃炉にするしか無い。
 古いもの、危険なものから順次廃炉にするしか無いのである。
 既に原発の廃止が決まっている国も、すこしづつ廃止していく算段ですね。
 それまでは運転を続けるようです。
 日本はすでに停止している原発をどうするかという問題があります。
 発電所の有効利用という観念から言えば一端再稼働し、その上で順次廃炉にすべきでしょうが、何が何でも原発推進と考えるちょっとピーな人間が少なくない日本では、下手に再稼働すると下手すると新炉建設などという馬鹿をやり出しかねない。
 それでなくても50基という、国土の大きさに見合わぬ数多くの原発を抱え込んでいるのですから。
 その怖さがあるので再稼働に慎重にならざるを得ない。
 しかし、太陽光発電も、固定買い取り制による市場価格の数倍の電気を買わねばならない状況がある。
 まあ結論としては原発はできるだけ再稼働しないまま将来の廃炉に備えるというのが落としどころでしょうか。
 ちょっともったいない気もしますが、国民感情から言ってもそれが妥当でしょう。
 東電がやらかした不始末はそれほど大きいということですね。
 原発は、「作るとき」と「使い終わった後」に非常にお金がかかるんですね。
 使っている間はとてもコストが低い。
 で、作る費用はすでに出ているしそれを払う算段も済んでいます。
 しかし、使い終わった後にかかる費用についてまともに考えられていない。
 原発は安いという「神話」を維持するためにね。
 ここまで言えば判るでしょう。
 原発を廃炉にしたら「使い終わった後」の費用がかかるんです。
 今までまともに考えられていなかった費用がですね。
 その費用を払いたくないから原発の維持に拘るわけです。
 原発を維持している間は「廃炉費用」はかかりませんから。
 しかしいつかは廃炉にしなければなりません。
 けれどもその費用は未来の世代(電力会社では無く国民かもしれないが)が払うことになりますから、今の電力会社は関係ないのですね。
 未来への押しつけ。
 それが原発を維持しようとする理由だと思いますね。
 またそう考えると、安倍首相が廃原発に消極的な理由も分かります。
 50基もの原発(これは多い!例えばイギリスは15基です)を一斉に廃炉にしようとすればその費用は電力会社だけで賄えるはずも無く、結局政府がかぶらざるを得なくなります。
 その出費は国家の運営を傾けるほどのものになるでしょう。
 政府が廃炉に消極的なのはそういうことだと思います。
 では何故そう言わないか。
 それは廃炉費用について電力会社と政府がいい加減に考えていたことを白日の下にさらすことになるからではないでしょうか。
 いい加減な考えを元に、無節操に原発を増やしてきたことの責任も追及されるでしょうね。
 自業自得でありますが。
http://president.jp/articles/-/23447
 元東京大学総長で三菱総研理事長の小宮山宏氏は「(脱原発は)できるに決まっている」と断言しているとのことです。
 詳しくは引用元で読んでもらうとして、元東大総長という人がこうも明確に脱原発をはっきりと口にするということは大変心強いことだと思いました。
 もちろんまともな頭脳を持っている人間なら脱原発を支持するのは当たり前と考える私としては当然の結果だと思いますが。
 そうでないのは無知蒙昧な人間か、あるいは何らかの事情で原発支持に回らなければならない人間かのどちらかであると思います。
 中国での新たな原発の着工許可は、2016年、2017年共にゼロであるという記事を読んだ。
 どうやら中国が原発から自然エネルギーに舵を切ったというのは本当のようだ。
 中国は思ったより賢いようだ。
 日本はどうなるのだろうか。