ボラティリティの話をしたとたんに、ボラ上昇で特にポンドは思惑通りにサポート割れから下落し、ほぼ昨日と同じレベルまで戻すという仕掛け的な動きであった。 中心はユーロ円であった、米ダウ先物が下落し原油先物も大幅に下げていたのでユーロ売りからドル円へ波及し結局ユーロ円の下落となり、またこれも米国市場で戻しが急となった。 昨日はヘッジファンドは稼いだだろうか、たまにはボラが上がらないとやってられないところか。 夏休み前にひと暴れして稼いでおきたいだろうから、ボラの提供は良かったかもしれない。 但し、今日に掛けてほぼ行ってこいの展開で今後はまたじりじりと動くレンジ相場となろうか、まだまだ彼らには試練が続くのであろう。 あまり理由のない動きであるが、一旦下に仕掛けが出ているためにユーロ円の133円台前半を維持し、欧州時間に掛けて132円台前半があれば下トライはしやすい環境となろう。 日経平均も前夜のシカゴ先物で60円ほど上がっていたものの現在はマイナス圏へと戻されており、その可能性は残っているし、今は下落での変動率上昇しか動きは出にくい環境となりつつある。 動く材料としては、昨日のインド株センセックス指数が財政赤字拡大懸念で大幅下落しているため、ここをリスク要因にしてクロス円が下げるのかまたは戻すのかは影響があるだろう。  

今週は、4-6月期の米国企業決算発表が始まる。 8日にまずアルミ大手のアルコアから始まり、その後は来週となるが14日にゴールドマンサックスや16,17日にかけてバンクオブアメリカ、シティやモルガンチェースなどの金融企業が続く。 ここのところ中国からのドル基軸通貨への懸念が台頭していてドルに対してあれこれと意見があるようで今週行われるG8でも論議の一つとなろうが、景気減速時には政府が主導して回復に向かいたい為に、相場の変動率の上昇を嫌う各国が足並みを揃えようとするのが常であるから、ドル基軸通貨への懸念を払拭するような合意やコメントとなるだろうと考えると、大きな変動理由ともなり得ないはずだ。 また英国中銀が量的緩和プログラムを増額したことで、ポンドが若干弱めの展開となっている。 この通貨は相場の需給が小さい時にはボラティリティ(変動率)を追求するかのような特徴があり、短期のトレンドラインの下値が1.6230を割ってストップロスを狙いにいき、1.6180のサポートラインをターゲットにする可能性は充分あるから、もし下げるようなら頭にいれておきたい。


最近の主要為替の変動率低下で、ヘッジファンドの運用が思うように上がらない記事を読んだが、それはボラティリティの低下は物価動向から来るものらしい。 相場は世界同時不況によるデフレへの懸念を各国政府からの資金供給策に伴うインフレ圧力で相殺しているようで身動きが取りづらい相場環境になっているのが一因らしい。 変動率は昨年前半までは円キャリーの影響もあって2年近く下がっていたが、サブプライム問題を発端にしたリスク解消売りでポジションが急激に逆流し変動率の拡大に寄与した。 今年は、1,2月は動きが激しかったものの、その後は徐々に動きが緩慢となってきており相場動意の原因を探しているがあまり見当たらなくコメントも書きづらいほどだ。 ポジションも大きく傾く事なく推移しており、なかなか長期のトレンドを覆す動きやダマシが少なくなってきている。 今年前半は、4時間でもダマシを頻繁に見ていたのだが、3月以降は2時間、1時間のダマシと期間が短くなってきて、とうとう1時間でもダマシのような動きをみるのが少なくなっているのは、変動率の低下が理由である。 昨年のような異常に大きな変動の後だけに2-3年は現在のような動きが続くと見られている見方と、世界経済が2番底を探りにいくと動きが再度激しさを増すという見方というように、変動率から見ても2つの意見に分かれておりなかなか動きの兆候を掴むのが難しい状況だ。 ただそんな相場にも万物共通の動きはある。 それは何をしても重力には勝てないということだ。 またそれがわかっている現代人の頭にはそういう感覚がどこかに宿っているはずで、一旦相場(他の活動もほとんどがそうだが)が下がりだせば変動率が上昇するということである。 幸い金融商品は、株式の底辺が大きく個人投資家の基本となっているから、現物買いのような買いから入っていく癖のようなものが出来ている人たちは、重力を忘れている懸念が多少なりともあるだろう。 プロ(主に稼ぎを出したいヘッジファンド)はその辺を狙っているから、下げ相場に入りそうな時は逆張りは危険を承知で行う必要がある。 

米国雇用統計は、非農業雇用者数の大幅減少で先行き消費に不透明感が出て株式下落を先導した。 非農業者部門の雇用者数は予想の36万5000人の予想に対して前月比46万7000人もの減少と大きく乖離し、悪いと見込まれていたもののサプライズな結果を受けてクロス円が大きく下落となった。 多少は買い越しのポジションだったために利食いから投げも出たようで、ストップロスの売りが目立った相場となったためにクロス円に引っ張られるようにユーロドルやポンドドルの欧州通貨勢やオセアニア通貨も対ドルでも下げとなった。 米国ダウ平均は節目の9000ドル手前で失速し、8500ドル台まで下落していて下の節目は6月に付けた前回安値である8200ドル付近であり、ここを抜けると再度下への懸念が大きくなっていくことだろう。 クロス円も連動しているので、短期ではユーロ円133.50抜けで133円割れの可能性が高くなってきて、更に

132.70を下抜けすると130円を狙いにいく動きが台頭してくるシナリオが考えられる。 ドル円は96.20を越えてくるとレンジ内での動きが強まりそう。 アジア株式が意外と強い印象があり、確かにダウ平均が下がろうとも独自の動きでこなしてはいるが、日経平均は一度10000円をタッチしているのもありダウにある程度のトレンドが出てくると調整となる可能性もあり注意が必要であろう。 リーマンショック後の各国指標が大幅に落ち込み始めたのは昨年10月からであり、それからの今年の数字は昨年比だと改善の余地もあり、そこまでの踏ん張りがあれば先行きに楽観的になるのだがどうであろうか。 ここで円高ドル安となれば、株式も2番底を探っていくというコメントが増えてきて疑心暗鬼となってくるので、そうなれば要注意。 まだ一日での動きではなんとも言えないが、ユーロ円の動きが他の相場と連動となっているので常に追いかけていく必要がありそうだ。 

原油の高値73ドル台から一気に70ドル割れと乱高下となっている原油相場はリスクマネー復活の証なのだろうか。 クロス円の買いも円キャリーによってもたらされたものと考えても良いのかもしれない。 昨日の相場は見かけ上、米国消費者信頼感指数の50割れによってもたらされたリスクヘッジでのドル買いとなっているが、米国株式はロングの利食い、ユーロドルは行って来いとなりあまりファンダメンタルを意図したものではないようだ。 それより、欧州消費者物価指数の初のマイナスが欧州金利へ与える影響は大きいはずだが、リスクマネー以外でユーロ円の上昇の理由を捜すのは困難である。 本日も米国オラクルが45億ドルの社債発行でドル円の買いが入っているが、その理由もキャリーの買いが一緒に入っているのが裏にはあるのではないだろうか。 はっきりと景気回復が見られないまま、金融相場で先行きを楽観視してリスクをとると逆が恐ろしい、それは昨年学んだはずだが。 商品相場の再騰もその流れであろうが、リーマンショック以前まで戻したのはまだいいがそれ以前は既に高すぎていたのである程度まで下がらないという事は、米国年金基金の商品相場への投資や新興国からの政府基金が入ってきているのも一つであり、商品相場の高騰は先行き経済にはあまり宜しくなく、将来のインフレの大きな要因となるために日本以外は金利を上げる前提で低く維持しているのも解除する方向に行ってしまうのもうなづける。 バブルは幾度となく続き、ファッションの流行のように走っては躓き転び小さな痛手で済めばいいが、大怪我をすると入院期間が必要となるのは相場も同じで、インターネット時代では致し方ないところか。 そういう超変動時代となった現代の相場の中でも、流される事なく本質は見失わないようにしたいものだ。 今日のドル円の上昇も本物かどうか疑わしのだが。

昨日は世界的に株式が堅調で円キャリーの噂などもあり、クロス円の買いに繋がった。 欧州通貨がしっかりしている間にドル円が96円に乗せ上昇を後押しした格好である。 ナイジェリアの原油油田地帯が武装勢力によって襲撃を受けた為に原油が急騰し、今年の高値を更新し今朝もターゲットの73ドルに達しようかという動きを続けている。 市場では73ドル突破を一つの目安と見ていた向きが多いので、これからの動きに注目が集まる。 昨日の海外ではそうでもなかったが、本日の日本時間ではWTI原油先物価格にユーロドルが連れ高していて上値には小さいながらもストップ設定が幾つかあるようで、欧州時間に入るとその辺りを狙っていく動きが予想される。 ドル円は、95.80が堅いが原油の更なる上昇でドル安気味に推移となると95円半ばまでの押しはあるかもしれない。 昨日はクロス円の上昇だったが、最近のトレンドとしてドルとクロス円と交互に動きが出ているので主体になる通貨ペアーを見極めなければならない。 明日は日銀短観の発表が控えている為、円相場は行き過ぎると訂正の動きが出やすくあまり追っかけていくと痛い目に遭いやすいから要注意。 米国では最近の景気下落に歯止めが掛かりそうな雰囲気の中、ケースシラー住宅価格の発表がある。 リーマンショック以前の相場に戻ったとはいえ、米国のこれからの回復度合いを計るには住宅価格次第だと思っているので注目していきたい指標である。

ドル円、ユーロドルとユーロ円の3大流通通貨がもみあいに終始している中、動きの原因を探るならば中国政府の準備通貨の創設への言及であろう。 それは、ドルのみに頼っている準備高ではリスクが大きすぎるために、他通貨でも持ち高を増やしドルの保有比率を下げる方がより安全だという考え方があるからである。 それによって若干のドル安が進み、ユーロドルを筆頭にポンドドルやオセアニア通貨の対ドルでの上昇が顕著となった。

ただ中国からの基軸通貨への牽制はロシアと同調しているが、政治的な意味合いも濃いために短期的な動きで終始し市場が慣れてくれば反応は限定的となるだろう。 クロス円はまちまちだが、ユーロ円は持ち高調整か売りが若干優勢な展開が続いている。 いづれの通貨ペアーの動き幅が徐々に狭まっているが、先週の少ない指標等のイベントが今週は比較的多いためにその結果前後でのポジションの傾きに注意して取引を行いたいもの。 本日の日本の鉱工業生産指数はほとんど反応がなかったものの、日銀短観、英国GDP、米国ではISM製造業景況感指数や雇用統計、更に欧州ではECB政策金利委員会とトリシェ総裁会見が予定されている。 また中国では水曜日の午前10時より製造業統計が発表されている。 動きとしては、ドル円が95.00にストップ設定が溜まりつつあり、そこを狙う展開があれば下落波乱があるかもしれないが、株式が堅調であればクロス円にサポートされ下値は限られる。

今夜のFOMCへの過度の市場の期待であろうか、ユーロ円は簡単に135円直前まで上昇し、ここ数日の下げをほぼ取り戻した形となっている。 金融緩和維持スタンスへの期待で買われているが、結果が出たところでの利食いから下落となる確率は高い。 長期金利上昇への言及でどの程度金利が冷やされるかの度合いを計っていく方が相場を読みやすい。 ユーロに多少の利食いは出ているものの、海外中銀の買い報道まで出るほど上昇に過熱感が出ているので、マーケットは買い越しに回っているだろう。 それまで調整がないとなれば、ある程度の上昇後に下落というパターンも考えられるが、原油とユーロの相関性が高まっている中ではファンド勢などの投機マネーが復活し、同じように取引していることを示している。 原油の上値ターゲットは、フィボナッチでみると73ドル辺りを狙っているようだ。 断固としたFRBの決意を読み取れれば、クロス円共々上昇のオッズも残っているかもしれない。 もしドル相場になるとすればドル安の流れを引き継ぎ、ドル円の93.88である前回安値が意識される展開もあり得るだろう。

ユーロ円は、先週135円台に乗せたところで上昇気流が止まってしまい下落に転じ、133円までの戻しを見ている。 135円をしっかり乗せてこないと、この上の上昇はあり得ないと思っていたので仕方がないところか。 トリシェECB総裁のこれいじょうの公的赤字を拡大することに否定的であるために金利の落ち着きを優先しているようだ。 今週は、米国FOMCがあるために株式相場を中心にもみあいと予想している。 但し、米国債の大型入札に絡む顕著な動きは多々見られるかもしれない。 ドルに関しては、カリフォルニア州の財政悪化懸念を背景に売りに傾く可能性があるが、住宅指標も含めて市場参加者のポジション取り方向を読みながらの相場展開となろう。 ややドル売りのポジションが多かった為に調整でユーロが売られているが、逆にポンドドルは先週初めは政府への不信感からの売りから買いに転じて投げも出ているようで、上昇すれば上にあるストップを狙いにいく動きが出てくる可能性がある。 クロス円は、株式が短期調整局面であることで利食い売りから下のストップハンティングへと動きが変化するのは欧州通貨次第であろう。 この辺が強いと、レンジでの動きが強まってきそうだ。 短期では、ポンドドルは1.6380が堅く、1.6500は重い。 ユーロドルは1.38前半には買い気があるようだが、1.39台も売りがある程度ありそう。 1.4000のオプショントリガーを狙っていく動きとなるか、FOMC以降に注目されよう。 先ほど発表されたドイツのIFO景気動向指数も予想範囲内の結果であまり動意は見られていない。 本日欧州市場はややドル買いで始まっている。 ユーロドルが1.38を割れればドル買いがやや強まる程度で、1.39に回帰すればもみあいの様相が強まると予想している。 ユーロ円は、ユーロドルの1.38割れと共に133.00下にあるストップを断続的に狙いに行く動きが出るかどうか、動きがやや停滞しそうだ。


円安是正の引き金は、ガイトナーからの金融機関への規制前でのロング派のポジション調整が理由であるのか、高値からの乱高下が続いている。 ユーロ円と日経平均が連動している中で、141円という強いレジスタンスを越える前に売り始めたユーロドルがユーロ円の利食いを促したようだ。 実質、ファンダメンタルではあまり変化がないものの、原油の70ドル台がテクニカルでの過熱感を示唆していたのもタイミングからして原因となっている。 今朝は上昇をリードしていたオセアニア通貨も、先高を期待するにしても先週末からの下落でよい利食いとはなっているが、ニュージーランドの政府、中銀共に足並みを揃えたかのように通貨高が輸出産業を圧迫しているコメントを出しているだけに、オーストラリアドルも含め調整が長引く可能性も出てきた。 クロス円の下落を引っ張っているのは対ドル相場であり、オセアニアや欧州通貨の下落はクロス円の下落を大きいものにして、その影響をドル円に広げている。 ドル円は95-6円台では買い需要が見られて抵抗している、ここで売りを吸収すれば最高値に向かう可能性も少しずつ生まれてくるのではないか。 それにはユーロ円の下げ止まりというか、ユーロドルの下げ止まりが必要であろう。それを引っ張るのは、原油と株価、元はと言えば新興国株なのかもしれない。 米国金利上昇も一つの景気回復へのリスク要因と言えるから、今夜のオバマ大統領からの金融包括規制改革案の概要発表が金利上昇を抑えるものとなりうるか、米国が市場経済資本主義の進むべき方向訂正をこの辺から読みとれる可能性もあるので重要なイベントである。  

流れはクロス円の上昇へ向かっている。 ドル安、ドル高ではないようだ。 今日、JPモルガンが新興国株式指数の更なる上昇を見込んでおり、代表的な新興国株価指数であるMSCI指数が4-5年間で4倍にも上昇すると予想しているというレポートがあった。 このように、最近の新興国株への期待が高まっているのが世界的な株価指数上昇の一つの要因となっている。 特にBRICSと呼ばれる新興国(ブラジル、ロシア、インド、中国)の株価指数はリーマンショック以降の下落から強烈な戻しを見せている。 その中で、為替相場へも影響が大きい中国の経済指標は当社の経済カレンダーでチェックが出来る。 株の話をしているが、FXではクロス円が株価と連動していて上昇傾向を強めていて、この相関関係はなかなか崩れる気配がない。 

昨日は、米国小売売り上げが予想を上回り一瞬ドル高に振れたが、ドル円が上昇した後対ドルの通貨が上昇に転じ、結局クロス円の上昇をもたらした。 また懸念されていた米国30年債入札は堅調な需要が見られて順調に消化したようで、金利を下げる要因となった安心感も株価堅調の背景となった。 米国ダウが大幅急落しなければ、新興国が世界的な株価を支える構図となっており商品相場上昇へも寄与しているようだ。 米国やその他の先進国に加え新興国という大きなエンジンが追加搭載された世界経済は、個人消費へのマインド向上とそれがもたらすであろう景気回復には好都合な動きが出始めた。 次のインフレは一体どうなるのだろうか?予想している私としても怖いくらいだ。 行き過ぎやすい相場が冷やしてくれるのか、それとも前代未聞の世界的なインフレが大きなバブルを再度起こすのかはわからないが、原油が上昇するのは我慢出来ても人間が生きるために必要な食物だけは上昇しないよう野菜工場なんかで十分確保出来るのだろうか?この国は。 そう思うと個人投資家が円売りに走るのもよ~くわかる気がする。合格