ドル円、ユーロドルとユーロ円の3大流通通貨がもみあいに終始している中、動きの原因を探るならば中国政府の準備通貨の創設への言及であろう。 それは、ドルのみに頼っている準備高ではリスクが大きすぎるために、他通貨でも持ち高を増やしドルの保有比率を下げる方がより安全だという考え方があるからである。 それによって若干のドル安が進み、ユーロドルを筆頭にポンドドルやオセアニア通貨の対ドルでの上昇が顕著となった。
ただ中国からの基軸通貨への牽制はロシアと同調しているが、政治的な意味合いも濃いために短期的な動きで終始し市場が慣れてくれば反応は限定的となるだろう。 クロス円はまちまちだが、ユーロ円は持ち高調整か売りが若干優勢な展開が続いている。 いづれの通貨ペアーの動き幅が徐々に狭まっているが、先週の少ない指標等のイベントが今週は比較的多いためにその結果前後でのポジションの傾きに注意して取引を行いたいもの。 本日の日本の鉱工業生産指数はほとんど反応がなかったものの、日銀短観、英国GDP、米国ではISM製造業景況感指数や雇用統計、更に欧州ではECB政策金利委員会とトリシェ総裁会見が予定されている。 また中国では水曜日の午前10時より製造業統計が発表されている。 動きとしては、ドル円が95.00にストップ設定が溜まりつつあり、そこを狙う展開があれば下落波乱があるかもしれないが、株式が堅調であればクロス円にサポートされ下値は限られる。
