ドバイワールドから始まった英国や欧州圏の金融機関への悪影響懸念で、これまでドル安一辺倒からのポジション巻き戻しが旺盛な相場付きに加えて、更に悪い事は重なるのかギリシャの格付けが実際に下げられ、東欧や北欧諸国の格下げ噂も加わってユーロ売りから連想のドル買いに拍車が掛かっている。 その指標となるユーロドルは1.44下のストップをどんどん巻き込んで1.43割れ寸前まで下落している。 この下のサポート又はターゲットは1.4130付近となっていて、年末での薄いマーケットがそこまで下げさすことになるのか追加背景に注目していく必要がある。 早朝の急激なドル売りでドル円は88.90割れまであり、その後は1円ほど値を戻すという値動きの激しさが年末相場を物語っているのではないか。 午後3時以降の相場も英欧の市場と日本市場との合間とあって、薄い中需給やニュースのよって乱高下しやすい相場が続いている。
米国消費者物価指数は予想通りで、ドル買いに大きく振れることはなかった。 とは言えFOMCが控えている事もあり、噂?からの堅調さを保ちつつ推移していた。 FOMCは金利を据え置き、声明は金利を長期間極めて低い水準に維持すると再度確認することになったが、流動性供給措置は解除する方針とし雇用の悪化は和らいでいて経済成長の支えとなるとコメントしたことが背景となって、一時利食い売りに押されたドルは再度値を上げ、ドル円はあっさりと90円を突破した。 ドル売りポジションの巻き戻しが主流であったが、新規のドル買いも入っているとみている。 ユーロドルは1.4450下のストップハンティングとなり1.43台まで下落し、ユーロポンドの下げということからしてもユーロ売りということでドルを背景にした動きが顕著である。 ユーロドルは1.43台割れまではあるかもしれないが、逆にそこは短期のショートカバーが入りそうだが下値模索がしばらく続く可能性もある。 突っ込みやすい時期なので、原油や金価格には常に注意を払っていきたい。
ドル安からのポジション巻き返しが中心だと思うが、FOMCでの利上げの噂から昨日の米国生産者物価指数の上昇を受けて一層ドル買いに安心感も相まって、ドル堅調推移が続いている。 物価指数の中身を見てみると、原油高から燃料コストの上昇が最も寄与してはいるが、燃料、食品以外の指数も予想を上回るプラス1.2%となっており、インフレ懸念の信憑性も理解できる。 しかし、前回のバーナンキ議長の公演内容が金融緩和的だったために、利上げがあるとは考えにくい。 ただ、今回のFOMCで若干ニュアンスの揺り戻しがあるかもしれない。 そうなればドル買いからの利食い後は再度堅調推移も考えられる、としても相場の揺れは年末相場ということでこれから片方大きくに振れていくかは疑問であるが、ユーロドルの1.45台での底堅さが下落基調の中でも中途半端な感じが残っており、ここから下がると1.44半ばから下のストップハンティングの可能性が比較的大きいような感じがしている。 ポジション調整後は多少突っ込む流れを想定しており、突っ込んだ後は居心地の良いレンジ相場になるとみている。 今夜の消費者物価指数も気になるところだが、それよりFOMCの結果の方が相場に大きく影響するだろう。
ここ数日間の、ドル買戻しの流れは年末へ向けてのポジション調整であり、本流とは違うように感じられる。 原油や金価格の高騰から市場は大きく買い持ちに傾いていて、それを解消する売りとドルの買戻しである。 それを象徴するかのように、ユーロドルの下落が顕著となっている。 対してポンドはポジションに傾きがそれほど大きくなく、アブダビのドバイワールドへの支援がポンドを支える構図となっていて比較的ゆるやかな下落に留まっていることからユーロポンドは0.90台を割り込んでいる。 ユーロ円も130円台が重くて、ユーロ買いの理由にもなりそうだが鉱物の下落とポジション調整の動きの流れが強くなっている。 円安に振れない原因は、ユーロ円とドル円に輸出の売りが入っているタイミングであり上値を抑えてはいるが、薄い年末相場の突っ込みを考えるとユーロ円の下値が固められるとドル円は91円くらいまではあるのではないか。 ただ市場では、噂で明日のFOMCで利上げの話まで出ているが、クリスマス前に利上げから株価下落は避けたいだろうからこれはあくまで噂で終わりそう。 それでドルを多少支えているのなら、明日以降は若干ドル安に振れるのかどうか妙味が出てくるので慎重にいきたいところ。 今日中にユーロドルが1.4450割れまで試されれば、反発も出てくるであろうからレベルとタイミングで市場の動きを読んでいくのも必要であろう。 ドルを横目にクロス円は下値固めといくような気がしているがどうだろうか。
ドル円は88円を割れ、戻し高値からの半値である87.80をあっさり割り込み87円割れかと思わせたが、そこは年末相場の薄さから半値突破で投げが入ったところを買い需要が押して一時88円台まで戻すという動きの大きな相場となっている。 ただ短期ポジションが多いと見られ、大きく振れるとストップハンティングを引っ掛け戻しも急となるやすく。 ポジションを建てるレベルやカット、利食いのレベルは慎重に決めていかなければならない。 昨日のギリシャの格下げでユーロが売られ始め、クロス円の下げによってドル円も売りを食らうという動きであり、米国ダウの下落がその流れを後押しした。 米国FRBはTARPによる金融支援策を来年の10月まで延長と決めて、ショートカバーを誘った相場もスペインの格下げによって打ち消され、それまでプラスだったダウがマイナス推移となりクロス円の頭を重くしている。 昨日は40ドルも大きく下げた金価格も、今日はじりじりと値を戻し下げの半分ほど戻している。 金の乱高下も年末特有の動きの一つと言えよう。 ドバイワールドの債券問題からの株価急落やギリシャ、スペインの格下げなど、欧州に関連する悪材料がユーロ売りの引き金となっており、金価格も突っ込んだ上昇から下落へと転じており、ユーロドルをも調整させている。 欧州の株価の調整があれば、ユーロ円の下落が模索されていくだろう。 とりあえず、年初にかけて125円割れまであるかもしれない。 短期の戻しが131円辺りで頭打ちとなると、可能性が大きくなりそうだ。
ドル安からのショートカバーで戻し気味だった為替相場は、米国雇用統計での好結果から一転してドルの買い戻しから突っ込んだ相場展開となった。 クロス円もそれを好感して上昇(というか下げた分戻しただけではあるが)し、ユーロ円などは先日の安値である127円割れから134円台までの突っ込み買いが見られたのは、円高にポジションが振れていた是正相場というわけである。 米国の出口戦略の遅れが金利安へと繋がり、ドル安傾向が強まって円高と投機マネーを動かした。 ドル円が85円を割って円高方向と流れを見せていたが、日本はデフレへと突っ走っており政府も財政赤字を鑑みず、マニュフェストとは若干異なる経済対策へと赤字拡大と向かっていることから、円高一辺倒は多少の是正をみた。 遅行指標の一つである米国雇用統計の結果が良かったとはいえ、一度結果が良かっただけでFRBが出口戦略を早めるとは早計ではなかろうか。 為替相場はドル円90円突破からそういう流れを意識して織り込みにかかっていることから、今夜のバーナンキ議長の講演が注目されている。
先程米国連邦銀行総裁バーナンキ議長は、以前米国経済は相当な向かい風に直面しているとし、インフレ下落や雇用統計の結果が良かったとはいえ労働市場もまだまだ弱く、出口戦略に対してはまだ慎重な姿勢であることだと述べている。 やはり一度の雇用統計だけではわからないという意味で、楽観論に対して引き締めた様子である。 となるとドル円90円は突っ込みすぎ、89.50が節目であったが声明後に急落しており、88.50辺りまでの下落を想定しなければならない。 クロス円は、声明による金利低下で株価へと資金が流れて上昇していて堅調となっていてドル円の唯一の支えとなっている。 クロス円が調整すれば、再度下落の憂き目に遭う可能性が大きい。 バーナンキ議長は更に付け加えて、1929年世界恐慌後の過度の金融引き締めから教訓を得ているとし、出口戦略へはあまり積極的ではなさそうなニュアンスと感じられるのも気になるところだ。
ドル円は85円割れから多少戻し気味となっていて、今週に入り戻り高値を少しずつ更新している。 87.50辺りがやたらと重い状況が見えてはいるが、ここを抜けると88円台まではありそうで、88円での攻防が動きを決するかもしれない。 中東ドバイワールドの債務へアブダビが支援する方向が強まってきており、円高仕掛けは一旦収まりじりじりと戻しに入っているようだ。 国内でも日銀が新オペ導入で10兆円を市場へ供給し、長めの金利低下を促すことで景気回復支援と見られており、またデフレ対策への期待感が高まっていることも円高一服に繋がっている。
今回の予想外?の円高で、日銀総裁会見ではデフレへの認識を匂わせるような発言があり、
政府との認識の違いを払拭するかのように歩み寄っている。 この発言は市場がさせたものであり、本音は違っていたであろう。 米国がドルをじゃぶじゃぶ市場に流し、将来の世界的なインフレや円キャリートレードの再来を恐れるという事がデフレ認識度合いの低さに繋がっているだろうが米国はドルキャリーを暗黙の了解で相場認識し、それを逆利用して株式相場を押し上げている。 もうデフレは嫌だという国民は多いと思われ、給料が目減りする代わりに安く物が買えるといっても、それでは前向きにはなれない。 はっきりとインフレ目標導入でもやっても良いかもしれない。 デフレでは守りは堅くなるが、攻めることは出来ない。 新興国の台頭で、企業だけではなく世界レベルでの競争が増すことになった今では、一度国民に上を向かせる必要があるがデフレでは下ばかりみてしまうのではないか。 ここにはきっちりとした対策が求められるのではないか。
デフレ認識の甘さが円高に繋がっているのは、政府も同じ事であり、デフレの中で輸入物価や原材料を幾ら下げても内需減退が買う意欲を上げることはない。 市場は円高に走り出しているので、軽い対処で戻す事はなかなか難しいであろう。 利下げ余地は少しあるようだから、デフレ認識を強くするならその方法を考えてもおかしくはないだろう。 とにかくデフレが良いのか、インフレが良いのかはっきりポリシーを持って方向を示す事が必要であるかと思う。 経済サイクルは歴史的に段々振れが大きくなってきているし、新興国の台頭や更にアフリカ諸国も経済を上げてくると、上に振れるほうにリスクは大きい。 日本だけデフレで取り残されては、国民のストレスは計り知れないだろう。 外貨に投資している国内投資家の資産を増やすのに、ここから円安に振れれば内需拡大に少しは寄与してくれるのでは?と思ったりもするのだが。 ここしばらくは85-88円辺りのレンジ相場で次の波を待つのだろうか、90円に早く戻らないとリスクは高いままだ。
米国感謝祭での休場中に円高に一気に振れ、その間ドバイ政府系投資持ち株会社ドバイワールドが債務返済延期要請をしたことで世界的な景気悪化懸念に繋がり、円はリスク回避通貨として買われやすくなり、円高が一層進んでいる。 日銀が85円以下の時にレートチェックをしたということと、ショートカバーで欧州時間に入り86円台での推移となっている。 ドバイショックということで、昨日の欧州株価は大幅下落し、今日のアジア株や米国ダウ平均先物が大幅に下げている事でクロス円の戻しは鈍くなっている。 ここにきて米国金利が低下してきていることで、日米の金利が逆転していることも円高ドル売り要因の一つとなっているようだ。
さすがに85円台を一瞬割り込んだ時は、1995年の79円台が頭に浮かんだ。 その時は前日確か86円台から一気に81円割れを試し、日銀の介入で85円台まで戻したのだが、次の日に再度下落し一瞬80円割れをした記憶がある。 80円割れ以後は執拗な日銀の介入が買い戻しを呼んで、更に日米欧との協調介入で相場水準を押し上げた。 その後のG7の為替変動に対する強い声明でドル安、円高に終止符をうった格好となった。
