ドル円は85円割れから多少戻し気味となっていて、今週に入り戻り高値を少しずつ更新している。 87.50辺りがやたらと重い状況が見えてはいるが、ここを抜けると88円台まではありそうで、88円での攻防が動きを決するかもしれない。 中東ドバイワールドの債務へアブダビが支援する方向が強まってきており、円高仕掛けは一旦収まりじりじりと戻しに入っているようだ。 国内でも日銀が新オペ導入で10兆円を市場へ供給し、長めの金利低下を促すことで景気回復支援と見られており、またデフレ対策への期待感が高まっていることも円高一服に繋がっている。 


また金価格は高値更新で1200ドルを突破しているが、4週連続の大幅上げやドル売り基調でありながらもドル円の戻しを見ると、そろそろ一度調整があってもおかしくはない。 急な戻りで欧州通貨の上昇に歯止めが掛かるかの局面という可能性がありそうだ。 日銀の動きからドル安と円高は別々の要因で動く可能性もあり、クロス円の動きが捉えづらくなっていくのではないか。 先ほども日銀総裁と鳩山首相が経済、物価、為替などについて意見交換したことで、なかなか下へ突っ込む動きとはなりづらそう。 最近デフレという言葉をよく電車内や公共の場で聞くことが多くなった。 若者もデフレスパイラルを遊び言葉に使うようになってしまったのは、日本国への情けなさを感じる。 個人投資家が円キャリーの動きがなくとも外貨投資が減らないのは納得である。 ここまでくればデフレに慣れるよりは、インフレになる方がいいのではないか。 もし世の中がそういう流れになっても、着いていく人達とそうでない人達とで分かれてしまい、なかなかインフレになるのも難しいかもしれない。 それだけ国民の経済に対するマインドは、雪だるま式に下向きが普通になってきているのだろうか。 皆で滑れば怖くない!なんて聞きたくはないが。