昨日からドル円の下落が加速していたので、米国経済指標に注目が集まっていたが良くも悪くもなく為替の動意を誘うものではなかったが、米国債入札が順調だったことでの金利低下や金価格の最高値更新が更なるドル安に繋がった。 本日に入っても、日本政府の介入を誘うような売りが出ており、クロス円共々ストップをことごとく付けて下げを速めている。 ドルスイスも1対1のパリティを割れて0.9台に下落して、今日になって下げが加速したためにスイス中銀のユーロスイスへの介入観測の買いが相場支えている。 このタイミングで、ドル円は86.30辺りから上昇し87円台まで戻し、クロス円も1円近くは戻していたが、欧州時間に入ってクロス円中心に売りが出ている様子である。 日本の個人投資家の投売りにも近い相場展開も相まって上値の売り注文が戻しを鈍らせているようだ。

これは完全にテクニカルでの下落であり、ファンダメンタルには支えられているものの金価格の上昇がトリガーとなってドルインデックスの年初来安値更新に繋がっている。 何事も重力には勝てなさそうだ。 政府は介入への言及はしているが、政権は民主党であり財務相が介入に対しては積極的ではないような憶測や、クロス円レベルを考えると相対的には円高の極みではないことで、下値トライはしやすい環境となっている。 また今日は米国市場が感謝祭の休日で相場が薄くなることで売り仕掛けはしやすいであろうから、下値を当てるのは止めておくほうが無難である。 ここから買い下がる向きは証拠金をよく計算しながらストップもある程度入れながら、大損失を防ぐためにはアマウント(ロット数)を資金に対してはあまり建てすぎないようにすべきであり、ストップロス設定も確実にやっておくことが重要であろう。

ドル円がクロス円の売りも加算され88円下のストップハンティングにあっているが主流はドル安主導である。 次のターゲットは87.10付近にある年初来安値であり、今夜戻りが鈍いと可能性が大きくなる。 但し突っ込んだ売りとなっているために、87円割れからの大幅なドル円下落を望むのは危険かもしれない。 というのは、本日は92円台の高値からの下落で日数で言うと21日目、フィボナッチの21に当たる日であるからとりあえず頭においておきたい。 もし明日下げ続けるなら、次は34日目ということになり来月中旬にテクニカルイベントは持ち越される可能性はある。 ドル安からのドル円の下げとは言え、ユーロドルが比較的ゆっくりとした上昇で結構な需給のあるユーロ円の売りが入るとドル円の頭を抑えてしまいやすい。 これから年末に向かい、需給が減り相場が振れやすくなるため12月半ばまでドル安傾向が続くとドルインデックスの大幅な下落の可能性は残されてしまい、相場も大きく振れやすい環境となる。 先進国内では米国の出口政策が一番遅れるという見通しを背景に、ドルの価値下落を織り込みにかかっているが、年末需給要因がドルの下値をどこまで振らすのかは読みづらい。 それもこれも、ユーロドルの動きが大きな流れを作っていくことであろう。 それに市場参加者は米国債の入札に旺盛な需要が見られているということで、出口戦略の先伸ばしを予想している向きが多いようだ。

今夜は米国個人支出や耐久財受注、新規失業保険などの経済指標がある。 昨日までは米国経済指標後は小動きだったものの、今日のドル円の下げ幅が拡大していることから、指標結果から荒い展開となる可能性も出てきた。

トリシェECB総裁が公演の中で、時期がくれば出口戦略実施へ向かう方向であることをコメントし、それまで下落中のユーロの下支えとなり上昇へと促した。 それと比較して米英はリセッション気味の経済で、積極的に量的緩和をしているのでドル売りはトレンド、ポンドも売りが強くユーロポンドはまた0.9台に乗せてきた。 0.92-0.93辺りまでの上昇が遅かれ、早かれありそうな感じがしている。 

 米国ダウ平均は1%以上の大幅上昇、欧州や英国株も同様に強く、新興国はもみあいながらも上昇トレンドは保っている状態。 しかし、日本はどうしたことであろうか、ここのところ下落が止まらない。 それなら円安かと思うが、ドルキャリーで逆に円高気味であり、新しい与党政府が相場というものに対して規制をする、相場で儲けるのには否定的な思惑が見えているのも株式には悪材料なのではないか。 ただ一歩引いて相場を見てみると、各国の株価上昇はドル紙幣の増発によってもたらされたバブル的な要素も否定できず、来年の景気動向が落ちてくるとその分の揺り戻しがあるかもしれない。 そうなるとドル円の上昇という可能性も出てくる。 どれが本当の市場の動きをしているのか、しっかりと見極める必要があるだろう。 日本にドルはまだあまり入っていないのだから。 

先週金曜日は、欧州でウクライナのソブリン債などのデフォルトに対して懸念が高まりユーロが下落したことで、前日から続いていたドル買戻しが強まった。 それ以外のドル買いの背景としては、金融各付け機関のムーディーズがドイツ銀行のそれを下方修正する可能性を示唆したことや今週の米国感謝祭前のポジション調整ということもあるだろう。 金価格は先週末にかけては下落したものの、週明けから買いが旺盛で先程1167ドル台まで上昇し、原油の上昇も相まって一転ドル売りを促している様子である。 ただ感謝祭前ということであまり大きく傾くとは考えづらく、軽いストップハンティング程度であろうか。 ここのところにきてのファンド勢のポジション整理からのドル買戻しだが、これまでのドル安は米国財政赤字や失業率などの景気先行き懸念から、FRBが金融緩和を長期に行う意図が見えることから金利低下していることが原因である。 今週は本日23日から25日にかけての米国債入札や欧州首脳の中国訪問が控えている。 感謝祭の関係で経済指標が水曜日までに多く発表されるので、これらにも注目である。 欧州首脳が中国元の水準などに対して言及すれば円にも影響が出てくる可能性もあり、今週前半は動意が出てきそうな感じがしている。

昨日はドル円のサポートである88.70が効いているようで、そのまで下がった後はいつものようにショートカバーが入り89.10付近まで戻したが、明けて日本時間で徐々に値を下げており88.50までの下げはあるのではないか。 テクニカルでも売り基調は強く、88円割れまで見ている市場参加者が多い。 米国ダウ平均が利食いに押され下落し始めたことがクロス円の売りを呼んでいて、リスクテイクの縮小に繋がっているようだ。 頼みのオセアニア円も買い持ちポジションが多いと見られており、じりじりと利食いから下落に転じてくる可能性があるだけに気をつけたいペアーである。 日経平均は4日続落であり、情けないことに今年7月以来の安値をつけてしまった。 円高基調が相場を押し下げているというよりは、全体的には日本売りであるから円安に行ってもいいのだが、ドル安の流れが強いようだから近々88円割れからの突っ込みがあれば一旦下げ止まってもおかしくはない。 何せ民主党は、財政縮小と言いながら最近の経済動向で必要な支出は惜しまずとの動きとなっていて、以前赤字は拡大傾向にあり株価は下落とファンダメンタルでは円売りなのであるから異常な下げとはならずに済むのではないかと思っている。 それよりもクロス円の方が振れは大きくなるであろう。

アジア株式中心に堅調な動きからクロス円にショートカバーが入ったが、その後は再度売りに押されており今日も日経平均の下げから下落となっている。 ドル円の上値も抑えられて、短期トレンドが下向きとなりそうだ。 今週はあまり動意がない為替市場だが、こういう時に動き出すと急落や急騰の可能性もあり、常に注意を払っておきたい。 いつものように逆張りをしていると突っ込んでストップハンティング狙いで変動率が上昇することが多いので、こういう時こそ相場の変化に気を配る必要がある。 下向きのドル円の下値サポートは88.70、次に88.50であり、ここを破ると87円台の可能性が大きくなってくる。 クロス円、ドル円急落のきっかけと考えられそうなのは、今夜の欧米株式指数であろうか。 米国金利の低迷と財政赤字という大きな背景によってのドル安も続いていて、ここのところ調整してか、どちらかというと米国の時間稼ぎからくる一段のドル安前でのもみあいに思えてくる。 米国のファンダメンタルは変わらないが、昨日の住宅指数の落ち込みや雇用統計からくる二番底への懸念が残っている。 オバマ大統領が自国回復への時間稼ぎなのか中国へ協力を求めている節も見て取れるから、時間が勝つか流れが勝つかの展開となるであろう。 一番怖いのは中国株式であり、それによってトリガーされそうな商品相場であるから、そうなればドル買いとなるに違いない。 非常に危険で不安定な相場を反映しているのが日経平均なのかはわからないが、段々先行き景気への不透明さが増してきたようだ。

FRBバーナンキ議長のドル安牽制発言もドル安を止めただけで押し上げるまでには至っていない。 このためにもみあい状態が昨日から続いている。 クロス円は若干の円高で下落しているが顕著な動きとは至っていない。 ただ昨日もECBトリシェ総裁が強いドルは世界経済の利益にという発言もあって、各国の思惑はドル安是正に向けて一致しているような感じが出てきた。 しかしながら米国が財政赤字を増やし続けており、政府も暗黙でドル安容認をしていると市場参加者には思われており、なかなかファンダメンタルでのドル安是正が出てこないと反転は難しい。 為替もトレンドが出にくいスピード感のない相場だがゆっくりでもドル円は下落基調を保っており、ユーロ円もまたそれに同調するかのようにじりじりと下げ始め、下にある市場のストップ狙いにいってもおかしくはない。米国株式が堅調なためになかなか売りが出てこないクロス円も、ここが下落すると一気に下攻めとなる公算は頭に入れておきたい。 ドル円の下落スピードは日本のファンダメンタルからして加速しそうにはないが、クロス円は欧州通貨次第で下落スピード加速の可能性はまだ残っていそうだ。 何がきっかけに動き出すかはわからないが、せめて指標だけはチェックしておきたいものだ。 今夜は、英国中央銀行議事録、米国消費者物価指数、米国住宅着工件数などのイベントがある。

若干の円高基調によって、クロス円も徐々に下げ始めてきた。 とは言ってもオセアニア円は未だ堅調さを保ち、どちらかというとユーロ円、ポンド円などの欧州クロス円が下向きのモメンタムとなっている。 各国の先行き経済活動に対する見通しの違いから、金利動向にもずれが生じており、更に原油や金などの商品価格相場の上昇基調が強いために資源国の通貨も買われており、またそれらの国の経済活動も戻りが早いようだ。 米国が超低金利政策を推し進めているために価値の落ちたドル通貨が各国の様々な相場へと入り込みバブル懸念も出始めてきたので、各国は経済見通しの不透明さからくる金融調整の難しさに直面している。 最近好調な鉱物商品輸出で経済が潤い始めている豪国では、利上げに対しての臆測が相場を支えている。 国内ではマネーが回帰したのか不動産価格の上昇が著しくなっておりバブルの懸念も出てきているが、それを支える商品相場の上昇はいつ下落に転じるかわからないというのと、重要な輸出先の一つとなった中国もバブル懸念もある。 更に今年に入っての世界的な政府支出によっての景気回復基調が軌道に乗るのかが、通常の個人消費や輸出のエンジンに振り向けられるのか予想が難しい。 先がわからないならどちらかというと経済は良くなる方向へ導くのが政府の役目であり、それを実践すればバブルの温床になるのはわかっていても、左へ大きく振れたゆりかごは、重力(人々の心理)によって揺り戻しが右へ大きくなるのはどうしようも無い事で、バブルを起こさないようにということはまず無理な注文で止める事は出来ない。 次にマネーが向かうのはどの商品であろうか、米国以外の国が先に金利を上げてしまうとドルキャリーが本格化してしまう恐れがあり、商品相場の更なる上昇へと向かう可能性もある。 そうなれば資源国通貨は今まで以上に上昇するという行き過ぎ、それから発生する急落の可能性などの相場波乱が始まるようだと経済活動に混乱を招いてしまう。 まだしばらくは各国中央銀行のニュアンスから相場の方向を読んでいく動きが基本線となっていきそうで、大きく動く可能性があるとすればそのニュアンス変更がきっかけとなりそうだ。


さてテクニカルから見ていくと、邦人投資家に人気があり上昇トレンドに乗っているオーストラリア円は、週足のサポートが81円丁度にあり、その下は今回新しく分析機能として加えられた一目均衡表だと雲の上限が80円丁度にあり次のサポートラインとして機能している。 上方では85.65が抵抗線となっていて、昨年夏の下落途中でもみあいとなったレベルと相まって上がるにしてもある程度のレンジを保ちながらの動きとなるであろう。 この間の5円幅での動きが今月一杯は中心レンジとなりそうだ。 12月となれば年末となり、中銀は手を打ちづらく相場も動きづらくなるのは否めない。 年末はそれよりドルの権威低下によるユーロの動きに注意を払っていきたい。

ここ数日間の米国ガイトナー財務長官の、強いドルは米国にとって非常に重要とのコメントが再三相次いでおり、これがドル買戻しのきっかけとなっている。 オバマ大統領のアジア諸国訪問もあり、ある程度の持ち高調整であろう。 金価格も今日1123ドルの高値更新となった後は、10ドルほど下げて調整含みとなっているのはドル反発が背景である。 米国の新規失業保険申請数が発表となり、予想より好結果でリーマンショック以前の水準に戻った事は、前回の失業率の上昇からくる景気失速懸念をやや和らげることになった。 ガイトナー長官やオバマ大統領の訪日などで、今週は日本時間から欧州時間にかけての相場の動きが中心となっている。 米国為替市場は久々の経済指標発表で動きが出だしたが、なかなか大きい振れには繋がりそうも無い。 米国市場の経済指標が多い来週はそこそこ動きが出るのであろうか。 どうも私の夜勤中にはなかなか動じない為替相場はつまらないの一言、たまには眠気を吹き飛ばして欲しいものだ。


今日の一句:

 人間の潜在意識は全体の97%を占め、それが自然な行動を左右する。 今の努力は半年後に結果として表れ、潜在意識として自分のものになる。 ポジションが逆方向へと行っても騒がずあわてずゆったりと構えていき決めたところで決済しましょう。

英国中銀のキング総裁は記者会見で、先日国債などを購入する量的緩和の資金枠を2千ポンド(約30兆円)に拡大した事について、緩和策を完了する一歩ではなく、これからも完全にオープンだとして、一段の緩和策に含みを持たせた。 さらにポンド安が輸入から輸出への不均衡に寄与するとコメントし、ポンドの急落に繋がった。 ポンドドルはとはいえレンジ内の高値1.7台に近づいていたことからタイミングを計っていた売りが多かったために下げが加速した。 反面失業率の結果が良かった事から、1.66台からはある程度買いが入っているようだ。 金価格は1118ドルまで上昇し、ユーロの上昇とドルの下落の背景となっている。 米国FRBが金融緩和策を継続しそうだとの臆測から金利は低下したためにドル売りに拍車が掛かっているが、株式市場は高値更新を続けている。 新興国経済の好調さからマネーが既にだぶついているから、株式市場が来年度のことも無視して上昇しているのは非常に危険なサインではなかろうか。 逆に日本の平均株価は円高によって上昇を阻まれているが、そのうち連動していくのは時間の問題であろうか。 今年は全体にはドル安傾向となっているが、ここ数ヶ月で各国の経済状況によって為替もまちまちの動きとなってきてファンダメンタル主体の動きとなっている。 ユーロプラス資源国通貨は買われ、日米は売られる展開となっており日米同盟は依然強固であるかのようで、米国の落日に日本も連動しないよう祈るばかりである。 

さて為替だが、年末にかけてのユーロ上昇は今年に限ってはおとなしいようで、金価格の上昇はあるにも関わらず顕著な動きとは言いがたいが、調整を入れながらであるために今年2月からの上昇トレンドはまだしばらく続きそうだ。 ドル円に関してはドル安での下げであり、他の通貨に対しては依然円安で推移しているために80円台とはいえ反応が薄い。 これを円安に持っていくには米国以上の強固な低金利継続意思が必要ではないかと感じている。 輸出企業は円高になろうが、新興国への比率が徐々に大きくなってくる為に他のクロス円も合わせて報道される事が重要であろう。 これが理解出来ているのは、証拠金取引をなさっている投資家の方々である。 為替の取引をやるだけでも国際経済の仕組みについての勉強にも興味が沸いて、脳内革命に寄与してくれるかもしれない。 脳は150年以上発達しつづけると言われており、人間の寿命の倍近くは長く若さを保てるそうだ。 為替取引もそんなところで役に立てればうれしい限りである。