先ず、モコとの出会い.
なっちゃんと主人が自転車でスーパーの帰りに、家具屋さんの前で大きな声を出し、みゃーみゃーと鳴いているのが聞こえました。
一旦自転車を止め家具屋さんの方に
「お宅の猫ちゃんですか?」
と聞いたところ
「親猫が捨てて行ったんですよ」
といわれビックリ。
モコはまだ2週間足らずの子猫だったのです。
なっちゃんは主人に
「この猫飼ってもいい?」
と聞くと
「もう7匹もいるから駄目だよ」
と言われショック。
なっちゃんは通行人の方に
「この猫ちゃん飼ってもらえませんか?」
と尋ね続けて10人以上聞いたところ、誰も
「家でも無理」
という答え。
なっちゃんがションボリしていると、主人が突然
「家で飼おうか」
と言ってくれたのです。
なっちゃんは喜び勇んでモコを連れて帰宅。
それからが大変。
まだ生後2週間足らずなので、ミルクを買ってきて4時間ごとに与えていた為、なっちゃんは常に睡眠不足。
ただお利口だったのは、ふつうのトイレはモコが小さくて入れないので、タッパーに砂を入れて「ここでするのよ」と言うと、しっかりタッパーでしてくれたのです。
まだ350gの小さな子猫なのに立派だなあと心から感心ました。
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当時はガラケーだったので、その横で写真を撮るとこんな感じになるのでいかに小さいかお判り頂けると思います。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240127/14/mkudo1027jp/83/85/j/o1833153615394223385.jpg?caw=800)
左から、クルミ、モコ、アイ。モコは、アイの十分の一位(笑)
可愛いモコ。
家に来て1週間位経つと、モコが咳をし始めました。なっちゃんは風邪でもひいたのかと思い、主人とモコを一緒に連れて動物病院に行ったところ、先生から
「赤ちゃん特有の腸の病気で今手術をしないと死んでしまいます」
と言われビックリ。
なっちゃんは即座に「お願いします」と手術する事に同意。
無事、手術は成功したのですが、手術代が何と25万!
手術はそんなにかかるのかなあと呆然としながらも支払い、モコが元気になった事を心から喜んだものです。
それから、モコは元気いっぱい。その当時購入したてのマンションはまだ3年目の新しいマンションだったのですが、モコが扉やふすま、壁などにジャンプし、爪をたてボロボロになり、それを見た主人はションボリする程でした。
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クルミにも我が子のように可愛がってもらい、モコもクルミを慕っていました。
モコが6歳位の時には、同様に飼っていたアイの具合が悪くモコがアイに輸血をし、動物病院の先生には
「モコちゃんは少し位血を抜いた方がいいんですよ」
と冗談を言われた程で、体重が7kg位あってとても元気でした。
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なっちゃんが入浴中に良く来る、左手前が成長したモコ、その奥がお湯を飲んでいるアイ、右側がチャム。
あいにくアイは亡くなってしまいましたが、モコが活躍した事もあったのです。イタズラだけでなく(笑)
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ベスが来た時はラヴもいましたが、ベスのプロレス相手はもっぱらモコ。
モコはよくベスの面倒をみてくれたものです。
8匹飼っていた猫の6匹が亡くなりクルミとモコの生活が始まってからは
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多くの時間を一緒に過ごし
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240127/15/mkudo1027jp/91/c7/j/o3240271715394254799.jpg?caw=800)
本当に仲良し
でも、クルミは、なっちゃんの所によく来ましたが、モコは殆ど姿を見せず、ダイニングでおたけびをあげながら、遊んでいました。
その後、クルミが亡くなってから1か月後位からの事です。
なっちゃんの部屋にはほとんど来なかったモコがなっちゃんの所に来始めたのです。
昼も夜もなっちゃんのベッドで過ごし、その変貌ぶりにビックリ!
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後ろのリキが怖い!(笑)
おそらくクルミに、ママの事お願いね、と頼まれていたのではないでしょうか。
親の様なクルミを亡くし、モコだって相当辛いだろうに、そんなそぶりも見せずなっちゃんの事をずっと心配してくれました。
監視カメラの映像。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240127/16/mkudo1027jp/46/11/j/o1408156015394259422.jpg?caw=800)
なっちゃんに、ピッタリくっついているモコ。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240127/16/mkudo1027jp/28/e2/j/o0967070215394259360.jpg?caw=800)
なっとちゃんと一緒に、寝ているモコ。
昼間も
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昼も夜も、なっちゃんの側にいるモコ。
モコは何時もなっちゃんを守ってくれています。
特になっちゃんの体調が悪く,熱がある時などは、ずっと側にいて看病してくれた程。
なっちゃん、嬉しくて涙がポロポロ。
モコは3年位前から高血圧のため降圧剤を飲み、目もほとんど見えませんでしたが、あちこちにぶつかりながらも元気いっぱいでした。
また、腎臓病も悪化し補液の点滴も毎日60ml打っていました。
そんなモコでしたが昨年の4月に引っ越しが決まり、よく犬は人につく猫は家につく、と言われますが、モコも19歳になったばかりだったので、なっちゃんはとても心配でした。
引っ越したらモコが死ぬんじゃないかと恐れていたのです。
しかし、モコは嬉しくもなっちゃんの予想に反して、引っ越したマンションにもすぐ慣れ、元気いっぱい。
以前のマンションの部屋と同様に階段を昇りなっちゃんがいるベッドの上へ。
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モコはなっちゃんと同じ部屋にしたのですが、気分が良い時はダイニングを歩き回り、まるで今のマンションが気に入ったかの様子。
ご飯もよく食べ、夜あげた何種類もの缶詰やカリカリを朝には完食。
4月に引っ越して、8月にはなっちゃんの乳ガンが発見され入院。
なっちゃんの入院中の事は前回のブログに掲載してあります。
モコは9月の中旬位からあまり階段を昇ってなっちゃんに会いにこなくなり食欲も落ちました。
動物病院に何回も連れて行きましたが、1本の歯の根元が腫れていて、そのせいで食べれないという言う事なのです。
高齢のため麻酔をしての抜歯は無理との事。
モコは食欲が落ちたり戻ったりの繰り返し。
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モコが食べそうなスープ系のフードを次々にあげても余り食べなかったのですがダイニングの散歩だけは恒例行事。
動物病院の裏に公園があるのですが、そこを散歩するのも大好きなモコ。
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とことこ歩いているモコ。
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まったりしているモコ。
楽しそうにモコが散歩したり、太陽の日差しを浴びているのを見ている時が、なっちゃんの心温まる時。
何故ご飯を食べないのに歩く気になるのだろうと不思議に思う位でした。
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あまり食べないので11月下旬には栄養剤も購入して与えていました。
そして、この時から補液を1日1回から3回にと動物病院の先生から指示が出ました。
栄養剤の強制給餌と補液の点滴と大変な毎日が続きました。
その間にチュールを何回かあげると、少し食べてくれました。
補液後は少し休ませ、栄養剤を与え目薬をさし歯茎の消毒、てんかん剤や降圧剤を朝晩飲ませるのです。
何とかモコがチュールを少しでも食べてくれている間に、歯茎が腫れている歯が抜けてくれないかな、となっちゃん毎日祈っておりました。
また、何とか年を越してほしいと願いました。
ベスやリキも、交代で看病してくれました。
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目をぱっちり開けて、モコを看て居るベス。
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モコちゃん寝てるから、僕もねよ!と寝ながらモコの看病をしているリキ(笑)
そして念願かなって年明け。モコは元気に、飾り帽を付け
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240127/17/mkudo1027jp/f2/8a/j/o1156129715394294954.jpg?caw=800)
あけましておめでとうにゃん!
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モコちゃん、頑張れ!
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モコちゃん、元気出して!
とベスとリキも応援!
ところが、年が明けてもモコの食欲は戻らず先生に相談し、お思いきってモコの入院を決断。
入院中は酸素室に入れて頂きました。
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取り合えず、酸素を当てながら診察台に上がるモコ。
入院して2泊3日後に、先生から
「一日中点滴しても腎臓の数値が下がりません。あとはゆっくりお家で過ごさせてあげてください。」
と最後通告。
「あとどの位でしょうか?」
と聞くと
「3か月位だと思います。」
との先生の答えになっちゃんは涙がポロポロ。
でも、後3か月では無く、もっとモコが生きられる様、必死に看病しようと決意を固めたなっちゃんです。
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退院してからも常にモコを見つめ看病。
そしてモコが退院して5日目の1月10日の朝、なっちゃんが朝7時に起きてすぐカドラーを見るとモコが居ないのです。
なっちゃんは、またダイニングの散歩かな、と探しに行くと寒いキッチンの食器棚の前で倒れているモコを発見。
なっちゃんは息をしているか確認し、慌ててホットカーペットを敷いているカドラーに連れて行き、毛布を掛け暖房をMAXにしま
した。
その日はかなり冷えていたからです。
とにかく暖める事に専念し、監視カメラをチェックすると朝5:10頃まで、モコは元気にダイニングを散歩していたのです。
監視カメラはキッチンまでは映らないので長ければ5:10~7:00まで2時間位倒れていた事になります。
モコはずっとカドラーで寝ていましたが、なっちゃんは部屋を離れる時は何時もモコの呼吸を確認していました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240127/18/mkudo1027jp/af/7f/j/o1907136015394322317.jpg?caw=800)
静かに寝ているモコ。
昼間は疲れているんだろうと、そっと眠らせておきました。
モコも苦しそうな気配もなく、息をしながら静かに寝ていたのです。
そして、夕方4時頃も補液と栄養剤をあげ、通常と変わらない様子でした。。
それから、夜7時15分位に、モコが息をしているのを確認し、マッサージ機にあたりながら、スーパーに行った主人とケイタイで何を買うのか打合せ。
主人が戻ってきたのが7時45分頃。
そして、なっちゃんが部屋の中のカドラーを見ると、何とモコの
心臓が動いておらず、口も開けっ放し。
「モコちゃん、モコちゃん!」と何回叫んでも起きません。
どうして・・・・・・ まだ身体は暖かかったので
「モコちゃん、起きて!」
と涙を流しながら何回も叫び続けました。
でもモコは動きません。
何て言うことでしょう!なっちゃんがマッサージ機にいた30分の間に亡くなってしまったのです。
信じられません。
余りにも突然で頭の中が真っ白に。
どうしてモコはなっちゃんの見えない所で倒れ、なっちゃんが部屋を離れている時に、亡くなってしまったのでしょう。
余りにも残酷です。
「モコ!看取ってあげられなくてごめんね。」
と何回も繰り返し涙が止まりません。
できれば、なっちゃんの腕の中で息を引き取らせてあげたかったと悔し涙もありました。
監視カメラのビデオ映像では、リキがずっと心配そうにモコの側にいたので、モコを看取ったのはリキです。
なっちゃんは現実に戻り
「モコ、今までママを守ってくれてありがとう。長い間、頑張ったね」
と思う気持ちに変わりました。
夏まで5キロあった体重も、亡くなった時は1/2の2.5Kgでした。
動物病院の先生は
「腎臓病から血流が悪くなり血栓が出来、亡くなったのでしょう。腎臓病の悪化です。この数値で今まで頑張れた事が不思議です。」
とおっしゃっていました。
翌日、お花を買ってモコの身体の上に載せました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240127/19/mkudo1027jp/eb/e4/j/o2736182415394330759.jpg?caw=800)
モコを見ていると今までの色々な事が思い浮かび涙ばかりでてきます。
12月下旬には、モコの背中に針を刺して補液をしている時、のどをゴロゴロさせてた事がありました。
きっと「パパ、ママありがとう」
と言う事だったのでしょう。
亡くなる10日程前には、それまで鳴かなかったモコが、小さな声で「にゃー」と鳴いたのがモコの最後の言葉でした。
きっと、
「ママありがとう。僕はもう少しで逝くね」
と言うことだったのだろうと思います。
火葬は1月13日土曜日の午後2:00
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240127/19/mkudo1027jp/ee/e1/j/o1824228015394334566.jpg?caw=800)
お友達に頂いたお花や買ったお花の中央に、モコのお骨を置きました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240127/19/mkudo1027jp/eb/0b/j/o1373273615394335102.jpg?caw=800)
2024年1月10日没
モコ 享年19歳9か月
モコは、キコの23歳に続き、我が家で2番目に長生きしてくれました。
モコ、今まで頑張ってくれてありがとう。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240128/06/mkudo1027jp/40/80/j/o3632363215394490835.jpg?caw=800)
皆ににゃん、今までありがとにゃん。
これからもママを宜しくにゃん。
僕は虹の橋に行ってクルミちゃんや皆に会えるにゃん。
ママ一人残してごめんにゃー。
あとは、ベスちゃん、リキちゃん、ママを頼むにゃー。
さよならにゃん。
もう少しで20歳だったのに、虹の橋に行ってしまい、残念です。
モコ、虹の橋は、腎臓病も歯痛も無く、目も見える様になるんだよ。
だから、思うように走って、美味しい物を沢山たべてね!
モコは今頃、虹の橋でクルミや他の6匹のにゃんこ、ラヴ達と会って、きっとなっちゃんの事を話しているでしょう。
皆、虹の橋からママを見守ってね!そして、ママが行くまで待っててね!
今までにゃんこ8匹いて最後に残ったモコが亡くなり、なっちゃん家にはにゃんこが1匹もいなくなりました。
もうにゃんこは飼わずに、ぎっしり詰まった想い出を胸に生きて行こうと思います。
そして、ワンコのベスやリキを大切にしたいです。
モコを失った余りの悲しみと、なっちゃんの右腕が動ない程痛み、整形外科に通院しリハビリしながらの為、ご報告が遅くなり申し訳ございません。
モコの位牌
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皆にゃん、ママは12月頃からずっと右腕が痛いにゃん。
僕の補液をする時も辛そうだったにゃん。
このブログも僕の為に必死で書いてるにゃん。
僕の最後のお願いにゃん!ママを許してやってにゃ~!
今まで、皆さんに数々のコメントを頂きました。
前回のブログにも温かい激励のコメントを多く頂き、なっちゃん、とても嬉しかったです。
なっちゃんを思ってくださる皆さんのお気持ちが、充分に伝わってきました。
今では、右腕が殆ど動かなくなり、いいね位しか出来なくて申し訳ありません。
12月に入り、突然、右腕が痛み出したのです。
整形外科の先生のお話ですと、治るのに半年はかかるでしょう、との事です。
皆さんには、この場を借りてお礼申し上げます。
i何時も本当にありがとうございます。
最後に、モコに一言声をかけてやりたいと思って下さる方は、コメ欄開けますのでお願い致します。