いらっしゃいませ。そしてお帰りなさいませ。
庄内多季物語工房へ、ようこそおいで下さいました。
さて、今宵は、物語収穫人である私、佐藤美月と一緒に、人生を楽しむレッスンに、取り組んで行きましょう。
今回取り上げるテーマは、出来事に対するコントロール欲求を手放すと、執着心も手放せるようになり、どんな時も人生を楽しめるようになるということについてです。
元々興味のあった心理学を、本格的に学ぶようになってから、自分でコントロール出来るのは、出来事に対する自分の反応だけなのだということが、腑に落とせるようになりました。
それ以来、意識の使い方が、完全に切り替わりました。
すなわち、出来事をコントロールするのを辞めて、自分の反応をコントロールすることに、徹するようになったのです。
ただ、実際には、何かをコントロールしようとも思っていなくて、出来事に対する私自身の反応を、少し高い視点から見ているもう一人の私が、へえ～、そんな時には、そういうふうに反応するんだね、と面白がって観察しているような感じなのです。
多分、様々なことに対するコントロールを手放しているんでしょうね。
そうなってみると、楽しいと感じる出来事が起こらない限り楽しめないという、出来事に対する執着心がなくなり、どんな時でも、人生を柔軟に楽しめるようになりました
それでも、常にポジティブな気持ちでいるわけではなく、ネガティブな感情が沸き上がってくることもあるんですよ。
そんな時であっても、こういう時には、ネガティブな感情が沸き上がってくるんだね、と自分の反応を観察するようになると、そのネガティブな感情に飲み込まれなくなるようなのです。
つまり、ポジティブであってもネガティブであっても、その時の自分自身の反応自体を、楽しむようにしているということです。
そうするとね、自分が楽しい気分でいるために、出来事に依存しなくなってくるんですよ。
だって、出来事そのものではなく、出来事に対する自分の反応を、楽しんでいるんですから。
不思議なことに、出来事に対するコントロール欲求を手放してから、そのようになっていった気がします。
それはあるがままを、楽しむ境地なのかなあと思っているところです。
それこそ目を吊り上げるような勢いで、絶対にこうでなければいけないと思っているような時には、人生を楽しもうなんて境地には、なれないと思うんですよね。
そもそも、絶対にこうでなければいけないと思っていること自体が執着なのですが、そういった物事が多ければ多いほど、人生を楽しむのが難しくなります。
物事に執着することによって、人生を雁字搦(がんじがら)めにしているようなものだからです。
もしもあなたが、人生がつまらないと思うことが多いのであれば、執着している物事が、多いのかも知れません。
執着心は、視野を狭くしますので、その状態では、人生を楽しめるようにはならないでしょう。
執着心を一つ一つ手放し、視野を開放していくことで、様々な可能性が見えるようになり、人生を柔軟に楽しむことが出来るようになっていきます。
ぜひ、少しずつでも、出来事に対するコントロール欲求を手放し、あなたの反応自体を、あるがままに、楽しんで行きましょう
あなたと同じ時代を生き、あなたと出逢えたことに、心から感謝しております。
今宵も最後までお付き合い下さいまして、誠にありがとうございました。
またのご来訪を、心よりお待ち致しております
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佐藤美月は、小説家・エッセイスト・ライター・コラムニストとして、活動しております。
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