いらっしゃいませ。そしてお帰りなさいませ。
庄内多季物語工房へ、ようこそおいで下さいました。
さて、今宵は、物語収穫人である私、佐藤美月による、悩みが生まれるメカニズムを、ご紹介してみたいと思います。
今回取り上げるテーマは、ポジティブな側面と同じようにして、ネガティブな側面を見詰めることの大切さについてです。
多くの人達が悩むことの一つに、やりたいことが見付からないということが、あるように思います。
私自身、やりたいことに本格的に着手する時期が随分と遅かったので、それが何なのか分かっていても、似たようなことで悩んだことのある一人なのでしょう
それでね、今になって思うことは、やりたいことが見付かる時には、ポジティブな側面から見付かると思っている人が、多いんじゃないかなということです。
いわゆる、男女の電撃的な出逢いのように、やりたいことに対しても、ビビビッと来るのを、待っているのかも知れません。
そんな観点から見てみると、今を時めく大谷翔平選手や、羽生結弦選手のように、人生の早い段階で、やりたいことに出逢った方達は、ポジティブな側面から出逢っているのではないかと思いがちです。
確かに、そういった正統派の出逢い方もあるのでしょうが、ネガティブな側面からの出逢い方があることも、決して見逃してはいけません。
例えば、私は今、心理学に非常に興味があり、オンライン講座を受講したり、関連する本を拝読したりして、楽しく学んでいる最中です
けれども、心理学に興味を持ったきっかけは、過保護で過干渉の両親に育てられたが故に、束縛が酷くて、あまり幸福とは言えない思春期を過ごしたことにありました。
つまり、元を辿れば、ネガティブな側面から、心理学に出逢っているということです。
でも、そうした出逢い方でも、陰が極まって陽になるように、今現在、心理学を楽しく学んでいるという、ポジティブな側面を受け取ることが出来ています。
もしも理解ある両親に育てられ、幸福な子供時代を過ごしていたとしたら、心理学に興味を持つこともなく、ブランド物を買い漁ったり、海外旅行に頻繁に出掛けたりして、人生を深める楽しみは、あまり知らずにいたかも知れません。
そういったことから、私にとって、過保護で過干渉の両親に育てられたことは、後に心理学に興味を持つために、必要な布石だったとも考えられます。
そんなふうにして、紆余曲折はありながらも、最終的にやりたいことに出逢っているのであれば、そのきっかけは、ポジティブな側面から入っても、ネガティブな側面から入っても、どちらでも構わないということになるでしょう。
ですので、もしもあなたが、これまでポジティブな側面からばかり、やりたいことを探していて、なかなか見付からないという悩みがある場合は、ぜひネガティブな側面からも、探してみて欲しいのです。
例えば、過去にネガティブに感じる経験をしているけれど、その時に、何故こうなんだろう？ 何故こうなるんだろう？ と疑問に感じたことが、後に興味に転じているケースは、ないでしょうか？
そこを掘り下げていくことで、あなたがやりたいことの一つや二つは、割と簡単に見付かる筈です。
だって、興味があるということは、それをやってみたいということに、他なりませんからね。
もう一つ例を出しますと、もしもあなたが、同じことでずっと悩んでいるのであれば、それはそのことに、多大な関心を寄せているからだと、言い換えても良いでしょう。
だって、私達は、興味も関心もないことを、ずっと考えていられませんからね。
それが悩みになっているから、ネガティブに感じるまでのことで、それをポジティブに捉えれば、興味や関心があるということになると思うのです。
もしかしたら、あなたがずっと悩んでいることが、裏を返せば、あなたがやりたいと思っていることに、繋がっているのかも知れません。
ぜひ、そういった観点からも、ネガティブな側面を、フラットに見詰めてみて下さいね
あなたと同じ時代を生き、あなたと出逢えたことに、心から感謝しております。
今宵も最後までお付き合い下さいまして、誠にありがとうございました。
またのご来訪を、心よりお待ち致しております
当ブログの更新頻度が気になる方は、お手数ですが、こちらをご覧下さいませ↓
当ブログの楽しみ方ガイド
当ブログは、メッセージ性の強いエッセイ&小説&ポエムで成り立っております。
エッセイをお楽しみになりたい方は、タイトルに☆マークが付いている記事をクリックしてみて下さい。
小説&ポエムをお楽しみになりたい方は、タイトルに☆マークが付いていない記事をクリックしてみて下さい。
ちなみに今回の記事は、エッセイに当たります。
また、テーマ別にお楽しみになりたい方は、テーマ別でカテゴリー分けされていますので、テーマ別の一覧を確認して、クリックしてみて下さいね。
当ブログの世界観を経験することで、より豊かな人生に移行し、生きることを更に楽しめるようになることでしょう
佐藤美月は、小説家・エッセイスト・ライター・コラムニストとして、活動しております。
執筆依頼は、こちらから承っております🎵↓