いらっしゃいませ。そしてお帰りなさいませ。
庄内多季物語工房へ、ようこそおいで下さいました。
さて、今宵は、物語収穫人である私、佐藤美月による、悩みが生まれるメカニズムを、ご紹介してみたいと思います。
今回取り上げるテーマは、悩みが生まれたとしても、それが解決される前提で生きることの大切さについてです。
私自身は、悩みが生まれることは、それほど悪いことだとは思っていないんですね。
何故ならば、悩みが生まれるほど、一生懸命に生きているという証ですし、それによって、沢山の情報の中から、自分に必要な情報を拾い上げることの出来るアンテナが、立つようになるからです。
ただし、悩みが生まれた後、ずっと悩んだままでいるか、解決してすっきりするかは、その時の心の持ち方によって分かれます。
それはどういった心の持ち方かと言いますと、悩みが解決される前提で生きるということです。
それを知っておくだけで、悩みを抱えたとしても、深刻にならず、希望を持って生きていくことが出来るんですね。
しかもそこには、ちゃんとした根拠があるのです。
その根拠とは、この世界は、陰陽の法則に支配されているというところから来ています。
それは、男性と女性、太陽と月、表と裏、右と左、光と闇、ポジティブとネガティブ、といったように、必ず真逆の性質のある物が、対になって存在しているという法則ですね。
その法則に則(のっと)って考えれば、悩みが生まれたという状態の対極にあるのは、悩みが解決したという状態であるわけです。
それはつまり、悩みが生まれたと同時に、その解決策も何処かに生まれているということに他なりません。
ですので、悩みが生まれたらやることは、言うまでもありませんが、その悩みに関連する情報を集めて、それを片端から試してみるということです。
時と場合によっては、一ヶ月や二ヶ月で解決することはなく、何年も持ち越すようになるケースもあるかも知れません。
そんな時には、情報を収集する媒体を変えてみたり、付き合う人達を変えてみたり、今まで興味のなかった分野の知識を仕入れてみることなどで、解決策が見付かる場合があります。
それと言うのも、これまで生きてきた中で生まれた悩みであっても、その同じ生活圏内に、解決策が転がっているとは限らないからです。
悩み事の解決策を探しているうちに、新しい世界が開けていくこともあるでしょう。
もしもそんなことがあったとしたら、その悩み事は、新しい世界へと、あなたを導く役割を持っていたと言えるでしょう。
そもそも私達が、何かしらの悩み事を抱える時というのは、難しいことに取り組んでいたり、新しい分野に挑戦したりしている時が殆どです。
そうした場合、勝手が分からず、壁にぶち当たりやすくなりますからね。
そのように考えると、悩みが生まれることは、順調に成長している証だとも言えるでしょう。
ところがその逆に、大した悩みもなく生きているのであれば、それは考え方でそうなっているか、自分の器以上のことに手を出さずに、安全圏で生きているかのどちらかでしょう。
日頃から考え方に気を付けていて、くよくよと悩まないようになっているのであれば、それは素晴らしいことだと思います。
でも、日頃から安全圏で生きているが故に、あまり悩みがないという状態になっているのであれば、それは何処かの時点で、成長が止まっているということでもあるでしょう。
私達は、魂だけの状態だと、成長するまでに、数百年から数千年掛かると言われています。
それが地球に生まれて、肉体を持つことによって、百年そこそこの寿命の中で、短期間でぐんぐんと成長出来るようになるのです。
その期間を活かさないと、勿体ないですよね。
そもそも私達が成長していくためには、どうしたってある程度の負荷が必要で、それを悩み事が担う場合もあります。
悩み事にも、役割がある場合があるんですね。
そうして、繰り返しになりますが、悩みが解決される前提で生きていれば、必ずそうなっていくものです。
ですから、悩みが生まれることを恐れずに、あなたにとって難しいことや、新しい分野にも、果敢に取りんでいきましょう![ラブラブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/084.png)
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あなたと同じ時代を生き、あなたと出逢えたことに、心から感謝しております。
今宵も最後までお付き合い下さいまして、誠にありがとうございました。
またのご来訪を、心よりお待ち致しております![ハートのバルーン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/662.png)
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佐藤美月は、小説家・エッセイスト・ライター・コラムニストとして、活動しております。
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