2024年ISU世界選手権(モントリオール大会):「ドラマチック・・・」続き | 覚え書きあれこれ

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記憶力が低下する今日この頃、覚え書きみたいなものを綴っておかないと...

皆さま、いつもの「続きは後ほど」詐欺をやってしまいました。

 

昨日の記事をアップしてから男子のスモールメダル・セレモニーに行き、そこからエキシビション会場に戻ってオリンピック・チャンネルのニックさんのお手伝いをしたり、マテュー・カロンさんの衣装ブースまでご挨拶をしに行ったり、そうこうしている内に時間が経って…

 

もう言い訳はしますまい。

 

ということですでにモントリオールを去る朝になってしまいました。これから出発まで1時間で書けるところまで書きますね。

 

 

りくりゅうの演技が終わって、表彰式を待っているところまで昨日は綴りました。

 

ちなみに今朝、ひょんなことからツイッター(こうとしか呼びたくない私)でJスポーツさんの「WOMAN」の映像を見たのですが、改めてあのフリー演技は素晴らしかった。

 

スピードが凄まじいのもあるのですが、いっときたりとも途切れていない。流れるように、あっという間に4分間以上が過ぎ去った、という感じではないでしょうか。

 

スコアシートを見ると、どれそれのエレメンツが何点、GOEがどうのこうの、ということしか分かりませんが、やはり全体を通してのプログラムの印象というのは個々の要素の足し算ではない、と思い知るような映像でした。

 

 

さて、キスクラ裏のカーテン際で表彰式を待ちながら、椅子に座っていた木原選手は靴をいったん脱いでいたのですが、私が呼ばれた時には「ちょっと表彰式を遅らせてほしい」というような段階でした。

 

無理をしてでも表彰式に出て責任を果たしたいと言う木原選手でしたが、酸素ボンベとマスクが持って来られても、眩暈がして立てる状態ではないとドクターからのストップが掛かりました。

 

それなら三浦選手だけでも出られないか、と打診がありましたが、すでにメディアでも報道されたとおり、「龍一君が出られないなら私も出ないです」ときっぱり。

 

この状況は会場のお客さんからも見える場所で展開されていたので、ストレッチャーが登場して奥へと運ばれて行ったのでした。

 

メディカルルームで回復を待つことになり、当然ながら記者会見も欠席。そこで木原選手が「ディアナとマックスにおめでとうと言えなくて申し訳ない、昨年のワールドでアレクサ(クニエリム)とブランドン(フレイジャー)に自分たちが祝福されてものすごく嬉しかったから」と言うのでコーチのブルーノさんが急遽、会見場に赴いてメッセージを伝えることになりました。

 

まあ、そこからは色々と記事にもなっているので詳細は省きますが木原選手の律義さ、スポーツマンシップが浮き彫りになった場面でした。

 

 

 

 

 

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後日、チームドクターからの報告にもあったように、運動誘発性の喘息、という診断が出ていましたね。それにしても目の前でパートナーが倒れるという出来事に三浦選手も相当なショックを受けていたようで、私はそちらも心配になりました。

 

とにかく症状が治まって良かったです。

 

それから二日後の朝、一夜明けのメディアセッションのためにリンクに現れた二人でした。テレビやペン記者、そしてオリンピック・チャンネルの取材を受けた後、お世話になったメディカル・チームに挨拶に行きたい、と言う木原選手。医務室で再会したドクターたちも感激していました。

 

木原選手はEDEAのブースにも行ったり、マテュー・カロンさんのブースも訪れたり、とあいさつ回り。

 

スモールメダル・セレモニーのために17時あたりに集合して、ようやくカナダとドイツのペアに再会。祝福やお見舞いの交わし合いになりました。そしてその場で突然、主催者側から「男子の表彰式の後、改めてペアの表彰式をしようと思うが」との打診があったのでした。

 

本当に急遽、提案されたようで、主催者たちも色々な手段を模索してくれていたのでしょう。全ての競技が終わった後であれば進行に支障がない、という判断だったのでしょうか。

 

衣装もスケートも持って来てね、と言われてびっくりするりくりゅう。本格的に再現してくれるのだと分かり、嬉しそうでした。他の2チームもこの時点で聞かされ、すぐに快諾してくれたのだと思います。

 

 

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とここまで書いたところで時間切れ。本当にもったいつけてすみませんが続きはトロントに戻る列車の中から書こうと思います。