ひとつ前の記事でも言ったとおり、かれこれ11年ほどフィギュアスケート大会のお手伝いをしてきている私なのですが、今回はちょっと勝手が違うと感じています。
明日(3月16日土曜日)、トロントのユニオン駅からVIA RAILの列車に乗ってモントリオールへと向かい、帰りは3月25日の月曜日、ということで計10日間ほどの長丁場になります。
今までで一番、長かったのは2019年・2023年のさいたまワールドでしたが、期間は8日あるいは9日、しかも自分が主催者側のスタッフとして働いていたのではなかったのでかなり気が楽でした。
モントリオール・ワールドは2020年の大会がパンデミックによって中止になったため、4年越しの念願が掛かっています。なんとしても無事に開催して、リベンジを果たしたいというカナダ連盟、そしてケベック州連盟を主体としたLocal Organizing Committee の執念が込められているので、何となくボランティアの私まで緊張してしまうわけです。
明日、一緒に列車に乗って現地に向かうのはこのブログでもたびたび登場してくれているシャンティさん(今までSさん、などとイニシャルで呼んできましたが、この際、お名前を出しておきましょう)。シャンティも10年以上、カナダ連盟やカナダのオリンピック委員会、そしてCBCのスタッフとして主要大会やオリンピックにも出向いているツワモノです。
そして遠方から参戦してくれるのがこれまたいつも私とボランティアの道連れとなってくれているサヤちゃん。彼女はずいぶんと若いので体力自慢、しかもプロの通訳なので日本選手の取材や記者会見ではいつも活躍してくれます。
この他、メディア部署だけでもものすごい数のボランティアが参加して、大会の成功に貢献する気満々でやって来ます。いつも思うのですが、カナダのスケート連盟はボランティアの運営がものすごく上手い。逆に言えばボランティア無しでは大会の開催は出来ないということです。
あ、ちょっと最初の意図とは違った方向に行ってしまいました。
とにかく私は3月15日の金曜日現在、自分の荷造りを完了させようとしていて、えらく焦っているところです。いや、本当にいつもと違うものを持って行く訳じゃないし、モントリオールは都心なので何か足りないものがあれば買いに行けば良いだけの話なのですよ。
でもでも、本当に緊張しています。
ユンケル持った?これは記者会見前に目を覚ますのに必須です。
湿布持った?いくらピラテスで鍛えていると言ってもいつ、必要になるか分からない。
現場でいっつも履く靴持った?これはもう何年も愛用してほとんど履きつぶれているけれど、おまじないみたいなもの。
お気に入りの筆記用具、メモ帳、などは重たいけれど通訳をする際に絶対に慣れたものでないといけません。
ユニフォームは現地で支給されますが、昨年のさいたまワールドでプロモーションブースを手伝った時にもらっていたベストは持って行きます。
この他、q_taroさんから特別に送っていただいた「りくりゅう応援バナー・ワールド版」も(大・小)プリントしてスーツケースに入れました。(現物を入れる前に撮影しなかったのが悔やまれる)
そうそう、バナーに関しては別途、質問を頂いていたのですが、私も現地の会場を見ていないので確かなことが言えません。ただ、Centre Bell は大きなNHLホッケー用のアリーナなので、あまりバナーを掲げる場所が無いかも知れない、というのを連盟から聞いています。
日本から選手の応援用バナーをご持参の場合、入場後に聞いていただくことになるかも知れません。私も明日、現場でちょっと探ってみて、情報が入ればお知らせしたいと思います。
ということで出発前日、半分パニックの最中からのお知らせでした。
次はモントリオールより!