今年のオークビルの冬は比較的、暖かくて過ごしやすいです。
地球温暖化は確かに深刻な問題ですが、ボコ雪に悩まされたり、マイナス20℃の極寒に見舞われると、ただただ生活するのにも困ります。例えば日々の食材を仕入れるためにスーパーに出向くことさえ困難になるので、私としては暖冬はありがたい。
今日などは「春が来たのか?」と思うほどの青空と10℃近い気温でお散歩にも気合が入ります。
こちらは夫と義姉とのいつもの散歩コース。オンタリオ湖のほとりを4キロほど歩きます。
そんな美しいオークビルに先週はドイツのバヴァリアン・オープンに行っていた「ゆなすみ」と「さえルカ」が帰ってきました。
見事にSPとFSのミニマムを獲ってジュニアワールドへの出場を決めた清水&本田組、そしてFSではミニマムを確保し、今月末のチャレンジ・カップでSPのミニマムをぜひともゲットしてほしい長岡&森口組の皆さんです。
シニアの競技が終わってから数時間後には電車を乗り継いで、3日の早朝の便でミュンヘンからトロントまで帰って来るという弾丸スケジュールでしたが、四人とも元気そうでした。若いって凄いわね。
ちなみに私はこのバヴァリアン・オープンの結果を必死でフォローしようとしたのですが、なにせライストを買おうにもどうやったら良いのかイマイチ分からず、ISUのサイトからリザルトページに行ってもいっこうに更新されずに困り果てました。
そこで大変、助かったのがファンの皆様のツイッター(X)での投稿でした。ちゃんとライストを見ていらっしゃる方々がリアルタイムで「ミニマム獲得!」といったような情報を上げてくださったので嬉しかったです。
シニアのフリーに関しては、会場で応援に励んでいた本田選手に「ねえねえ、どうなった?」としつこいオバちゃんと化して聞きまくりました。
「すみくん達、ミニマム取れました!!」
とのお返事が来て大騒ぎ。
あとはオークビルに戻って、SPに集中して練習をすれば良い、ということになりましょうか。
そして今週の月曜日には先輩のりくりゅう達も戻ってきました。
カナダとは逆で東京は珍しく大雪が降り、フライトが羽田空港の滑走路で4時間以上、足止めを食らったそうです。乗る前ならまだしも、乗ってからの遅延は辛いですよねえ。
カナダに戻ります。
— Ryuichi Kihara(木原龍一) (@ryuichi_kihara) February 5, 2024
また次戦に向けて、頑張ります。#aircanada#エアカナダ @AirCanada pic.twitter.com/xoyDCRhXox
これからカナダに戻ります。
— Riku Miura 三浦璃来 (@miurariku1217) February 5, 2024
次戦に向けて、いい練習ができるよう頑張ります。@AirCanada #aircanada #エアカナダ pic.twitter.com/SmoCVIubbc
まあなにはともあれ、日本のペアチームが3組揃い、リンクメイトのカナダペア3チーム、その他にもオーストリアのチームが加わってブルーノコーチの元で賑やかに練習が行われています。
今、まさにオークビルのリンクはペアのトレーニングセンターとしてものすごい盛り上がりを見せています。常連のチーム以外に、引っ切り無しにカナダの他のリンクから、そしてフランス、アメリカ、イタリアなど海外からも選手がアイスタイムやトライアウトを求めて訪れているのですね。
今日もブルーノさんが言っていましたが、色んなレベルのチームがいる中で滑ることは非常に有益で、リンクのエネルギーが全ての選手を上達させる、と。ブルーノコーチの信条である「ポジティブなコミュニケーション」も浸透し、パートナー同士でもとにかく一言目は決してネガティブなコメントをしないというルールが徹底されています。
そしてもちろん、何よりもワールド・チャンピオンの拠点である、という魅力は大きい。三浦&木原組の熱心な練習の様子や礼儀正しい態度が手本となり、彼らと一緒にオークビルで滑る特権を得るために皆がリスペクトフルな姿勢で挑むようになるのです。ああ素敵な循環。
最後にちょこっと楽しい画像を。
オークビルのリンクの外壁を飾っている往年のスター選手の写真があるのですが、私が「ブログに載せるからこれの前で撮ってー」と言うとノリの良い森口選手が
「剛史と僕でこれやります」と言って取ってくれたポーズがこれ:
そして女子も参加してくれました。
またまたオバちゃんの無茶ブリに応えてくれてありがとうね。
厳しい練習が終わって、明日からはオフの週末です。楽しく過ごしてくれますように。