ドタバタの日々(もう少し頑張るのだ) | 覚え書きあれこれ

覚え書きあれこれ

記憶力が低下する今日この頃、覚え書きみたいなものを綴っておかないと...

皆様のアイスショーレポートを羨ましく伺いながら、自分の請け負ったイベントを何とか頑張ってこなしています。

 

昨日の時点で幾つか終わり、あとは講義を二回残すところまでこぎつけました。その最後の回がフィナーレを飾るのにふさわしいものになるよう、ゲストの方々とリハーサルを重ねています。

 

ではちょこっとだけここ10日ほど活動のご報告をしますと:

 

5月の最後の日にトロントから北へ1時間ほど車を走らせたところに位置しているマリポサ・スクールに見学に行ってきました。一緒に赴いたのはGPFとさいたまワールドでも共に働いたSちゃん。彼女はお仕事の一つとして日本からの留学生のお世話をしているので、今後はカナダにフィギュア・スケートの練習に来たい人のため、良さそうな練習拠点を探しているのです。

 

マリポサのあるバリー市のリンクは、数年前のオータムクラシックが開かれた会場でもあります。見覚えのある方もいらっしゃるかも知れません。

 

 

 

 

 

行ったのは金曜日のお昼頃、ちょうど練習が終わろうとしている時間帯だったのですが、ご覧のように広いリンクにスケーターは数人、コーチと一緒にいるだけでした。

 

 

 

 

もったいなーい。日本のリンクで練習している選手たちにとっては羨ましい状況ですよね。

 

ここで現在、トレーニングをしているのはマレーシア代表のジュリアン・イー君。彼は日本のファンの間でもお馴染みかと思います。コーチのマイケル・ホップフェスさんともお話をしましたが、日本からもしも練習に来たいという選手がいたら、レベルは問わず、大歓迎、ということでした。

 

 

 

 

この件についてはSちゃんが詳細を改めて調べて、自分のブログで募集すると言っています。住む場所や送迎なども全て面倒を見てくれるということだったので、興味のある方がいらっしゃればぜひ、申し出てください。本当に良い環境ですよ。

 

 

マイケルさんも仰っていた様に、かつてはこのマリポサがクリケット・クラブの様な存在だったのですね。確かに壁にかかっている写真を見ると、カナダの主要な選手、そして海外からも本当に多くの選手が練習に来ていたのが分かります。

 

 

 

 

 

 

日本の本田武史さん、織田信成さん、伊藤みどりさんたちの写真もありました。

 

 

 

 

 

 

 

コーチにしても、現在クリケットで教えている人の大半はこのマリポサ出身です。リー・バーケルさん(今はグラニット・クラブに移籍しましたが)やジスラン・ブリアンさんなどの写真もありますね。

 

ジェフリー・バトル、エルビス・ストイコ、パトリック・チャン達の顔も見えましたが、もちろん、ブライアン・オーサーもここの出身です。彼のカルガリー五輪での開会式でのジャケットが飾られていました。

 


 

 

さて、6月に入ってからは講義のほかに二件、通訳のお役目を請け負いました。まずは北海道から視察にいらしたJAのご一行様が農業省でのミーティングがあるということで、現地で合流して、なかなか興味深いプレゼンテーションを聞くことになりました。

 

オンタリオ州って過疎の危機は全然なくって、むしろ農業に従事したいという人口が増えているそうなのです。そうか、オンタリオは農家ブームなのか、というのが日本の皆さんには意外な印象だったと思います。

 

そしてガラッと変わって昨日は国際交流基金で日本文化の紹介、ということで和菓子の達人、三堀純一さんのパフォーマンスがあり、質疑応答の通訳をさせていただきました。これは本当にカナダのお客さんに大好評で、素晴らしいイベントとなりました。当日券を求めてものすごい行列ができるほどの盛会で、主催者たちも大喜び。

 

 

 

 

 

 

パフォーマンス自体は神秘的で「非日常感」を演出していらっしゃるのですが、トークが始まるととても気さくで、写真や動画撮影もオープン。質疑応答、そしてファンとの交流も盛んに行われ、おそらく参加者にとってもお得感満載なイベントだったのではないでしょうか。

 

三堀さんはトロントで幾つかのワークショップも開催していらっしゃいます。私の知り合いがすでにその内の二つに参加したそうですが、明日からニューヨークでのイベントに出張に行かれた後、またこちらに戻って18日頃までは滞在、ということのようです。

 

詳しくはGUSTA COOKING STUDIO のインスタHPなどでどうぞ: