(途中、プリンスの画像について訂正があります!)
まず最初に言いたいこと:
羽生選手、サプライズをありがとう。
今シーズンのSPには羽生選手の意気込みが伺えます。
プリンスの曲を選んだだけでもびっくりなのに、「レッツゴー・クレイジー」の言葉通り、なんだかすべてを投げうって、冒険に出て見せてくれました。
今日のオータムクラシックで初めて公開した新衣装は、誰もが予想していた紫が取り入れられていたけれど、それ以外は全部、サプライズだったんじゃないかしら。
6分間練習の前にボード越しに見えていたのは白いベストに白い袖。私はまたてっきり、
「あ、白いウィンドブレーカーを着てるのよね」
というくらいに考えていました。
ところがゲートが開いて、真っ先にリンクに飛び出してきた羽生選手のパンツの色に仰天。
これでもまだ
「きっと、下もまだ練習着を脱いでいないんだわ」
と、しつこく「ボトムも白」を否定していた私。
でも袖口に装飾がついているのが分かり、
脚の外側に黒の模様がついているのが見え
おまけにスケート靴にまで白いカバー(?)が掛かっているのを見てしまったら
全身真っ白
という結論に達さざるを得ない。
ようやくベストを脱いで紫模様の身ごろが現れた時には、ちょっとホッとしたのは否めません。
(後にこの衣装は1991年にプリンスがARSENIO HALL SHOWに出演した時に着ていたものをベースにしているらしい、ということが判明したりして)
上の画像 ↑ はプリンスの「CREAM」という曲のPVから取られたものの様でした。よく似てるんですが、ボトムが黒。アーセニオ・ホールの番組に出たときは確かに上下白の衣装 ↓
でした。これについては詳しく、別の記事で述べます。すみません!!
でもでも、これまで全く見たことのない羽生選手に遭遇した気がして、その新鮮さに感動したのも確か。
英語には
PUTTING IT ALL ON THE LINE
全てを賭ける
という表現がありますが、羽生選手がこれまで積み重ねてきたものを全て、惜しみなく賭けて、
新しい勝負に挑んでいるのかな、という気がしました。
まあ私が勝手に思っているだけかもしれませんが、とにかく彼の勇気と覚悟が感じられて、6分間練習を見ている内にウルッと来ました。
さて、SPの振り付け自体に関してはすでにテレビの公開練習動画などから大体の流れが伝えられていたので、あまり驚くところはなかったように思います。
演技についてもこれからまた色んなところから記事が上がるでしょうし、本人のコメントも報道されるでしょうからまた改めて。
ベヴァリー・スミスさんも頑張って良い記事を書いてくれることでしょう。
*********
ところで本来ならばカナダ在住の私、モントリオールまで出向いて羽生選手の初戦を観に行きたかったんですが、三日前まで日本にいて、帰って来たばかりなのです。
トロント国際映画祭のあと、すぐに長男の日本での大学院入学・引越しを手伝うために飛んで、怒涛の一週間を過ごした後にカナダに戻ってきました。
主人に冗談半分で
「モントリオール、行こうかなー」
と昨日、朝ご飯の食卓で言ったら
「NO」
と、ひとことで却下されました。(この間、主人は新聞から目線さえも外さず)
「あなたーん、モントリオール行って来て良いかしらー」
「アカン」
さすがにこの年になって無理をしたら後が怖いので、我慢して10月末のスケカナまで大人しくしています。
というわけで明日のフリーもライスト観戦です。皆さま、ご一緒に楽しみましょう。