(訂正箇所:サミット参加リーダーたちの年齢にに関して、追記しています。)
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
6月ももうあと二日で終わろうとしているので慌てて記事をアップする私。
実は6月の9日から24日まで日本に滞在していたんです!
もともとはもう少し早い時期に帰る予定だったのですが、御影の母が
「5月末に(伊勢志摩で)サミットがあるでしょ?あれが終わってからにして」
と、飛行機のチケットをまさに取らんとする間際に言ってきました。なんでもサミット開催の前後は警備も厳重だし、何が起こるか分からないから、ということだそうで、従順な娘は逆らわずに日程を変更したのでした。
ところでこのサミットの最中、母の注目の的は:
「あなたのところの首相さん」
はいはい、昨年新たにカナダの首相に選ばれたジャスティン・トルードーさんのことですね。
(左から二人目がトルードー首相)
「すごいカッコイイわね」
と大絶賛。
まあ確かにうちの首相は弱冠44歳、サミットに出席しているリーダーの中では断トツに若い方だし、かつてのオバマ米大統領をしのぐスター気質満々。
(イタリア在住のHelgaさんからのご指摘で、イタリアの首相のレンツィ氏が41歳で最年少、ということが判明しました!!不勉強で失礼しました。)
政治家としてのキャリアに専念する前は教師をしていたため、弁舌さわやか、パブリック・スピーキングもお手の物。
しかもごく平然と公務中も愛妻家ぶりを発揮したり
いつでもどこでも一般市民と気さくにセルフィーを撮りまくるなど
非常に時代の空気を上手く読み取って、自信たっぷりに立ち回れるタイプです。
お父さんのピエール・トルードーは1960年代から1980年代にかけて、カナダの激動期に首相を務めた超・有名な政治家でした。
(顔立ちは息子のほうが良いけれど、お父さんもかなり女性にモテたことで知られていました。)
なので、いわゆる「政治界のサラブレッド」としてのバックグラウンドも彼のそういったオーラにつながっているに違いありません。
とにかく、とにかく、サミットの開催時期を避けて帰国した私です。このおかげで無理かと思われた同窓会(東京支部主催)にも出席でき、
銀座の「ポール・ボキューズ」の素晴らしいお料理を堪能してきました。
本当に十年に一度、行くか行かないかの東京なので、とっても楽しかったです。(と言っても日帰りでしたが)
で、なぜこの日は急いで神戸に引き返したかと言うと
素敵なお客様の訪問が翌日に控えていたからなのです。
舞台芸術の第一人者、そして大ベストセラー『少年H』の作者としても知られる妹尾河童さんが母の家を訪ねてきてくださいました。(ブログ掲載に関しては、日にちを少し先延ばしにして公開するならOK、ということでご本人の承諾を得ています)
妹尾氏は祖父・小磯良平のことをたいそう、慕ってくださっていて(『少年H』の最後の方に二人の出会いが描かれていますので、またご参照ください)、最近行われたインタビューの中でもすごく詳しく、祖父との思い出を語ってくださったようです。
それに伴って写真を借りたい、ということだったので母と古い物から1940-1950年代の祖父のポートレートを探し出しておきました。
日本に帰る前に、妹尾さんにお会いできるかも知れないと母から聞かされていた私は、抜かりなく愛読書の単行本上下巻を持参していました。(ミーハー魂健在)
(上下巻とも、サインしていただきました!!)
快くサインしてくださったのですが、途中で「赤ペンありますか?」と聞かれてなんのことかと思っていると
なんと、手書きの角印!!
あまりの見事さにびっくりしました。
このところ、実家に帰るときはいろいろと母の用事で忙しいのですが、こういった特典があると一気に報われた感があります。
さて、この他に二つ、今回の日本滞在中の特筆すべきイベントがありましたが、ひとまずこの記事をアップします。