帰って来たカート・ブラウニング解説:しかしCBCスケート放送にも予算カットの影響が | 覚え書きあれこれ

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記憶力が低下する今日この頃、覚え書きみたいなものを綴っておかないと...




GPシーズン三戦目にしてようやくカート・ブラウニングの解説を聞くことができました。第一戦ではご本人がツアー中、第二戦は別のテレビ局が放送権を持っていた、ということですが、やはりホッとします。


グランプリ大会後に必ずあるPJクオンさんのポッドキャストへの今年初参加も嬉しいです。






中国杯の男子、そして女子のフリーの放送が昨日ありましたが、カートさんは相変わらずのユーモアたっぷりの、そして暖かい目線でのコメントを聞かせてくれました。



中でも面白かったのは本郷理華選手の「リヴァーダンス」が始まると間もなく、


「ここで、オンタリオ州のどこかで、シェイリーン・ボーンが自宅の居間で踊り出したに違いない」



と言ったこと。


1998年の長野オリンピック・シーズンに、シェイリーンとヴィクター(クラーツ)がフリーダンスの音楽にこの曲を採用して以来、彼らの代名詞ともなったプログラムでしたからね。



浅田選手の復帰を心から喜び、彼女の優雅さを讃え、そしてフェルナンデス選手のフリーに関してはこれがまだまだ発展途上のプログラムであること、まだ振り付けが完全に自分のものになっていなけれどきっとこれから馴染んでいくであろうこと、などを感想としてあげていました。



それにしてもかつては夜通しで大会全ての競技のライストをやり、その中でクオンさんが解説までつけていた。週末の放送は男女シングルス、ペア、ダンスの全競技のショートとフリーを放送し、ブレンダ・アービング、カート、トレイシー、クオンさん、スコット・ラッセルさんという豪華キャストが登場していた頃から比べると、現在のCBC放送の少なさは悲しいものがあります。


昨年は皆さまのご協力もあってブレンダさんへのラブコールが届いたのもつかの間、今年は彼女の姿が見当たりません。


新しく投入されたアンディ・ペトリロさんはスケートにも詳しく、選手の名前も完全に把握しているアナウンサーですが、やはりブレンダさんが恋しいわ。


そして何よりも昨日の中国杯の放送がほんの1時間ほどに限られ、男女の上位3-5人のフリー演技しか見せなかったのが実に残念です。スケートはもはや「オリンピック・スポーツに関する番組」の中に組み込まれて独立した枠を与えられなくなっているのです。これは由々しき事態。



これからのグランプリシリーズがCBCではどのような形で報道されるのか、かなり心配になって来ました。