2012年6月2日、トロント市内のイートンセンターというショッピング・センターで銃撃事件がありました。
普通の土曜日の午後、18時半。買い物を終えた、あるいはしている途中の人たちがたくさん集まるフードコートのど真ん中でいきなり25才の男性が撃たれたそうです。
その人は即死。
故意に狙われたのは明らかだったそうですが、周囲にいた無関係の人たちが何人か流れ弾に遭って負傷したり、おびえて出口へと走り出した群集に踏み潰されて負傷した人も出ました。
計7人が重体あるいは重傷。中には13才の少年もいました。
こういった銃撃事件はアメリカではよく起こるものだという認識がありますが、まさかトロントの繁華街の、あのイートンセンターで起こるとは。
ノルウェーやフランスでも最近、一人の犯人が大勢の人に向かって銃を撃つ事件がありましたよね。
私はそんなニュースを聞くたび、もしも自分がそのような場面に遭遇したらいったい、どう反応するだろうかと考えることがあります。
逃げるのか、机の下に隠れるのか、腰を抜かすのか。
銃撃が始まった時、どれだけ離れたところにいるのかにもよるのでしょうが、とりあえずは逃げようとするのではないかと思います。
子どもを連れていたらまずは彼らの安全を確保しようとするでしょう。
…と言っても、今では息子らの方が私よりデカくて、足のもつれたオカンを助けてもらうことになるかも知れませんが。
それにしても事件が起こったのが6時半。ほとんど瞬時にツイッターでコメントや写真が出回り、ニュースとして報道される前に知れ渡る事態となりました。
中でもたまたま居合わせたトロント・ブルージェイズの三塁手、プロ野球選手の Brett Lawrie が真っ先にツイッターで報告したとされています。人気者のローリーには1万人以上のフォロワーがいるため、一気に彼のコメントが広がったようです。
そこに居合わせた人たちの生の声が直接、すぐに聞ける。写真も見れる。
すごい時代になりました。