監督・脚本 小南敏也(『クロガラス』シリーズ、他)
音楽 Big Shallows
主題歌 崎山つばさ「正偽」(3)「叫べ」(0)
崎山つばさ、植田圭輔、菅田俊、渡部秀(3)、越智ゆらの(3)、徳山秀典(0)、中﨑絵梨奈(0)、他。
新宿歌舞伎町を拠点に、裏社会のトラブル解決を引き受ける解決屋「クロガラス」の話。どんな依頼も金さえ払えば引き受ける合理主義で冷静沈着さを持つその「クロガラス」リーダー神崎黒斗(崎山つばさ)と、身体能力にも長け裏稼業にも精通している実務担当の真郷悠哉=まさとゆうや(植田圭輔)が主人公。
『クロガラス-黒鴉-3』(2021)
かつて歌舞伎町でその名を馳せていたものの、悠哉も属していたチームの仲間を裏切り、金を持ち逃げした真柴理玖(渡部秀)が再び名をあげようと戻って来る。当初は黒斗の「クロガラス」を買収するつもりだったが、物別れに終わったので、同じ解決屋「ホワイトナイト」を立ち上げる。
さっそく政治家権藤(稲森誠?)の愛人で女子大生の香月沙織(越智ゆらの)の捜索依頼が「クロガラス」「ホワイトナイト」に舞い込む。解決屋は二つもいらないという、歌舞伎町を牛耳るヤクザ加奈井組の組長加奈井(菅田俊)の企みも入り、成功すれば多額の報酬、失敗すれば抹消という勝負に挑むことになる。
実は沙織はただの愛人ではなく、凄腕のハッカーであり、権藤が必死になるのも当然だった。汚い手を駆使する「ホワイトナイト」、頭脳戦の「クロガラス」の勝敗は…。
まあ、勝つんだけども。その代わり沙織は別人になる必要があり、その後日菜という名前で「クロガラス」のメンバーに加わることになる。つまり、前作に出ている日菜の誕生編とも言える。ちなみに、整形もすることになるので、配役が変わっててもOKなわけ…よ…。
『クロガラス-黒鴉-0』(2021)
黒斗が解決屋「クロガラス」を立ち上げる前日譚。
幼少期に両親を亡くし兄と離れ離れになった黒斗。最後の手紙の消印が新宿だったことから、ヒーローになることを夢見ていた黒斗は歌舞伎町の警察官になる。理想に燃え、正義を貫く黒斗だったが、この街の警察官は賄賂はあたりまえ、事なかれ主義で汚職にまみれており、半グレ相手に大物政治家の息子ユアサ(石橋侑大)というだけで頭も上がらない。そんな中、黒斗は熱い刑事兵頭一馬(徳山秀典)にみそめられ下につくことになる。そして連続タタキ事件で共に街の清浄に取り組むが、兵頭には真の目的があった…。
黒斗は兵頭に裏切られる形になり、警察を辞めて独自の方法、解決屋として街の健全化に務めるようになったわけだ。実の兄にも会えるが、そうとは知らず黒斗の目の前で命を落とすことになる(その時の黒斗の慟哭がなかなか良かった)。そんな兄の思いも継がれている。また、赴任当初の先輩警官イザワムラタダオが、その後のホームレス情報屋(森羅万象=しんらまんぞう)となる過程も描かれている。
どちらもそこそこ面白かった。設定が古い気がするけど。これからも続くのかな。一応前日譚(日菜、ホームレスじーさん含め)が描かれたんでこれで終了でもきく。
★★★
制作 LEONE
配給 エイベックス・ピクチャーズ










