『ガス人間㐧1号』(1960)
原作はジョン・メレディス・ルーカスの小説とのことだが、着想を得た程度のものとも言われているし、クレジットもなかった。
また、本作は科学技術によって変質、特殊能力を手にした人間が登場する東宝の特撮映画作品の変身人間シリーズのひとつで、完成品としては3作ある。『美女と液体人間』(1958/監督:本多猪四郎)、『電送人間』(1960/監督:福田純)、そしてこの『ガス人間㐧1号』。叶わなかったようだが、その後も継続して製作される予定はあった模様。
監督 本多猪四郎(ほんだいしろう)
特技監督 円谷英二
脚本 木村武
音楽 宮内國郎(みやうちくにお)
配給 東宝
三橋達也、八千草薫、土屋嘉男、佐多契子、左卜全、山田巳之助、伊藤久哉、松村達雄、田島義文、小杉義男、村上冬樹、塩沢とき、野村浩三、中村晢、他。
銀行強盗事件が起こる。岡本賢治警部補(三橋達也)は犯人と思しき車を追跡する。その車が崖から転落し、駆け寄ると誰も乗っていなかった。付近を捜索する中で日本舞踊春日流家元の古い家屋を見つける。しかし春日流は落ちぶれて娘の藤千代(八千草薫)と老鼓師(左卜全)がいるだけだった。
数日して今度は密室となる金庫で強盗殺人事件が起こる。亡くなった行員は謎のガスによる窒息死が確認された。その後、模倣犯(山本康)が現れる。同時期に春日流の羽振が良くなり、発表会も開催することになる。怪しんだ岡本と新聞記者の甲野京子(佐多契子)は協力しあいながら捜査を始め、強奪されたものと同じ紙幣を藤千代邸で発見し、藤千代に容疑がかけられる。と、犯人を名乗る者、ガス人間こと水野(土屋嘉男)が自ら出てくる。
藤千代の舞に魅せられた水野の、困窮する藤千代を助けたいと思っての犯行だった。藤千代は水野にこれ以上犯行を重ねないよう説得するが、聞き入れることはなく、世間のガス人間への注目度の高さ、春日流復活をかけた発表会、警察によるガス人間抹殺計画が入り乱れ…。
その水野がなぜガス人間となったのか、そこには生物学者佐野博士(村上冬樹)の実験失敗があった。
八千草薫きれいだ。紋太夫(松本染升)の妻役塩沢とき、役柄が納得だし(演技的に)、昔の記憶の面影あって笑った。左卜全も。その他、見たことあるかもしれない俳優がいたけど名前が記憶になかった。松村達雄とか中村哲とか。
Netflixドラマの『ガス人間』とは内容が違うけど、登場人物、岡本賢治と甲野京子は同じだった。佐野博士もか。
★★★(★)









