『家庭教師の岸騎士です。』(2026)BS朝日 0105〜全10話
原作は奥嶋ひろまさの漫画。
監督 上村奈帆(『書くが、まま』『僕らの食卓』他)、のむらなお、永江二朗(『きさらぎ駅』『トモダチゲーム』シリーズ、他)
脚本 下亜友美(『僕らの食卓』『社内マリッジハニー』他)、上村奈帆
オープニング曲 ケタチガイ「Teacher」
エンディング曲 MONO NO AWARE「のびしろ」
沢村玲、田中洸希、宮澤佑、井上想良、八神慶仁郎、佐藤江梨子、桜木雅哉、長田拓郎、嵐翔真、半田周一、大石継太、他。
レディースのアタマを張ってた母親礼子(佐藤江梨子)を持つケンカ上等成績最下位のヤンキー高校生高杉徹(田中洸希)。当然学校では担任山内(半田周一)の注意も無視して、仲間の裕貴(宮澤佑)、亮介(井上想良)、ミノル(八神慶仁郎)としょっちゅう集まり麻雀してなんとなくその日をやり過ごす毎日。しかし高校三年ともなって留年も危ぶまれ、そんなことではと礼子は将来を考え、家庭教師をつけることにした。
やってきた家庭教師は容姿端麗、頭脳明晰、身のこなしも美しく気品に満ち溢れたまさに王子様キャラの岸騎士=きしないと(沢村玲)。その姿に圧倒されつつも呼び名を「キシキシ」とつけ、逆にお手上げ状態にしてやろうと思ったものの、どんなにできなくてもわずかな良い点を見つけ「のびしろおばけ(可能性の塊の意)」だと最大限に褒めちぎる。徹はしだいに気分良くなっていくばかりか、キシキシのちょっとした態度になんだかドキドキがかさんでいく。それにいつのまにか勉強が面白くなる。日常のちょっとしたことが目新しく見えて、知識欲が湧いてくるし、テストの点数も上がっていく。そんなもんだから、ヤンキーであること、そのしがらみに意味を見出せなくなり、学校でも今まで話したことのないタイプのクラスメイトとも仲良くなったり、意識改革が進んでいく。
そしてついにキシキシみたいな先生を目指して大学進学を決めるが、現役合格はさすがに見込めない。その上、キシキシの授業は12月いっぱいでおしまい。別れを惜しんでいたのは徹だけではなかった。キシキシも、家庭教師に入ったのは偶然だったが、実は以前徹と会っていて、その優しさにいたく感激していた思い出があったのだった。そしてキシキシは二人で歩く夜道で思わず「月が綺麗ですね」と言ってしまうのだった。ただ、幸いに徹にはその意味は通じなかった…。
さてキシキシの授業も終わり、無事、卒業の日を迎える徹。そこへキシキシがお祝いにかけつける。思わぬ再会に、徹は憧れの先輩からもらったピアス、ーーーそれは先輩も尊敬する先輩からもらったもので、いつか徹にも大切な人が現れたら贈れと言われたものだったーーー、をキシキシに渡すのだった…。ただし、片方だけ(//∇//)。。。
とても面白くて、何より徹役の田中洸希の顔芸が素晴らしく効いている。キシキシ役の沢村玲も負けていない。調べてみれば二人ともそれぞれボーイズダンスグループの一員。MVを見てみたけど、キャラがまるで違って感動した。田中洸希は今後も役者やっていったらいいのになと思う。
仲間役の宮澤佑、井上想良、八神慶仁郎もとても良かった。
とにかく毎話、素で吐き出す。まるで漫画だ。
いや、
原作未読だけど、「ババンババンバンバンパイア」の作者の人だと知って、そのコメディ力に納得した。脚本も良かったということなんだろうけど、これこそ映画化してもいいくらい楽しめた。
保存版欲しいな。
★★★★★
Leminoプレミアムでは全話配信はもちろん、スピンオフも見られるそうだ。
というわけで、スピンオフ特別授業編。
クリスマスの日がキシキシの最後の授業で、さらに卒業式以来会えてなかった徹は我慢の限界。家庭教師のスケジュールは満杯とのことで、だったらふつーに遊びで会えないかと打診してみると、それならと、快い返事。久しぶりにキシキシに会えるので大興奮の徹。部屋に招くと、さっそく予備校模試のお悩み相談など。キシキシは悩める子羊を諭すようにアドバイス。徹は前向きになる。なんだかんだ少し勉強について語らい、その日が終わるのだが、この夜もいつかの夜のように月がきれい。徹は思い出して「月がきれい」と言ったら、キシキシは本当にきれいとかぶせてきた。徹にとってなんてことない会話だったけど、今偉人について学んでいて、夏目漱石の本で「月がきれい」の意味が「アイラブユー」であったと知って大興奮。そういえばキシキシはピアスをしていた!先生と生徒ではない、友達でもない、ならどんな関係になるのか、キシキシは特別なと表現したけど、その意味は…ともだえる徹なのだった笑









