【ndjc】サボテンと海底 | これ観た

これ観た

基本アマプラ、ネトフリから観た映画やドラマの感想。9割邦画。作品より役者寄り。なるべくネタバレ避。演者名は認識できる人のみ、制作側名は気になる時のみ記載。★は5段階評価。たまに書籍音楽役者舞台についても。

『サボテンと海底』(製作2022/公開2023)

ndjc(New Directions in Japanese Cinema)

文化庁委託事業・若手映画作家育成プロジェクトの作品

 

監督・脚本 藤本楓

 

役者1本で食えるようになることを目指してる柳田佳典(宮田佳典)は35歳、いまだスタンドイン(テスト段階での代役)の仕事がメイン。所属事務所の契約更新もどうにか継続でき、玉木マネージャー(ふせえり)から大学生が作る映画オーディションの話を受ける。ちょうど売れっ子俳優小倉涼(佐野岳)との飲みの席で同席した同じような立場の今井(前原瑞稀)がインディーズとはいえ主役を張ることを知り、どんな小さな仕事でもチャンスに繋げようと、オーディションを受け、学生映画に出演が決まる。登場人物三人だが、主演クラスだ。

やる気まんまんで挑んだものの、改訂稿は35を超え、登場シーンはワンシーンだけとなる。おまけにそのワンシーンはキツイ上に40テイクを超える。更にあろうことか、出来上がった作品にはそのシーンが丸ごと削除されており、当然エンドロールに柳田の名前はなかった…。

 

コメディ。

面白かった。ラストの片付け方も気が利いている。30分(正味25分か)、充分に楽しめた。特に、読み合わせの休憩で、柳田がソファで寝てる姿、コミカルかつきれいだった。

役者も前原瑞稀、ふせえりと安定してるし、大学生の監督山口(大友一生)、助手室井(若林時英)のキャラクター、女子スタッフ南(小野莉奈)、作品で同一人物マコトの少年時代を演じる駿二(佐藤結良=さとうゆら)、同じく作品に出る赤い服の女横尾(渡邊雛子)らもふつーに良かった。そういえば、柳田がよく行くラーメン屋の大将石川浩司

 

制作 TOHOスタジオ

 

★★★★