クライムファミリー | これ観た

これ観た

基本アマプラ、ネトフリから観た映画やドラマの感想。9割邦画。作品より役者寄り。なるべくネタバレ避。演者名は認識できる人のみ、制作側名は気になる時のみ記載。★は5段階評価。たまに書籍音楽役者舞台についても。

『クライムファミリー』(2023)フジテレビ0412~0503全4話

深夜帯・枠名「火曜ACTION!」 ヤングクリエイターズプレゼンツ(フジテレビ主催の公募による脚本家育成プロジェクト、フジテレビヤングシナリオ大賞入賞者による脚本)

 

脚本 伊藤優、北浦勝大

演出 相沢秀幸

 

本郷奏多、大倉孝二、荒木飛翔、吉田美月喜、真飛聖、本多力、やす、井川瑠音、他。

 

詐欺師であり窃盗も働く天涯孤独の松田郷(本郷奏多)は家賃も払えないどん底にあった。そこで目をつけたのが裕福そうな佐々木家。経歴詐称して家庭教師として潜り込み、窃盗を試みるも、血のついた札束が入ったボストンバッグを見つけ、あれよあれよという間に各々の思惑が働く佐々木家の術中にはまってしまう…。

なんと、彼らは各々大小の犯罪を犯している家族だった。

高校受験を控えた息子佐々木勝(荒木飛翔)は泥棒、同じく受験生の女子高生の娘夢(吉田美月喜)はパパ活、母親(真飛聖)はマルチ商法にハマり、父親(大倉孝二)は3000万の入ったバッグを持ち逃げした。でもこの家族には犯罪に手を染めてしまう家族なりの原因、理由があった。図らずも、松田が彼らに関わり改めさせていくことになる。

最後は勝、夢、母親と、父親の横領事件を片付けるための計画を立てるのだが、警察を頼ったことで、兼ねてからこの一家を調べていた刑事がそれぞれの逮捕状を出してくる。松田はとっさに主犯格のふりをして助ける。そうするにはこの家族となんだかんだ楽しいひとときを過ごして家族の暖かさを知ったからに他ならない。

そして2年の服役を終えた松田の前には佐々木一家が迎えに立っていた…。

というハートウォーミングなクライムコメディドラマ。

 

はちゃめちゃで穴だらけでバカバカしくてありえないけど面白かった。1話30分の4話という短さもいいし(余計なものがないのでわかりやすい)、たぶん、役者のおかげ。この作品のカラーにピッタリの演じ方をしていたから面白かったんだと思う。キャスティングが良かった。まあ、本郷奏多、好きですんで。

 

★★★(★)

 

 

この枠のドラマ、面白そうなんだけど、今期(春)これしか撮ってなかった。