サバイバルウェディング(ネタバレ有り) | これ観た

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基本アマプラ、ネトフリから観た映画やドラマの感想。9割邦画。作品より役者寄り。なるべくネタバレ避。演者名は認識できる人のみ、制作側名は気になる時のみ記載。★は5段階評価。たまに書籍音楽役者舞台についても。

『サバイバルウェディング』(2018)日本テレビ全10話

原作は大橋弘祐の小説。

 

脚本 衛藤凛(『私たちはどうかしている』『のだめカンタービレ』シリーズ、他)

演出 佐藤東弥、小室直子、水野格

 

波瑠、吉沢亮、風間俊介、伊勢谷友介、高橋メアリージュン、須藤理彩、矢柴俊博、奈緒、ブルゾンちえみ、野間口徹、前野朋哉、小越勇輝、財前直見、生瀬勝久、羽田美智子、荒川良々、ついひじ杏奈、石田ニコル、立石晴香、山根和馬、松下洸平、遼河はるひ、他。

 

高校時代憧れていた先輩石橋和也(風間俊介)と偶然再会し交際が始まり、3ヶ月後30歳の誕生日合わせの結婚式を前に出版社「文燈社」を寿退社した黒木さやか(波瑠)29歳。ところが和也にはその意志がないどころか浮気が発覚し、距離を置くことになってしまう。無職では生活ができないと、会社復帰を願い出るが、もといた部署(男性誌「週刊エッジ」)はすでに新人ユリ(立石晴香)を迎えており、女性誌「riz」に条件付きで行くことになる。

そこには偏屈で自信過剰な、でも実績もあるやり手の編集長宇佐美博人(伊勢谷友介)がいて、さやかの事情をネタに新企画実録婚活「サバイバルウェディング」のコラムを担当させる。つまり半年間の連載中に結婚出来なければクビという条件付き採用だった。編集者も癖のある人ばかりで、同期の三浦多香子(高橋メアリージュン)がいることが救いだった。

そんなある日の仕事で大手広告代理店の柏木祐一(吉沢亮)と知り合う。年下だがイケメンで爽やか、仕事も出来る、さやかは初見で少し惹かれ始める。でも柏木は初めてではなかった。イベントですでに会っていたのだ。でも柏木は着ぐるみを着ていてさやかは知ることがなかったのだ。

仕事を通して接近していく二人。ターゲットは柏木に決まった。元カレとなった和也との関係を断ち切り理想的な結婚を掴む宇佐美流メソッド、ハイブランドに学ぶ戦略が始まる。

そうして宇佐美編集長の指導のもと、柏木との結婚に向けてのコラムは人気ページになっていき…。

 

さやかは30歳を迎えてしまうし、和也とのトラブルもある、ライバルも現れるし(これがわかりやすいキャラクター設定で、奈緒がハマり役だった)、編集部内や編集部行きつけのバーでの各人恋愛事情もある、柏木が柏木コーポレーションの御曹司だということも判明し、ハードルも上がるし、柏木自身のお家事情もあるなどすったもんだありながらも、編集長からは大切な言葉、人生の指針をたくさんもらうなど、人間未熟で互いに支えを必要としていた二人は相思相愛に変わりなく、ハッピーエンドとなる。わけだが、

 

8話目で互いの気持ちがわかりプロポーズ。で、キスシーン…あるんかーい!!!…ラストもあった。(ToT)

まあなかなかきれいだった。

それより、結婚までいくとは思わなかった。そうは言ってもさやかは編集業の方が楽しいでしょ?、だって柏木と結婚するということはインドに渡り苦労も厭わないということよ?、宇佐美との方が気が合いそう…なんて思ってたんで、意外な結末だった。結局「好き」が勝るということで納得は出来る。

 

毎度ハイブランド創始者のうんちくが入る。それイコール宇佐美の生き方でもある。

「インテリアは心の現れ」というのは響いた。

本当の婚活とは何か。自分を愛すること、大切なのはどんな選択をするかじゃなく自分がこれからどうあるべきか、ありたいかが重要。自分で決めればどんな困難にも勝てる、自分の選択した人生を強く生きるかどうかが大切…なんてことがキー。

起承転結しっかりしてるし、緩急もあり面白く組み立てられてるドラマだった。

 

小越勇輝、もっと出番欲しかったな。

 

★★★★

 

 

 

 



 

ところで、今でこそ吉沢ファンだが、こんなに重要な役(一応プライム枠ドラマで主演の相手役だし)を担ってたことも知らず、放送同時伊勢谷友介のおかしな髪型と、波瑠の演技力に萎えて一話切りしたドラマだった。もとより、波瑠は『あさが来た』では素晴らしかったのにその後がへたくそで見る気が失せていた。かわいいのにもったいないとずっと思ってた。そして吉岡里穂は『あさが来た』で素晴らしかったのに、こちらは演技力があるのに、役に恵まれてない印象。むしろ波瑠へのオファーが吉岡里穂にいけば良かったのにと思っていたくらい。

話がそれたけど、今回このドラマを見てみても、この当時、吉沢ファンにはなりようがないなと思った。上手い下手ではなく役柄的に面白みがない。

ファンになったきっかけは『半沢直樹』だが、過去作『男子高校生の日常』『恋する香港』『リバーズ・エッジ』『銀魂』シリーズ、『KINGDOM』はいいキャラクターだと思う。というか、好きでクソほど見た。特に『恋する香港』は脚本ひどいけど、キャラクターだけで何度も見れる。のに、人気がなかったのか、DVDにはなってないのが残念。