きさらぎ駅 | これ観た

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基本アマプラ、ネトフリから観た映画やドラマの感想。9割邦画。作品より役者寄り。なるべくネタバレ避。演者名は認識できる人のみ、制作側名は気になる時のみ記載。★は5段階評価。たまに書籍音楽役者舞台についても。

『きさらぎ駅』(2022)

2004年「2ちゃんねる」で話題になった都市伝説をモチーフに製作された映画とのこと。

監督 永江二朗(『トモダチゲーム』シリーズ、他)

脚本 宮本武史

 

恒松祐里、佐藤江梨子、本田望結、莉子、寺坂頼我(てらさからいが)、木原瑠生(きはらるい)、芹澤興人(せりざわたてと)、瀧七海、堰沢結衣(せぎざわゆい)、他。

 

2004年、「はすみ」というハンドルネームの人物がこの世に存在しない「きさらぎ駅」に降り立った時の不思議な体験をインターネットの掲示板にリアルタイム投稿をしていた。しかしある時からぷつりと途絶え、現代版「神隠し」ではと話題になったことがあった。それから十数年たち、大学で民俗学を専攻している堤春奈(恒松祐里)は卒論のテーマに「きさらぎ駅」を選ぶ。そのために「はすみ」なる人物を探し、当時高校教師だった葉山純子(佐藤江梨子)にたどり着く。現在は教師はやっておらず、高校生の姪凛(瀧七海)と暮らしている。春奈はさっそく取材を試みる。

葉山純子は自分の体験を順を追って話していく。その日何度か寝過ごして電車を数回乗り換えたその終電車が異次元空間へといざなったという。電車にはもっと乗客がいたはずなのに気づくと、女子高生の宮崎明日香(本田望結)、三人組の若い男女美紀(莉子)大輔(寺坂頼我)翔太(木原瑠生)、サラリーマンの花村(芹澤興人)の五人だけだった。「きさらぎ駅」に下車した純子含む六人は次々と未確認生命体に襲われていく。そうしてなんとか生き延びた純子がいるわけだが、その異次元空間「きさらぎ駅」への行き方をつかみ、戻り方も知った春奈は、もっと謎に迫るべく実験をすることに…。

 

自分が勤める高校の生徒だった明日香と二人で最後まで逃げる純子だったが、明日香を連れて戻ることはできなかった。その後悔と贖罪があったのか、なんとも残酷な仕打ちを春奈は受けるのだが、最終的に二人の話を立ち聞きしいていた凛が自分もとトライすることで終わっていて、因果応報みがあり、人の好奇心の深さも知れるいい感じのホラー映画だった。

 

★★★(★)

 

 

 

 

配給 イオンエンターテイメント