THE LEGEND & BUTTERFLY レジェンド&バタフライ | これ観た

これ観た

基本アマプラ、ネトフリから観た映画やドラマの感想。9割邦画。作品より役者寄り。なるべくネタバレ避。演者名は認識できる人のみ、制作側名は気になる時のみ記載。★は5段階評価。たまに書籍音楽役者舞台についても。

『THE LEGEND & BUTTERFLY レジェンド&バタフライ』(2023)

 

監督 大友啓史(『3月のライオン』『億男』『影裏』『るろうに剣心』シリーズ、他)

脚本 古沢良太(『エイプリルフールズ』『コンフィデンスマンJp』シリーズ、『探偵はBARにいる』シリーズ、『鈴木先生』シリーズ、『リーガル・ハイ』シリーズ、他)

 

木村拓哉、綾瀬はるか、伊藤英明、中谷美紀、北大路欣也、宮沢氷魚、市川染五郎、音尾琢磨、斎藤工、橋本じゅん、池内万作、本田大輔、増田修一朗、浜田学、武田幸三、和田正人、高橋努、本田博太郎、尾美としのり、レイニ、森田創、三上愛、他。

 

うつけものと評判の尾張の織田信長(木村拓哉)が敵対する美濃の国から斎藤道三(北大路欣也)の娘濃姫(綾瀬はるか)を迎える。政略結婚だ。美濃のマムシと言われる斎藤道三の娘だけあって濃姫の勝気さは半端なかった。信長もプライドがある。二人は水と油で初夜もまともに過ごせない相性はすこぶる悪かった。しかし長良川の戦いで父が打たれた濃姫の絶望を信長が救い、また、桶狭間の戦いで信長の窮地を救ったのは濃姫で、戦略を通して二人の間に絆ができていく。覇王の強さを持つ信長と才覚のある濃姫、二人で天下統一という共通の夢を持つ。しかし戦が続き、濃姫の流産もあり、いつしか距離ができ、一度は離縁まで進むが、互いに想うは相手のこと。1549年に始まり、1582年の本能寺の変、信長の最期までを描いたラブストーリー。

 

コメディ色を入れたとっつきやすい恋愛映画だったし、面白かった。

でもちょいちょい木村節が出てたのが残念だし、つくづくコメディの間取りが下手だなぁと思った。そして今『どうする家康』(脚本:古沢良太)を見てるせいか、度々岡田准一が浮かんできて弱った。むしろ岡田准一の方が良かったんでは…?とか。それと明智光秀役の宮沢氷魚の下手さにがっかり。あと、本能寺の変での最期、ファンタジー色がうざかった(尺取りすぎ)。全体的に20分は縮められたんじゃないかと思った。

良かったのは濃姫の侍女各務野=かがみの(中谷美紀)の晩年。ものすごく良かった表情が。

 

古沢良太の女性像(同時に男性像も)がよく出ていたなぁと思った。当たり前か。

 

★★★(★)

 

 

 

 

制作 東映京都撮影所

配給 東映