『SKIN スキン 短編』(2018)
同じタイトルの長編もあり、こちらの短編はその長編を制作する資金集めに作ったものとのこと。
監督 ガイ・ナティーブ
脚本 ガイ・ナティーブ、シャロン・マイモン
やたら入れたタトゥーが派手な一家とその友人らは湖にデイキャンプに出かける。その一家、父親のジェフ(ジョナサン・タッカー)は息子のトロイ(ジャクソン・ロバート・スコット)に射撃を教えていた。その腕前はみごとで、スイカを撃ち抜く賭けにも勝つほどだ。
帰りにスーパーに立ち寄った際、トロイとアイコンタクトを取った黒人のジェイディー(アシュリー・トーマス)が気に入らなかったジェフは、妻のクリスティ(ダニエル・マクドナルド)が止めるのも聞かずに因縁をつけ、駐車場で仲間とともに暴行する。警察に連絡を入れるジェイディーの妻や息子(ロニー・チャビス)の目の前で…。
その後、今度はトロイの目の前でジェフが何者かに拉致される。捜索願を出して10日が過ぎた頃、ちょっと見ではわからない、飼い犬のボスでさえ危ぶむ変わり果てたジェフが…。
レイシストの話。
トロイが蛇の話をする。カラフルな蛇はほぼ毒蛇であること。中には毒を持たない蛇もいるし、地味な柄の蛇にもたまに毒を持つものもいる、嘘つきだよね、そんな話があってのラストは思うところ色々だった。
負の連鎖が招くものは誰もが想像つくことなのに、行動を止めるのは難儀だ。二人の子供の目が語るカットはきつかった。
こちら20分ほどの短編なので、行動しか描けてないが、内容は深い。
たった20分、だけどちゃんと気持ちをかき乱すし、良かった。
★★★★
長編…というか本編?の方も見てみる。