君が落とした青空 | これ観た

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基本アマプラ、ネトフリから観た映画やドラマの感想。9割邦画。作品より役者寄り。なるべくネタバレ避。演者名は認識できる人のみ、制作側名は気になる時のみ記載。★は5段階評価。たまに書籍音楽役者舞台についても。

『君が落とした青空』(2022)

原作は櫻いいよの小説。

 

監督 Yuki Saito

脚本 鹿目けい子(かのめ)

 

福本莉子、松田元太、板垣瑞生、横田真悠、莉子、松本若菜、矢柴俊博、他。

 

出会いは中学生の頃の晴れと雨が混在する天気雨の降る日、傘を持ってなかった水野実結(福本莉子)に通りすがりの篠原修弥(松田元太)が傘を差し出す。その時の互いの笑顔が忘れられなく、高校で交際が始まる。けれど、デートは毎月1日の映画の日に映画を見に行くことが主で、修弥には同級生のトモカ(横田真悠)との噂もささやかれていて、実結は不安をつのらせていた。そんな最近元気のない実結を、友達の佐喜子(莉子)と、密かに実結を想っている祐人(板垣瑞生)は心配していた。

11月1日、この日も映画の約束をしていた。不安と不満につつまれながらも映画館へ出かけるが、修弥に急用の電話が入り、初めて約束が反故になる。その日のうちにフォローの連絡があり、会うことになるが、目の前で修弥が交通事故に遭ってしまう。この日は日中は晴れだが雨の予報も出ていて、ちょうど待ち合わせた19時を指す時計台に落雷して…。

アラーム音で気がつくと実結がいつも目覚ましをかけている朝の7時、しかも日付は11月1日だった。

デジャブかなと不思議に思いながらもいつものように同じような行動に出るが、何もかもが確かに一度経験しているし、相手の出方も同じでやはりおかしい。タイムリープしていると気づいた実結は、修弥が事故に遭ってしまうことを防ぐために行動する。けれど、また修弥は事故に遭って、自分はまたも同じ朝を迎えてしまう。

実結は前回と違う行動をとることによって状況が変わり、知りたかった修弥の気持ちやまわりの人たちの気持ちも知ることができ、自分に足りなかったものも知ることとなる。そうこうして、同じ毎日だと思ってたけど違う、毎日は少しずつ違う、自分次第で変えられる、違う毎日を大切に過ごそう…と思うにいたり、本来の11月1日、事故後の時間軸に戻る…。

 

話は面白かったけど、配役に華がなくて絵的にはつまらなかった。

佐喜子役の莉子が一番かわいかったし存在感もあった。修弥にいたっては当て馬かと思うくらい印象が薄い。板垣瑞生の方がしゃしゃってくるのかと思ってた。これから売り出そうとか考えてるアイドルを使った作品はこんなもんか。


Travisはダンスが上手いんだからパフォーマンスに徹したらいいのに。

 

★★★(★)

 

 

 

制作 The icon

配給 ハピネットファントム・スタジオ