夏の思い出その3
台風一過
一人暮らしの次女の初帰省。
部活の休みが1週間しかないとかで、
嵐のようにやってきて嵐のように去っていきました。
あれも食べたい、これも食べたいと言っていた割に、滞在中は、ほとんど地元の友達との予定で埋め尽くされていて、手料理出すヒマなかったような。
それでも、
小、中、高。一通りの友人と、お世話になった先生には会えたようで、地元とは完全に切れてしまった私に似なくてよかったなと。喜ばしく思ってます。
最終日の夕食は、
浴びるほど唐揚げを食べたい!
というので、揚げましたよ。
2kgぐらい
なに、この唐揚げの山!
しかも、唐揚げオンリー
女子3人、爆食いの晩餐でした
さて。
最近は割とサバサバした親子関係になってるけど、別れ際はやっぱり切ないもので、空港の保安検査。姿が見えなくなるまで見送っちゃったよ。
帰省あるあるだと思うんですが、
帰り際、実家を出るとき。
当分帰ってこないんだから、
「行ってきます」
ではないし、
「おじゃましました」
も変な気がして、
結局
「じゃ!」
みたいな、曖昧な挨拶になっちゃう感じ。
かつての自分と重なって、何だかなつかしかった。
「帰りたくないなあ〜」
と、何度も言ってるのを聞きながら、
ちょっとほっとしたりして。
破綻寸前だった親子でございましたが、ここまで来たことを改めて実感するとともに、いや、私、頑張ったわ、と自画自賛。(誰も褒めてくれないので)
握手のススメ
ところで、我が家には別れ際に欠かせない儀式があります。
それが「握手」。
いつから始めたのか忘れちゃったけど、
小学生のころからだと思う。
子供が「いってきます」と出かけるときには、
必ず玄関まで行って握手。
学校に行くときも、
遊びに行くときも、
毎回。必ず。
学校があるのに朝からモタモタしていて、
明らかに遅刻の時間になり、
私がギャンギャン言ってしまって、
険悪なムードになったときも、
それでも「いってきます」&「いってらっしゃい」&握手はする。
腹が立ちすぎて、
「いい加減にしろ!」って思って、
今日は無視してやる!って思うことも何度もあったけど、
そこはぐっとこらえて握手。
正直に言うと、何回かは腹立ちすぎて、意図的に握手しなかったこと……あります
娘のほうも、私を無視してこっそり出かけていったことは、何回かあります。
わたしよりちょっと多いくらい。
それでも2桁はいかないね、多分。
え、改めて思い起こしてみるとすごい継続力だな。
娘が何も言わずに出ていきそうだな、と思ったときは、
玄関で待ち伏せして迎撃
無理やり握手したことも少なからずありますね。
でも、こっちがどんなときもぐっとこらえて握手してると、
向こうも相当怒ってないかぎり「行ってきます」は言うし、
しぶしぶでも握手するのよ。
おもしろいよね。
始めたきっかけは北島三郎。
なんかのトーク番組で、娘さんと一緒に出てたときに、
さぶちゃんのお家では出掛けの握手がルールなんだって話してたの。
「これ、いいんだよ。手を握るからね、その日の好不調がわかるの。おすすめだよ」
って。
で。
やってみた感想としては、めっちゃオススメです。
もうルーティーンになってるから、
高校生とかになっても当たり前にやるわけ。
普通に生活していたら、高校生の娘とスキンシップなんてなかなかないからね。
でも、少なくとも1日1回は、何かが確認されるのよ、握手を通して。
いろいろ行き違いのあるお年頃で、親子の距離が離れていきそうになるところを、握手で毎日リセットできる感じ。
さぶちゃん、すごい!
今回、次女が北海道に帰っていく時。
空港で別れ際に「じゃあね」っていいながら、こっちもふつうに手が出るし、
そうすると向こうも普通に握手するのよ。
習慣ってすごいな、って改めて思いましたね。
言葉で伝えることはもちろん大事だけれど、
スキンシップもやっぱり大事。
スキンシップも1つの言語なんです。
意図をもって行うことで、
何か伝わるものがある。
毎日の本当にちっさなルーティーンも、
10年続ければ財産です。
ピンときた方、ぜひ今日からやってみてください。
後悔はさせません