体験レポ「学習スタイル診断」 | ことのは徒然

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日々の徒然に思いついたことを書き留めてます。

「学習スタイル診断」というものを受けてみました。

こういうものは、すがりついてしまうとアウトだけど、

物事を整理したいときの糸口としてはとても有効。

 

実践統合型の心理学という感じかな。

その人の持って生まれた本質を見るというよりも、

今の顕在状態を言語化して確認するイメージ。

 

web上でそれなりの数の質問に答えて、

その回答から結果が導き出される。

出てきた数値だけだと何が何だがわからないんだけど、

個別にレポートを作成した上で、

ちゃんと時間をかけて解説してくれるので、

きちんと理解できました。


特に興味深かったのは、

「学びの特性」と「優位感覚」。

 

「学びの特性」は、5つのカテゴリーがあって、

合計80点で点数が配分される。

 

発明型(いわゆるゼロイチタイプ)

思索創造型(沈思黙考タイプ、孤高の芸術家肌)

関係影響型(人間関係重視タイプ)

表現実行型(考えるより行動派)

組織的遂行型(組織的なものを好む人)

「あなたはこれです」って1つを提示されるのではなく、

自分の中に、どれがどのくらいの割合で入っているのかっていう見せ方が好み。

「私ってこういう人間」というふうに決めつけて終わるのではなく、

結果をもとに、どういう学び方をすると楽しく効率的に身につけられるのかを考えるための資料。

 

「優位感覚」は、大きく「聴覚型」「視覚型」「触覚運動感覚型」の3つあって、それぞれさらに細分化されてる。

全8タイプ。

 

聴覚型

――聴覚型(聞く)

――発話型(話す)

視覚型

――ピクチャー型(図や動画を見る)

――活字型(文字を読む)

触覚運動感覚型

――触覚型(手を使う・触る)

――記述型(文字を書く)

――スケッチ型(図や絵を描く)

――全身型(全身を使う)

本来は、小中高のお子さんと親御さんに受けてもらって

よりよい学習環境を整えていくためのツールのようです。

 

うちは娘2人は、もう成人しちゃってるけど、

今までの振り返りも兼ねて、親子で診断してもらいました。

 

 

  学びの特質

で。

「学びの特質」で親子3人の明らかな共通点発見!

「組織的遂行型」の点数がめっぽう低いびっくり

 

母: 0

子A: 5

子B:-2

 

いやいや。マイナスって!!!

マイナスってあるんですか?

って思わず聞いちゃったよ笑い泣き

 

どおりで我が家は、いっつもばらんばらんのカオス状態だったはずです。納得。

社会性皆無親子。

社会との距離感で一番苦しんでいた子Aがいちばん点数が高かったというのもびっくり。

そうか、少し社会性があるからこそ、苦しかったんだね。

 

私も、5年前に受けてたら、多分20~30点はあったんじゃないかな。

「ねばらない」で生きてたからね。

だから、「とうとう0点まできたか。少しずつMUST思考を手放せてるんだな。」って、むしろうれしかった。

 

5つの特性のうち、「発明型」と「思索創造型」はどちらも頭の中で考えるという点で連動しているから、合算で考えるらしいんだけど、私、なんと合計で60点近かった。

で、「表現実行型」がたったの3点。

 

えーーー、だめじゃん!

考えてばっかで何も行動できないヤツ!!!

わかってたけど!!!!!!!

 

でも、客観的な数値として提示されると、

冷静に「なるほどね」って思える。

現状がわかれば、あとは、単に選択の問題じゃないですか。

この数値差でもあえて「表現実行」の部分を伸ばす努力をするのか、

あるいはもう諦めて「表現実行」が強い人とチームを組むのか。

 

まだ10代なら、少し補強したほうが将来楽かな、とか

もうン十歳だから、得意なところを出していこう、とか

考え方はいろいろ。

 

いい悪いじゃないのよ。

足りないものを努力して伸ばしたからって、

幸せになるとも限らない。

でも、幸せになるかもしれない。

 

すべて選択。

後悔しないためには、

こうやって、情報を得て、考えて、自分で選択する。

自己責任なら結果を受け止めやすいし、

受け止められれば、また次の手を考えられる。

これが私の考える国語力なんだよね。

 

で、私はどうしようか。

ということで、

現在、国語力をフル回転させて熟考中です😊

(はよ、決めて行動せい!)

 

  優位感覚

せっかくだから「優位感覚」についても

書いておきます。

全8タイプ中上位3タイプを教えてもらえるんだけど、

自分の結果を見て、

「ああ、やっぱりな」と思ったのが

「活字型」が入ってなかったこと。

 

この仕事してますが、

実は文字を読むのが苦手。

とにかく遅い。

打ち合わせとかで、突然資料を渡されて

「ちょっと今、目を通してもらえますか?」

って言われるのがもう拷問。

しかも国語のプロなわけだから、

もうハードル上がりまくりだからね。

「平澤さんなら、ささっと読めますよね」的な。

 

確かに理解はできるのよ、でも「おそろしく遅い」の!

 

なので、この結果にちょっとホッとした。

もう仕方ないや、と思うしかない。

 

「優位性がない」っていうだけのことで、

「できない」わけではない。

いや、むしろ苦手だから、じっくり読むしかなくて、

だから、今、この仕事ができてるわけなんだよな、と思うと

もう、「逆天職」だよね、これ。

 

で、インプットとしての「活字型」は入ってないのに、

アウトプットの「記述型」は入ってるの。

笑える。

だから、やっぱり執筆業は天職なんだろうね。

 

 

で、おもしろかったのは、

物心ついたときから本の虫だった娘も

「活字型じゃなかった」ってこと。

 

これはびっくり。

あー、やっぱり外れることもあるんだ、と思ってたんだけど、

ふと気づいた。

そういえば、この娘。

物語は、アホみたいに読むけど、

論説文的なものとか、実用書とかは一切読まないな、と。

 

そう。

彼女の場合、あまりに「思索創造型」の気質がすごすぎて、

「活字の不得意さ」を軽く凌駕しちゃってた、ってこと。

私の解釈では、

物語の世界が大好きな彼女の場合、

その世界に没入してるから、

文字を追うっていうより、

文字に先走るようにイメージが膨らんでいるってことなんだと思う。

自分の中で膨らむイメージを推進力にして読んでる。

そう考えると、読むのがやけに速いのも納得できる。

で。

だから。

好きなもの以外は読む気が起きない。

おそらく、読んでも頭に入ってこないんだと思う。

 

なるほど。

そうすると、

私が想像力豊かな小学生までは本が大好きだったことも、

絵本や児童書なら、今も楽しく読めることも、

なんか説明がつく感じがするな。

 

ふむ。おもしろい。

 

私もビジネス書や実用書はめちゃくちゃ苦手で、

頭に入ってこないんだけど、

やっぱり「学ばなきゃ」とは思うわけで、

そういうときは本じゃなくて、

優位性を活かしたツールを使えばいいってことね。

書籍に関わる仕事をしていてどうなの?

って思わなくもないけど笑い泣き

 

で。

スポーツが得意で

3人のうち、最も活字と縁遠いほうの娘に

「活字型」が入っていたという皮肉。

 

ま、人生なんてそんなもんなんでしょう。

お後がよろしいようでてへぺろグッド!