久しぶりの下北沢 | もとろーむの徒然歳時記

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山が好き、花が好き、クラッシック音楽や絵画、演劇に歴史好き…気ままに書かせて頂いています。

 

久しぶりの下北沢。

 

この街にくると、芝居好きの虫が騒ぎ始めます。

 

学生の頃は色々な大学の学園祭などで、

 

演劇部の公演をよく観てまわりました。

 

社会人になった頃には、

 

下北沢では、ザ・スズナリや本多劇場、駅前劇場など

 

本格的に演劇が見られる劇場が開業し始めました。

 

現在の下北沢は本多劇場、ザ・スズナリ、駅前劇場、OFF・OFFシアター、

 

「劇」小劇場、小劇場楽園、シアター711、

 

小劇場B1、新宿シアタートップス等

 

沢山の劇場がひしめきあっていて

 

演劇ファンにとっては聖地化しています。

 

 

社会人になってからも、

 

生でみられる演劇は大好きでした。

 

文芸座、俳優座、文化座、劇団青年座等々から、

 

久本雅美さん、柴田理恵さんのWAHAHA本舗まで

 

色々な演劇を観てきました。

 

その中でもここ三十年以上、ずっと公演を観ている劇団、

 

加藤健一事務所があります。

 

今日は加藤健一事務所Vol.116創立40周年の記念公演で

 

ニール・サイモン作「サンシャイン・ボーイズ」です。

 

再演なのですが、

 

コロナで講演が中止になったりしていたので、久しぶりの観劇となります。

 

14時から開演なので少し早目に行き、下北の街を歩きました。

 

飲食店や衣料・雑貨屋さんが並ぶ街並みは、

 

今でも学生の街の雰囲気を味わえます。

 

今回の公演のメインキャストは加藤健一さんと佐藤B作さんです。

 

毎回購入する600円のパンフレットの数も、もう数知れません。

 

そのパンフレットからストーリーを少し。

 

 

ニューヨークの古びたホテルの一室で、

 

悲惨な生活をおくるひとりの男、ウィリー・クラーク(加藤健一)。

 

元はヴォードヴィルの大スターコンビであったウイリーは、

 

ひとりとなった今でも役者として自分は終わっていないと必死にもがくものの、

 

その気持ちとは裏腹に、

 

なにもかもが上手くいかず仕事にありつけない。

 

ある日、テレビ局の副社長が頭を下げてお願いするほどの大仕事を、

 

ウィリーの甥であり

 

マネージャーのベン・シルバーマン(加藤義宗)が持ってくる。

 

ウィリーは当然引き受けると思いきや、

 

出演の条件は相棒アル・ルイス(佐藤B作)との

 

”サンシャイン・ボーイズ”による往年の名作コントだと聞いて

 

出演拒否の一点張り!

 

喜劇の黄金時代が生んだ史上最高のコンビ

 

とまで言われたルイス&クラーク、

 

11年ぶりの名コンビ復活となるのか

 

ラストショーの最後に待ち受ける二人の運命は…?

 

観終わって、ほのぼのとした感情につつまれました。

 

今回は再演の千秋楽だったのですが、

 

何回観てもいいかなそんな感じでした。

 

今回も友人夫婦お二人と私ら4人で行きました。

 

そして夜はお酒を飲みながらの演劇談議、

 

この時間がたまらく好きで、

 

これがないと演劇を観た気がしません。

 

次回は5月。

 

カルロ・ゴルドーニ作の”二人の主人を一度に持つと”です。

 

楽しみにしています。