絆ぐ | 〜黒豹日記〜室蘭工業大学アメフト部

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室蘭工業大学アメリカンフットボール部 ブログ
BLACK PANTHERS
コメントなどよろしくお願いします。

皆様こんにちは
元主将の北村朋也です。



引退ブログということで4年生を代表して私がブログを書きました。ぜひ最後まで読んでいただけると幸いです。



さて、10/29(日)に釧路公立大学戦が終了し秋季リーグ戦の全ての試合が終了しました。


結果は35-0で負けとなりました。

オフェンスで攻めきれず、ミスが重なり、良い展開に持っていくことができませんでした。失点に繋がる個人的なミスもあり、最後の試合は個人的に大きく悔いが残る試合となってしまいました。



しかし、最終戦はそれまでの試合の経験を活かし、全員で戦えた試合だと感じました。





⬆釧路戦での写真




この試合の終了と同時に4年生は引退となります。



試合が終わった瞬間は、負けた悔しさや1年生からアメフトをやってきた思い出など、色々なことが頭の中を巡りました。それもあってよく分からない感情になり、引退したんだという実感が湧きませんでした😅‪‪



アメフト部に入部したときから引退の日まで、色々なことがありました。



2020年、1年生の頃は新型コロナウィルスにより大学の授業はほぼ全てオンライン授業で、部活やサークル活動も制限されており、私がアメフト部を知ったのは入学してから3ヶ月ほどが過ぎた夏頃でした。外出自粛による運動不足や新しいスポーツをやってみたい気持ちからSNSで室工の部活を調べていたところ、アメフト部がインスタライブをやっているという情報を見つけました。そこで初めて先輩と話し、ご飯にも連れて行ってもらいました。先輩方はとても優しく親しく接してくれました。その後、活動が再開し、初めての練習で入部を決めました。アメフトはまだよく分からなかったですが、先輩方が親しくしてくださったのが1番の入部理由です。


1年目は大学側からの許可が降りず、公式戦に出ることはありませんでした。OBさんたちの協力の元、OB戦を行いましたがアメフトの練習を始めて1ヶ月ほどでの試合でしたので、ルールもよくわからず出ていたのを今でも覚えています🤣

⬆初めての試合




コロナ禍でも先輩方は一生懸命に勧誘活動をしていました。その甲斐あって、私の同期は少しずつ増えていきました。同期が増えるのは凄く嬉しかったですね。入部した最初のころは自分1人だったのもあり、余計に嬉しかったのだと思います。入部して最後まで一緒に活動してくれた同期には本当に感謝しています。ありがとう。


2年生になり、同期とは別に後輩も現れます。自分が先輩になるということでした。アメフトの経験も浅く、すぐに先輩になるというのはとても不安でしたが、入部してくれた後輩たちも私に親しく接してくれて不安は吹き飛びました。先輩というよりも、アメフトに関してはほぼ同期くらいの感覚で一緒に強くなっていこうと思えました。そんな1つ下の後輩たちには試合でのプレーや、部活の運営でとても助けられました。君たちのおかげで私は前を向き、自信を持って主将をすることができました。ありがとう。



⬆みんなデカい、3年生



2年生の夏頃、練習中に大きな怪我をしてしまったことや、蔓延防止措置によって部活やサークル活動が禁止となっていたこともあり、アメフトを続けるモチベーションを保つのが難しい時期でした。せっかく同期や後輩が入部してくれて、練習を積んで強くなって、これから試合が始まるというときだったのに…。辞めるという選択をしなかったのは、お世話になった先輩、支えてくれた同期・後輩のおかげだと思っています。



コロナ禍による練習不足などが続き、2021年度は1部リーグ最下位、そして入れ替え戦は敗退となりました。怪我のせいでまともに試合に出れず、力になることができなくて先輩や後輩たちにはとても迷惑をかけました。当時は、悔しい気持ちで胸がいっぱいでした。



入れ替え戦が終了と同時に代替えとなりました。
代を引き継ぎ、主将となったのは自分でした。本来ひとつ上の代が引き継ぐはずだったのですが、私のひとつ上にはプレイヤーがいませんでした。本来より1年早い主将就任、コロナ禍での練習不足や怪我による試合経験不足、そんな自分にみんな着いてきてくれるのかとても不安でした。


主将になったからには自信を持ってやりたいことをやろうと思っていました。勧誘活動の強化、練習内容の見直し、新戦術の考案、全て強くなるために必要なことだと自信を持って取り組みました。「自信を持って」と言ってますが、やはり始めは不安が付き物でした。本当に自信を持てたのは、全て意味ある必要なことだと思い続けてしばらく経ってからかもしれません。自信を持とうと思えたのは支えてくれた同期や後輩のおかげです。




2022年度春は勧誘からスタートしましたが、勧誘活動が始まって半分も過ぎない頃に部内でコロナによるクラスターが発生してしまいました。もちろん活動は中止、自宅療養明けもしばらくは活動ができませんでした。新入部員の確保の時期、そんな大切なときに活動ができなくなってしまい絶望していました。しかし、新しく取り入れた新歓グループLINEのおかげで活動禁止期間も新入生と繋がりを保つことができており、そのおかげで活動再開後に入部者が続々と現れました。



新入部員と共にようやく始まった新チーム。勧誘でのクラスター以降はコロナの影響を受けず、無事に練習を行い試合に出ることもできました。2部リーグでの試合を経て、昇格をかけた入れ替え戦の時が来ました。同期がいない中最後まで私たちを支えてくださった、当時4年生MG酒元に再びリーグ昇格を贈ることを原動力に戦いました。そして無事に勝利し、1部リーグ昇格となりました。降格から1年経ち、悔しい想いを背負いスタートした自分の代でまずはリーグ昇格が出来た事が何よりも嬉しかったです。入れ替え戦に勝利出来たのは、クラスターで勧誘活動が上手くいかない中でも入部してくれた当時の1年生たち(現2年生)のおかげです。一緒に戦ってくれてありがとう。


⬆成長したね、2年生




2023年、昨年からやってきたことをやれば失敗することはない、そんな自信がありました。勧誘に力をいれ、練習も見直してリーグ昇格、昨年は成功体験が多かったので余計に自信を持っていました。勧誘に関しては大成功! たくさんの1年生が入部してくれました。経験の浅かった私たちからしたら、こんなに嬉しいことはありません。



新入部員と共に帯畜交流戦や春季オープン戦、OB戦など共に成長していきました。しかし、さすが1部リーグと言うべきでしょうか。どのチームも強く、室工アメフトと他の1部リーグの大学では大きな壁があると感じました。後輩たちは1部リーグでの経験を来年に活かして欲しいなと思います。今年1部リーグで部員不足などもなく最後まで戦い切ることができたのは入部してくれた1年生のおかげです。ポテンシャルも高く、試合ではたくさん助けられました。ありがとう。

⬆大活躍、1年生




最終戦が終わったあと、監督や先輩方が口を揃えて私に言ってくれました「今のチームがあるのはきたとものおかげ、ありがとう」と。 この言葉を聞いて、本当に最後までやって良かったなと思えました。コロナで活動が思うように出来ない中、先輩たちが部活を残してくれました。先輩が残してくれた部活を繋いでいくのは自分だと思い、最後まで使命感を持っていました。私を部活に迎え入れてくれて、部活を残してくれて、支えてくれて、こちらこそありがとうございました。最後の日まで、繋ぐことができました。



最後になります。



後輩たちへ
最後まで着いてきてくれてありがとう。
頼りないところもたくさんあったと思うけど、みんなが支えてくれたおかげで最後まで主将として自信を持てました☺️
来年も1部リーグでの戦いだけど、今年よりも強いチームになってもっと勝てると信じてます。
次は君たちが繋いでいってください🤝🏻






大切な同期へ
なべりく、けいちゃん、どしし、ゆきみん。
みんなのおかげで俺は大きく成長できました。
何をすべきか道を示してくれたり、ひたむきに頑張ることを教えてもらったり、失敗なんて関係なく人は変われるんだということを学んだり、認め合うことの大切さを知れたり、1人の人間としてとても大きな成長をさせてもらいました。
一緒に遊んだり、ご飯に行ったり、アメフトしたり、全てが大切な思い出です。
最後まで一緒にいてくれてありがとう。



長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださりありがとうございます。これにて本当に引退となります。関わってくださった沢山の方々、本当にありがとうございました。




これからも室工アメフト部BLACK PANTHERSをどうぞよろしくお願いいたします。



4年生 元主将 北村朋也