一色洋平×小沢道成
一色洋平×小沢道成
9月7日(日)
劇団ショウダウン「マナナン・マクリルの羅針盤」in東京
とにかくナツメ脚本の真骨頂を!
林遊眠さんが一人で2時間10分やり切るのだから!
それがこれだけの熱を生むのだ。
観終わった後の充足感はやばい。
セリフが、間が、途切れると様々なご意見、 それらを聞いた上で尚、 僕の心をここまで揺らすのは何故か?
ラストシーン、自然に鼻をすすりあげる僕はとても幸せだった!!
この作品には両極のお客様がいる。
受け入れられる方と、
受け入れられない方。
とてもシンプルなものだ。
その理由もまっとうな理由。
しかしそれを受け入れられる方の理由もわかる。
それぞれの持つ機軸が生み出す溝だ。
両社が交わることがないかもしれないが、
僕は受入れられる方を探す旅に出る方の船に乗ったのだ。
だから、
僕は満足している。
大阪、東京公演とにかかわれて僕は幸せだった。
セリフが膨大過ぎてもっとセリフを削ったらとか、
何度も詰まっているのが・・・・とか、
役者に疲れが溜まっている・・・とか、
色んな方にそういわれた。
乱暴な言い方で悪いが、そんな事ではないのだと断ずる。
私的な思いで恐縮だが・・・
この作品は女優の一人芝居トライアスロンである。
いや言い換えるなら24時間TVのマラソンランナーなのである。
萩本欣一さんが老体にムチ打ってボロボロで顔も蒼白になりながらゴールにたどりつくことに壮大な感動を生むのである。
このショウダウンの一人芝居は、それなのである。
林遊眠さんが走り続け、
ゴールテープを切るのを僕らは手に取り見守る公道のオーディエンスでしかないのだ。
勿論、その作品をサポートするのはその道のプロばかりである。
音楽、音響、照明、舞台セット、スタッフ、応援者、お客様。
このスタッフはその「林遊眠」の走り切る姿に、
志を同じにして並走するランナーなのである。
だからこんなに評価が分かれるのかもしれない。
だが、
こんなにスタッフに愛される作品はなかなかにない。
一緒に走れた事を心の底から嬉しく思います!
また走りましょう!
ネタバレありです。
未見の方はご注意くださいませ。
そうして始まった作品は今年1月の学内公演では観られなかった世界。
ぶっ飛んでいて、それでいてキュート。
作、演出が変わったのだろうが、
セリフの詰め方も素晴らしくよくなっている。(勿論、まだ上はあるが)
また印象的なヒーロー物をおちょくるように、
エッセンスとして使いきっているのもいい。
演技に熱があるだけに勿体ない。
感情表現など自在なればこそ、
そこは一歩置いてから題材を選んで行ってほしい。
ネタバレありです。
ネタバレありです。
未見の方はご注意くださいませ。
【9/1 13:00-D】
[京都/木屋町四条上ル]元・立誠小学校 音楽室
「京都学生演劇祭2014」
[参加団体]Dブロック
劇団立命芸術劇場、コントユニット左京区ダバダバ、ルサンチカ
Dブロック
劇団立命芸術劇場
厳しく言うと演劇の必要性がない【映画】のような作品だった。
いつも同じ場所ですれ違う、モデルとキャバ嬢との柔らかな友情を描いている。
が、全体的に同じ場所での繰り返しなので、お客様は直ぐに飽きてしまう。
発展性が見えなく、ただ流れるままにという印象。
映像なら!
というシーンが随所に見られるが、それも音楽も含め機能していない。
演劇で勝負をかけたいなら、もっと他の芝居を観るべきであると感じた。(エラそうに、すみません)
コントユニット左京区ダバダバ
ここは自分達の武器を十二分に理解して戦いに挑んでいる。
ゴリラ殺人事件というくだらないシュールな展開にしかならないはずの作品をよくもあそこまで昇華させたものだ。
モチーフになっているはずであろう【猿の惑星】もガッツリのオマージュではなく、それこそピンポンダッシュぐらいの軽さで描いているのもバカバカしい。
また劇中の合気道はガチにされている方らしいので、その意味でも武器を存分に使ったと思う。
とにかくチームワークでいうなら抜群によかった。
ルサンチカ
寺山修司の【星の王子さま】。
僕はこの作品を思う時、
今は亡きイスト壱番館にてされた【星の王子さま】を思い出す。
2008年03月 テラヤマ博08「星の王子さま」その時の主人公はあの突劇金魚の蔵本真見さんである。
ベストアクトであったので、比較はできないかもという僕の思いは微塵に打ち砕かれた。
近藤千紘さんという女優はかなりのマグマを有しておられ、それらの杞憂をあっさりとぶち破った。
またそれだけでなく、ここの役者さんは皆かなりのポテンシャルを持っている。
もれなく全員が上手いだけでなく、圧倒的世界観をこれでもかこれでもかと押し付ける。
この演劇祭の基本ルールを逸脱した作品は、幾多の減点対象となったらしい。
一例でいうなら規定時間オーバーである。
それらを差っ引いたとしても、
僕の気持ちを揺らしたのはこの作品に他ならない。
聞けばまた公演は3回目で、劇団としては既成の台本でしか芝居をしないという発想らしい。
台本に費やす時間が有るならその分、
読み込めている台本を演っている方が早いかららしい。
なんとも合理的であり、
なんとも不敵な考えである。
これからいかに暴れてくれるのか?期待したいところだ。
ネタバレありです。
未見の方はご注意くださいませ。
| 会場 | |
|---|---|
| 出演 | 木下咲希(劇団やりたかった団長)、新藤江里子(八幡山ほしがりシスターズ)、やまこしゆうき(劣等星人)、平間伸吾、桂川太郎(ピラミッヅ) |
| 脚本 | かぐやまふたみち |
| 演出 | YammerSunshine |
| 料金 | 3,000円 ~ 3,200円
【発売日】2014/08/01 前売り3,000円 当日3,200円 |
| サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
| タイムテーブル | 10月23日(木)19:00 24日(金)19:00 25日(土)14:00/19:00 26日(日)13:00/18:00 |
| 説明 | 「ハトのフンのなかのあの白いのはなんなんだ?」 「ハトフンのなかのあの白いのも、ハトのフンなんだよ」 劇団やりたかったが贈る、スタンディングオベーション手前、笑う半歩手前のもどかしいながらも劇団独自の笑いを追求する劇団創立から数えて記念の第四回公演! 「ハトのフンのなかのあの白いのもハトのフンなんだよ」 ご期待ください。 ※開演は開場の30分前です。 070-6632-4636 yaritakatta@willcom.com 日時と枚数をお知らせ下さい。 【演出YammerSunshineの稽古日誌】 7/30 台本を渡してからひとつきたった二回目の稽古。この一ヶ月はじっくり役者陣に本を読んでもらうためにあまりなにもしない。前回の稽古も作品の雰囲気を役者陣にわかって貰うだけにとどまっておく。さしてなにもしないがとても重要な期間。 そして今回の稽古。この作品はトーンが高ければ高いほどおもしろい作品になる。登場人物のキャラが濃いだけに役者陣にもそういった意味での役作りが必要とされる。ただ単にハイテンションで演じたのでは人物に嘘が生じて、観ているほうは笑うどころか辟易としてしまうことは確実だ。テンションは高いのだが真実味のある登場人物を必要とする。じっくり一ヶ月本を読んでもらっただけに役者陣の心の奥に人物が宿っているのがわかる。いい出だしだ。 8/6 劇団やりたかったの稽古は一週間に一回。これは本番までかわらないペース。その日にでてきた問題点、課題を役者陣が一週間かけて解決してくるかたち。まったくの役者さんに頼りきったやり方。デメリットもあるのだろうが役において何かを提案したとき、役者さんが余裕をもってゆっくりとその変化を時間をかけて自分の役に馴染ませたほうがいい結果を生むような気がする。そして今日、みんな一週間ちゃんと考えてきてくれたみたい。もちろんまだか細いところもあるし人によってペースも違う。あせりたくなるがあせらない。課題をもって稽古を終えることが肝心。 8/13 今日は作品のなかに入ってくる音を持っていきました。なんせ今回は曲にあわせてセリフをいうシーンが多いので早めの準備です。けどこの音響作業、遊び心が刺激されるのか団長と新藤江里子のふたりが舞台上である踊りを踊るシーンが浮かんくる。今日はそのごりおしで挿入した踊り(踊りといっていいのかわからない)を稽古しました。うん、ふたりともセンスあるっ。なかなかシュールでぷぷぷとなる女優陣の舞が披露できそうです。まだまだ稽古は必要だけどね。 8/20 問題が発生した。劇団やりたかった所属の宮本さんがでることができなくなったとの報告。お父さんが倒れたため演劇をも続けることができなくなったのだ。午前中はそのはなしを含め今後の善後策を話し合う。Show must go onまずは代役探し。残りの午後から夜にかけてはパフォーマンス的な稽古に全部をついやす。いつか集中的にやらなければならないと考えていたのでいい機会と考える。 8/27 この土日、宮本さんの代役候補の方々に団長とともに会いに行く。団長のどこにそんな知り合いがいたんだと驚く。みなさん甲乙つけがたく迷うが軽く本読みまで自然といってしまった平間伸吾さんという役者に決定する。時間を割いていただいた方どうもありがとうございました。 そして昨日、午前中はその平間さんの出る部分を重点的に本読み。けっこう読んできてくれたみたいで難なく進む。そして午後、いきなりの立ち稽古に本人は戸惑いを隠せないがこっちも作品のトーンや世界観を最初にわかってもらおうとする。そうでないと家に帰って想像力を働かせられないから。焦るようなことはしたくないけどなんせ時間がない。収穫は劣等星人のやまこしゆうきが着実に自分の役をものにしてきている。新藤は表面的なものに頼りすぎてる感はあるけど彼女の修正能力は前回で実証済みなので信じよう。そして団長はちょっとお疲れ気味。先週からいろいろあったからね。今日の稽古場が夕方までしかとれなかったことを幸いに思う。 |
| その他の注意事項など | |
| スタッフ | Kumico 金子賢太朗(演劇集団 演人の夜) 福澤利之(劇団 鳳翼天翔) |