ネタバレありです。
未見の方はご注意くださいませ。
【9/1 13:00-D】
[京都/木屋町四条上ル]元・立誠小学校 音楽室
「京都学生演劇祭2014」
[参加団体]Dブロック
劇団立命芸術劇場、コントユニット左京区ダバダバ、ルサンチカ
Dブロック
劇団立命芸術劇場
厳しく言うと演劇の必要性がない【映画】のような作品だった。
いつも同じ場所ですれ違う、モデルとキャバ嬢との柔らかな友情を描いている。
が、全体的に同じ場所での繰り返しなので、お客様は直ぐに飽きてしまう。
発展性が見えなく、ただ流れるままにという印象。
映像なら!
というシーンが随所に見られるが、それも音楽も含め機能していない。
演劇で勝負をかけたいなら、もっと他の芝居を観るべきであると感じた。(エラそうに、すみません)
コントユニット左京区ダバダバ
ここは自分達の武器を十二分に理解して戦いに挑んでいる。
ゴリラ殺人事件というくだらないシュールな展開にしかならないはずの作品をよくもあそこまで昇華させたものだ。
モチーフになっているはずであろう【猿の惑星】もガッツリのオマージュではなく、それこそピンポンダッシュぐらいの軽さで描いているのもバカバカしい。
また劇中の合気道はガチにされている方らしいので、その意味でも武器を存分に使ったと思う。
とにかくチームワークでいうなら抜群によかった。
ルサンチカ
寺山修司の【星の王子さま】。
僕はこの作品を思う時、
今は亡きイスト壱番館にてされた【星の王子さま】を思い出す。
2008年03月 テラヤマ博08「星の王子さま」その時の主人公はあの突劇金魚の蔵本真見さんである。
ベストアクトであったので、比較はできないかもという僕の思いは微塵に打ち砕かれた。
近藤千紘さんという女優はかなりのマグマを有しておられ、それらの杞憂をあっさりとぶち破った。
またそれだけでなく、ここの役者さんは皆かなりのポテンシャルを持っている。
もれなく全員が上手いだけでなく、圧倒的世界観をこれでもかこれでもかと押し付ける。
この演劇祭の基本ルールを逸脱した作品は、幾多の減点対象となったらしい。
一例でいうなら規定時間オーバーである。
それらを差っ引いたとしても、
僕の気持ちを揺らしたのはこの作品に他ならない。
聞けばまた公演は3回目で、劇団としては既成の台本でしか芝居をしないという発想らしい。
台本に費やす時間が有るならその分、
読み込めている台本を演っている方が早いかららしい。
なんとも合理的であり、
なんとも不敵な考えである。
これからいかに暴れてくれるのか?期待したいところだ。
