劇110 ポータブルシアターvol.2 【コペンハーゲン】 | 日々幸進(ひびこうしん)

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6月6日(日)

14;00


ポータブルシアターvol.2 【コペンハーゲン】



作:マイケルフレイン
翻訳:平川大作 演出:枡井智英

【出演】
三浦求 山本純子 枡井智英

元野雅美(ピアノ演奏)

【日程】
2010年
6/4(金) 19:00~
6/5(土) 14:00~ 19:00~
6/6(日) 14:00~

【会場】
大阪市立芸術創造館

【料金】
前売り 2000円 当日 2300円


【あらすじ】
第二次世界大戦のさなか、ドイツに世界中が天才と認める物理学者がいた。その名はハイゼンベルク。連合国はこの天才がヒトラーのために核兵器を開発するのではないかと恐れていた。そんな事になったら世界は終わってしまうと。そして連合国はなんとかしてドイツより先に核兵器を開発しなければと躍起になった。そしてついに完成させる。1945年アメリカは広島と長崎に原子爆弾を落とし戦争は終結へと向かった……。
だが蓋を開けてみると、ドイツは原子爆弾を作るレベルには達しておらず、エネルギー源としての原子炉の研究が行われているにすぎなかった。
ハイゼンベルクがいながらなぜ……??


【紹介】
そして1941年にハイゼンベルクはコペンハーゲンを訪問している。彼の先生である偉大な物理学者ボーアと話すためだった。立場的に敵同士になってしまったこの2人がこの時何を話したのかは今だに解き明かされない謎として現在に至っている。
この会談がまさに世界の命運を握っていた。もしドイツが先に完成させていたら、今とは全く違う世界があったかもしれないのだ。
ハイゼンベルクはなぜコペンハーゲンへやってきたのか、そしてボーアと何を話したのか、その謎に迫るマイケルフレインの問題作、関西初上陸!



【感想】

1部、1時間40分

休憩、10分

2部、1時間


約、3時間の3人芝居。

超大作である。

しかも化学的な専門用語、発見年代、などが何十にも交錯し、お客は軽い酩酊状態になること必至だ。

しかし発せられる一語一句が明確な上、発声までもが明瞭である故に、そうなるのは仕方がない。

いや、とにかく3時間。

凄いの一言だ。

3人芝居。

しかも囲み舞台。

流れるような話にはアドリブやギャグを挟みこむ余地など1ミリもない。

故に出来上がった脚本を覚える事のみが、完成度を高める要因になる。


これはとにかく、演者の類希なる緊張感の賜物であるとしかいいようがない。