7月4日(土)
應典院舞台芸術祭 space×drama2009参加作品
バグダッドカフェ 【ワタシ未試験】
http://www.gem.hi-ho.ne.jp/baghdadcafe/
シアトリカル應典院
14:00
【作、演出】
泉 寛介
【出演】
一瀬尚代
浅野アンリ/河口仁(シアターシンクタンク万化)/木下朋子(彗星マジック)/小永井コーキ(彗星マジック)/重田恵(コレクトエリット)/高島奈々(七色夢想)/高見祐太(劇団カオス)/ハシグチメグミ(鉄筋くらげ)/三田村啓示(空の驛舎)/森岩宏文/山﨑友里香(ドアーズ)
【あらすじ】
いろんな人がいるのである。離れていく人。寄り添い合う人。歯を食いしばって留まる人。
もう動かない人もいるのだ。
いろんな人が無作為に振り分けられた世界なのだ。
そんな中、今日、あなたと私は出会いました。
どうやら、これは、恋とか愛とか、って。
んなワケねーだろ。
まあ、そういったニュアンスのものなんスよ。
だから私はこの世の全てを削ぎ落とそうと思います。
【感想】
幻想絵画。
カラフルでロジックな衣装はそれだけで世界観を構築できる。
また印象的な大きなドアを舞台中央に鎮座させている。
とにかく最初からそのマジックにぐいぐいと引き寄せられる。
主人公がイマイチコ(一瀬尚代)である事は分るが、次から次に色んなエピソードを挟み込んでくる。
学校の先生に恋する友達に振り回される主人公。
女と話す事のないヲタ友達の一人に突然恋人が???
重病に犯される姉、「ごめんね」を連呼する母、イジメにあう妹。
酒屋の店員に恋するアラフォー女。
ゴミ屋敷の女。
映画「クローズ」世界の住人。
派遣OL、夜は水商売、しかも不倫。
などなど、
それらがゆっくりと進行してゆく過程をじっくりねっとり描く。
それが煌びやかな衣装をまといながら行なわれるので、それはあたかも異世界のサバトのよう。
そうした提示の仕方が妙にこなれている。
幻想的な舞台美術と、カラフルな衣装。
それだけでシャガールな印象。
あ・・・・そういえば、ユニット的な劇団であり、美術、衣装、という点でいうならばあの 【突劇金魚】 さんに酷似しているかも知れない。
いや、それであっても男性的な切り口は大胆で叙情的でもある。
また一人一人がとても魅力的なのだが、ここでもここでも僕の心臓をつかんで離さない役者さんがおられる。
【重田恵(コレクトエリット)】さんである。
衝撃的。
知っているつもりである。
今まで何度も重田さんの絶叫に近いものを肌で感じてきたのだから。
いや、それでもなおこの絶叫は凄い。
客席にまで迫り来る強烈なプレッシャーは、もし演劇初体験であるならトラウマになるかも知れない恐怖の再現である。
「いやだぁあああああああ!いやだ、いやだいやだ!いやだああああああ!」
今でも耳にこびりついている。
恐らくあの叫び声は一生取れない。
間違いない。
(途中です)